画像が多いので読み込みに時間がかかったらごめんなさい。

      土瓶もなんとかして作ってみよう! 
 
                 難しい!でも、やるしかない!        平成15年7月12日   


 湯呑みやカップなど何とか成形できるけど、ちょっと作るのをためらうのが土瓶や急須。陶芸祭りなどでは、相当高い値段がついていてちょっと買ってみようという雰囲気ではありません。しかも磁器でないものはすぐに割れそうだという心配もあります。そこで、「ええい、この際、作ってしまえば、割れても欠けても自業自得」という訳で、自力制作を目指しました。いろいろ課題はあるけれど、ま、考えれば何とかなるかと…甘い読みで始めたけれど…。  土はどんなのがいいかな?

 ある程度粘りがないと細かな成形はむずかしそう。でも、ちょっと地味な感じにしたかったので、多少ぱさつくけど唐津の粘土を使うことにしました。で、実際はちょっとやりにくかったかな?慣れればいい感じだと思うけど…。


  とりあえず輪積みで球体を作る−風船作りです

 形を考えて、粘土の積み方はちょっと慎重に。1段1段しっかりと接合して積んでいきます。底はしっかり押して厚めにしておきます。  これくらいになると、ちょっと苦しくなります。指が入るぎりぎりまでがんばって接合します、指が入らなくなると細いへらを中に入れて口をすぼめていきます。  最後は粘土の塊にどべを付けて埋め込み、完全な風船にします。表面の削りもしておきます。けっこうきれい?…。  しばらく乾かしてから、針でふたの部分を切り取ります。この時少しでも手元がぶれると、切り口が乱れて完全に失敗となります。おお〜っ、手が震える場面ですよ。本体の切り口は少し削ってきれいにすることで、蓋とぴったり合います。蓋も縁と内側をきれいにしておきます。本体の内側も汚いのできれいにすることと、厚すぎないようにするために削っておきます。

  部品を作る
   注ぎ口、内部のお茶の葉を漉す部分、蓋の持ち手などの部品を作ります。

 注ぎ口は先のほうに箸を差し込んだ状態で成形し、少し乾いたら中を削ります。粘土が柔らかい状態で最初から完全に成形しようとしても変形したり、ひびが入ったりと散々な目にあいます。注ぎ口は上向きではなく、少しでも下向きの方が、裏漏りがなくていいのですが、できませんでした。くにゃっと曲がってるのもなんかかっこ悪いし…(言い訳)
 次に面倒なのが、内側のお茶を漉す部分。穴はストローの口をすぼめて作ったポンスで開けました。初めは、丸く平たく伸ばした粘土に穴をあけ、半球状にしましたが、ひび割れがひどくて全然ダメ。半球状にしておいて穴を開けても今度は変形がひどくて、最後にはひび割れとなります。そこで、球体に貼り付けた状態で穴を開けることに…。身近にあった「ムヒS」のキャップの部分が丁度良い感じなので、それでやってみたらばっちりOKでした。
持ち手の部分も接着し、底もきれいにしました。蓋にはひも状の縁を接着し、蓋がずれないようにします。これでようやく成形は完了というところでしょうか…。
本体の注ぎ口とお茶漉しの取り付け部分を針で切り取り、先ずはお茶漉しの方から接着します。手が入りにくいのでなかなか難しい。でも、しっかり貼り付けよう。次に注ぎ口の部分を貼り付けてOK。注ぎ口はよ〜く全体を見て貼り付けないと斜めになったりして変になります。
(注意)注ぎ口は、土瓶にお湯をたっぷり入れた状態で丁度、溢れ出ない高さに設定することが肝心で〜す)

     成形はしたけど…。素焼きしてみて割れないといいですけど…、心配は尽きません。
     うまく素焼きできたら、次は絵付けですけど、どうしましょうか?