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  平成15年7月の話題          



 7月12日(土) OSK公演、再び見られます!

 7月10日付けの福井新聞に、解散したOSK(日本歌劇団)のレビューショーの記事が載ってました。OSKは、福井では毎年、たけふ菊人形会場で公演を行ってきましたが、経営母体の近畿日本鉄道が経営難から支援打ち切りを表明し、今年5月に解散となり、もう完全に見れなくなると諦めていました。しかし、解散した元団員たちが「OSK存続の会」を立ち上げ、しかもたけふ菊人形実行委員会が、公演を決定しました。
 OSKサイドも武生での公演に期待しているようで、今年もあでやかで華麗なショーが見られることとなりました。観劇料は600円で、昨年より100円増し。でも、600円で見られるなんて安すぎますよね。決定をしたたけふ菊人形実行委員会には感謝、感謝。公演のテーマは「愛と旅立ち」とのこと。これで菊人形に足を運ぶ人も多いはずです。
☆2003 たけふ菊人形は10月3日から11月3日まで☆  

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たけふ菊人形(武生市HP)       今年も賑やかになりそうな予感が…
いやぁ〜よかったですね。公演にはいろいろ経費かかると思うけど、なんとか頑張って儲けてほしいですね!

 
  7月26日(土) エアコンを自力で移設。大変だけど安上がり…

 自力でエアコンの移設しました。親の家(もう両親ともなくなりました)のを外して持ってきて、自分ちの古いのを外して持ってきたのを付けるという、流れ的には大したことないことですが、何といってもエアコンはガスが命。これの扱いを誤るとガス再注入ということになります(フロンガスだからよけい大変)。決行には根性が要ります。
<仕組み>
 室外機の細い管から低温の液化ガスが室内機に送られ、室内機の風を冷却、温まったガスは室外機に送られ圧縮します。そこで熱が放出されます。これの繰り返し(のはず)。
<作業手順>
 配管の結合部の完全密着が決め手です。また、室外機での配管の取り外しは、先の仕組みの考えから先ず、細い方の管のバルブを閉め、1分ほど運転して、室内機のガスを全部室外機に送ってしまいます。そこで室外機の太い管のバルブを閉めてしまえば、ガスはほとんど漏らさずに室外機に閉じ込め、管を外すことができます。付けるときはこの逆ですが、管の中に空気が入ってしまっているので、運転したら太いガスのほうのバルブを少しだけ緩めて空気を出してしまわないといけません。ちなみにこの作業は初めてで、いろんな人に聞きまくって情報を集めて実行しました。中には管の扱いをまったく逆で考えていた人までいました。
  据付はまず室内機を支える金属板を壁に取り付けますが、水平をきちんととること、できれば微妙に排水パイプがわに少し下がっている方がいいと思います。エアコンが空気中の水蒸気を集めて水が出てくるのでそれを受け皿に集めて排水しているからです。そして壁の穴に排水パイプを通してみて、排水パイプが壁の外側に向かって傾斜していることが大切です。そうしないと室内機から水が溢れ出します。
<古い方はリサイクルへ>
 古いセットは自分で回収業者に持っていって引き取ってもらいました。郵便局でリサイクル料を払うと6枚綴りの用紙をくれるのでそれを持って指定業者にもっていきました。これでOKです。
<会計>
 電気店での見積もりは運送費も含めて5万円でした。これがただという訳ですから根性だした甲斐がありました。リサイクル料は3675円。メーカーによって多少金額が変わります。
<注意点>
 いくつか必ず守らないといけない注意点があります。要チェックですよ。(まあ、こんなことする人あんまりいないと思うけど…)
1 エアコンの規格をチェックしてください。200ボルトはあんまりないと思うけど、100ボルトのコンセントには100ボルトでないとだめです。コンセントの形状にも気を付けてください。200ボルトに100ボルト機器を差し込むと破壊すると思います。
2 室内機と室外機をつなぐ管の長さが、移設先での長さにが合うか調べます。長いのならOK。短い場合は室外機の足にブロックを積むなどの工夫が要ります。
3 管のボルトを緩めるときは力が要りますが、手荒なことをするとねじ山と接合部を傷つけてしまいガス漏れにつながります。ここが一番慎重にしないといけないところです。
4 手順、特に太い管と細い管を間違うと全然だめです。絶対に間違わないことです。
5 配水管の傾斜に気を付けてください。
6 外壁に配管する際、管を鋭角に曲げると損傷してガス漏れになりますから、曲げるときは1ヶ所に力が加わらないように少しずつ広い範囲で曲げていきます。
7 差込コンセントの形状の違いがある場合は、取り替えますが、本当は電気工事士の資格がないとだめです。
さあ、いかがでしたか?やってみます?条件がそろえば移設は自力でできますが、新設は管の口を加工しないといけないので、専用の工具が必要となります。
 

<室外機のバルブの様子>
 写真では左側の細い管が、室外機から室内機に冷却した液体を送る管。右側の太い管が室内機から戻ってきた暖かいガスの管。
バルブの先端には六角レンチの穴が開いていて、レンチで回すことで開閉ができるようになっている。左側にはレンチが差し込んである状態。レンチはホームセンターに売っている。九隆庵では自転車などの整備もするのでこういう道具はそこそこある。


<室外機の配線状態>
いたって簡単。ただし、元の状態を覚えておくために写真を撮ったり、そばに書いておくとよいでしょう。



<室内機の状態>
 右側に管が集まっている。水漏れを防ぐために穴より少し上に付けて傾斜を出すようにしている。これなら絶対に水漏れしない。配水管がガスの管と一緒になってバインドしてあるので、時には配水管がガス管の上に来てしまって傾斜が出せないことがあるので、バインドをねじって直すこともありうる。


  「う〜ん。まさか自力でするとは…」とは、聞いて回った先の人たちの談。理屈だけで実行したわけで、
   間違ってたら面倒なことになっていたでしょうね。ま、めでたし、めでたしということに…。