土で作る楽しみのいろいろ      平成13年8月  
 
 酒の肴を手作り陶器で

 
 いらぼの釉薬は濃くかけるとどろっと流れて何だか変。そこでコンプレッサーでさっと掛けてこんな感じに。形はベニヤ板の型を作り、信楽粘土をぎゅうぎゅう押して平らにして同サイズでたくさん焼きました。縁の「そり」の加減が難しい。

”そり”を入れるのが難しいのです。 TOPにも載せました。いい感じです。
トップページに載せた白釉高台皿です。かわいくて、眺めながら酒もすすみます。

 野焼きに挑戦 適当に作ると、ひびはやっぱり入るなあ。でもいい。
  耐急熱急冷粘土で形を作ってから、完全に乾くまで乾燥させます。火は薪で焚きます。初め1時間ほどは火の周りに置き水分を飛ばします。その後少しずつ火の中に入れていきます。完全に火の中に入れるのは3〜4時間後でないとだめ。火が十分におきて、陶器の温度も上がってきたらどんどん燃やして火力を大きくしよう。焼きあがってくると陶器の色がオレンジや少し赤っぽくなります。このまま1時間ほど燃やし続けて後は自然に消えるのを待ちましょう。十分に火が消えたら取り出すと素焼きの完成です。右の土鈴も素朴な音がしてなかなかいい感じです。

 耳つきの花器などは 小物は簡単にささっと
このまま飾って置くだけで花を生けたことはない。手捻りで立ち上げてあとはざくざくと!耳を付けるとこんな感じに.。 荒っぽい作りが結構あとでいい感じになるんですよ。
花器は相当大きく作ったつもりでも焼くと締まってしまうので小ぶりになってしまう。
この他にもありますが、これが結構扱いやすい。
 余ったたたら粘土で香台を作ってみました。余った部分を生かして繋ぎ合わせたのが結構いい形になりました。
パッチワークは妻の妹の作品です。
少し小さくてわかり難いですが一番左が陶器のおろしがね(陶器でかねは変だが)あくまで飾りとして作ったもの。ぎざぎざの部分は釘の先で引っかきました。ちなみに一番右は唐辛子。鉢で作っておくと楽しみです。
平成14年10月25日
苔小鉢作りは簡単でしかもかわいい
 いやあ〜久しぶりです。陶芸のページUPするのは。今回のテーマは「苔小鉢」。苔盆栽ともいうのかな?信楽の粘土を適当に成型してこんな形にしました。実はこの「適当」…という所に自分なりには技があって、皿は粘土を引き裂く方法で作りました。何、「引き裂くだと〜」と疑問に思う方もいるでしょうが、たたらの端をつまんで本当に引き裂くのです。すると、端は引きちぎられてとがった感じになりますが、この自然な感じがいいのです。そして少し指でちょんちょんとたたいて、痛くなりそうな所だけなくしておきます。もちろん素焼きでの磨きは少し丁寧にしておきます。
 かわいく青、黄、緑のマークも入れました。ごてごてしないのが好きです。
 バザー販売用に6セット作りました。(鉢の成型、色絵付けは生徒がしました)さあ、バザーの人気をさらえるかな?苔は見本にのみ乗せて、あとはそのままのが売れるような気がしてきました。
平成15年3月14日
呉須と陶芸用チューブ絵の具の作品はこんな感じ!
 WEB上でかなり話題騒然となった呉須とチューブ絵の具の焼きあがり具合。これが最新作です。形は一応、丼ということで…(中途半端な大きさになってしまった)。葉っぱの輪郭は焼貫呉須、葉の内側は陶芸用絵の具です。呉須は綺麗に出ています。絵の具は薄めですが、まあまあです。緑がくすんでいます。少しでも色が混じると汚くなります。口辺にも呉須を付けましたが少しにじんでいます。にじまないといいのだけど…。
電気炉酸化焼成:1230度 信楽土
上部直径:13.5センチ 高さ:8センチ