平成15年9月の話題

広島からのお客様

9月13日(土)

yorozu corner

まだまだいろいろ問題あるし、還元の問題が解決できてないけど…。とりあえず暫くは酸化焼成でということで…。
9月は仕事が忙しいのに、窯の導入もあって大変でしたが、これでまた楽しみが広がりました〜。
あっという間に終わった9月……。

 広島で素敵なサイト[BAR VANELLUS]を運営している管理人でご主人のニョルさんと奥様のニョラさんが九隆庵に来てくれました。いろいろなことに興味を持って生活を楽しんでいるニョルさんニョラさんですが、ご主人は最近、木工に興味を持ち始めている様子。ジャンボこたつ兼和卓や小物類を見てもらったり、HP制作の苦労話、お酒の話などいろいろお話することができました。仕事柄、森や木のことには詳しいご主人、今度は手作りにのめりこみそうですね。逆に九隆庵はお酒のことでいろいろ教えてもらうことが多くていつも勉強になります。ちなみに今回も厳選したお酒をいただきました。黒龍が好みの九隆庵ですがいろいろ教えていただいて美味しいお酒発掘の楽しみが増えてます。

<お酒の情報は?>
「酒有喜」山田錦純米吟醸        株式会社有木酒造場 広島県高田郡吉田町吉田1091の2
「天寶一」山田錦純吟袋吊り生原酒 清酒 株式会社天寶一 広島県深安郡神辺町川北660
「酒有喜」はかなり気に入りました。さけ〜っていう感じで重く主張してくれます。「天寶一」はすっきりドライ味で多少の苦味を感じ、料理の味を引き立たせてくれるような気がしました。

9月22日(月)

自宅窯設置しました

 なかなか思うように焼きが出来ない陶芸作品。技術は未熟でもやる気は満々。いろいろ試してみたいので、思い切って自宅窯(電気炉:200V:4.5KW/22.5A)を設置しました。導入に当たっての問題はいろいろありました。順に追っていくと……。

1.どんな窯にするか?
 
自宅の部屋に設置というとんでもない冒険ですが、できれば還元焼成もできたら…ということで、下方からカセットのガス炎を送り込んで還元ができるものを選びました。炉の内寸は38×38×38センチの比較的余裕のあるものにしました。でも、100Vでないし、高温に対する対応もどうだか?さらに還元では不完全燃焼による一酸化炭素中毒も心配…。と、まあ心配事は多々ありました。

2.電源はどうする?

 窯の会社と購入の打ち合わせをするのと同時に、200ボルトへの配線工事を電気工事店に依頼しました。200Vの機器を使ってなくても最近はおおよその家には単相200Vの線が来ています。配電盤および電柱からの取り込み線が3本になっていればOKです。問題は配電盤から窯までの配線です。この配線の手間が工事費に大きく響きます。九隆庵は簡単に外壁に沿わせました。家の裏側なので目に付かずOKでした。次に問題なのは契約アンペアのUPです。設置する窯が200V:22.5アンペアということは、これを100Vに換算すると45アンペアが必要となります。自宅の契約アンペアは50Aだったので、窯だけで45アンペア使うとなるとこれはもう相当無理。そこで80AにUPすることにしました。UPに伴い基本料金がわずかに上がります。

3.安全性は?
 窯の会社とは、何度もメールでやり取りをして確認しました。なに分、高温ですので床や外壁が熱くならないか心配でした。設置場所は部屋の中ですから…。窯の外側は約100度になるとのことで、100度ってどれくらい?っていう感じでした。お湯なら火傷ものですが、窯となるとどうだか…。石膏の耐火ボードなどを状況を見て設置して対応することにしました。どちらかというと床が一番心配でした。実際はほとんど熱くなりませんが、用心のため耐火ボードを敷いています。

4.運べるのか?
 実際の搬入の段取りは結構心配でした。窯の重量は130キログラム。トラックの車上渡しということで、荷台から何人で降ろせるかが心配。最終的にトラックからは運送業者が降ろし、部屋への搬入は自分でという形になりました。息子の友達も混ぜて大人4人で抱えようという計画にしました。実際の搬入では、運送業者の方二人が二人で持ち上げようとしたので、それは大変ということでみんなで持ち上げましたが、これがすごく楽々で、ささっと運んでしまいました。4人もいれば超〜楽です。