柄ごてを自作しよう!                    

                                              平成22年1月3日(日)

 

 久々に、陶芸で袋物の徳利などを作ってみようかなと思い立ちましたが、肝心の柄ごてが全く見当たりません(-_-;)。まあ、なくても出来ますけど、あれば薄作りができて、完成度もUPするということで、それならば自作してしまおうと…取り掛かりました。左は完成したもの。市販の柄ごてで満足できない部分を、自分なりに改良して作ってみました(角度や持ち手の部分で向きが分かるなど)。しかし、構造は細木をボンドで貼り合わせた寄木作りで、水分を含んだときに、どうなるかとても心配です。今後、実際に使ってみて、使い勝手も載せないといけませんね。一番左が大物用で、他は小物用。 中央の物の形が変なのは、底から立ち上がる部分を成形する専用の物という具合です。


 
1 材料と道具
・木材 ひのき細木材(ホームセンターで売っている棒状のもの) 
・速乾木工ボンド 
・小刀、ペーパー、のこぎりなど


 
2 接着と削り
丁度いいサイズの板があればいいのですが、なかったので細木をボンドで接着しました。実はこうすることで削る部分が少なくなり手間が結構省けます。 ボンドが乾いたら、小刀で削り出します。カッターでは力が入らず、きれいな仕事ができません。砥石を用意しておき、刃先は常に鋭くしておきます。 これは一番大きなこて先の部分。木材が大きくなれば、その分削りにも時間がかかります。少しずつゆっくりが基本です。 接着部分のボンドがはみ出ていると、ペーパーがけがうまくいきません。小刀でボンドの残りをきれいに削り取っておきましょう。


 3 磨き
接いだ部分の木目がきれいです。しっかりペーパーがけをしておきます。 円弧の特に外側の仕上げに注意します。自分の手の当て方や力の入れ方にあわせて曲線を決めます。

    制作を終えて

 形はきれいに出来たのですが、やはり使ってみないと良し悪しが分かりません。
接着部分がはがれたりするようだったら、寄木はやめて、1本から削り出していこうかと思います。

 さて今回は、こたつに入って、テレビを見ながらこつこつと削りました。
一気にやろうとするとめいるので、少しずつ細かく削っていくことにしました。
さすがに、陶芸はこたつに入ってではできませんが、小さめの物のこういう木工はできます。
お菓子用の楊枝やスプーン、フォークなども作ってみたくなりました。
テレビ見ながらなら、結構できそうな気がします。木工も楽しいです。