型作りは難しい?でもやってみると楽しい!

カップ・湯呑み型の制作

楕円長皿型の制作

画像が多いので読み込みに時間がかかったらごめんなさい。

平成15年5月31日〜

H15年 5月31日

 皿や湯呑みなど頑張ればそこそこ同じ物は作ることができるけど、ぴったり同じということは難しい。ぴったり同じだと5点セットとかの組み合わせができて、数人のお客様が来ても同じ器でおもてなしができます。また、皿などは積み重ねができて収納にも便利。そこで、ネコに続いて、石膏型で皿や湯呑み、カップなどを作ってみようという訳。型押しの外型の石膏型を作る訳で、片型なので制作は比較的簡単。でも、難しいのは、粘土を詰めていく段階で粘土の厚さをかなり意識しないといけないということ。型は簡単でもその分、後の仕上げが決め手になるというところです。

 雑貨屋さんではいい値段で売っている楕円長皿。ちょっとしゃれた感じで和にも洋にも合いますね。大体は黄色っぽいマット系の釉薬が掛かってますね。とりあえず型はこんな感じで制作。
木で枠を作り、塩ビの板に乗せます。板と塩ビの隙間はしっかりテープで埋めておきます。

 今回は片型だったので4個をいっぺんに作ってしまった。作業手順などあまり難しくはないけど、先ず原型を丁寧に作ることが大切ですね。形のアイデアは日ごろから考えておかないといけないかも〜。型で出来た作品は今後のお楽しみに〜。
石膏型で皿、湯呑み、カップを作ろう!
 粘土で原型を作ります。ネコの時と同様に基本はアンダーカットにならないように注意すること。しかも片型なので、角度をなるべく大きくする方が抜けやすくなります。自分の思うデザインと相談というところ。器を逆さまにした状態のものを作ります。ちなみに粘土の中身は詰まってます。外型だからです。
 足の部分はちょっとしゃれた感じの3点支持にしました。左右似てますが形は違います。
 丁度よい大きさの外枠に原型を置いて石膏を流し込みます。
20分ほどして、石膏が固まったら外枠を切り開いて型を取り出します。水が多いと固まりにくいし欠けやすくなりますので石膏は多目が無難のような…。
 でこぼこ感を生かした湯呑みの原型です。外型なので内側はでこぼこになりがち。ならばでこぼこで統一して味を出そうという訳です。
原型の粘土を抜くとこんな感じに!3点支持の足も奇麗にできてます。ちなみに原型の足の高さはそろえておくことが大切です。
石膏を流し込んだ状態。
固まってから裏返すとこんな感じに!
 型は剣先で面取り、ペーパーでアンダーカットの修正をしてきれいに洗うと、トップの写真のような感じに仕上がります。
手前:長皿 奥左と奥中央:カップ:右:湯呑み
 石膏型を作ると粘土に石膏が混じってしまいます。混じった粘土を集めて練り直して、手びねりでこんなミニカップを…。白い粒が点々と…。