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      平成16年3月の話題      

 2月は忙しかった。別にどの月も忙しいけど、この2月は特に忙しくて身動きが取れなかった。そして3月に突入。3月も4月も忙しいんだよなあ。大体この時期の忙しさは毎年のことなので、もう諦めているけど…。という訳で、2月の情報もまとめて一気に3月号に載せました。

2月21日(土) ふきのとう探しに出ました。
  探しに行った先は、永平寺町の浄法寺というところ。九隆庵から九頭竜川沿いに、東に勝山の方に車を10分ほど走らせるとある村です。ふきのとうは九頭竜川の堤防にあるといいのだけど、堤防はきれいになりすぎていて、ふきのとうが出そうな場所はありません。仕方がないので浄法寺山の麓を探しました。
 まだ早いかな?と思いつつ探すと、…ありました。丁度いいくらいの大きさです。でも3個しかありませんでした。さらに進むと山肌には雪がまだたくさん残っているので、まあこんなもんだろうと諦めました。まだ少し時期的に早いので、探すのは一苦労です。
 
浄法寺周辺から見た九頭竜川。この頃中洲にはまだ雪が残ってました。
<ふきのとうの探し方>
 基本的に、ふきのとうは蕗の若芽ですから、蕗がある所を探せばいい訳ですが、誰よりも早く季節を感じたいというのであれば、雪を割ってでも探さないといけません。ということは、夏のうちに蕗が出ていた場所を覚えておくということですね。簡単そうですが、夏にはなあ〜んにも考えていないので見落としてしまうのです。まあ、多少遅くてもいいのなら、けっこうあちこちで伸びているのを採って来て料理をすればいいだけのことです。早く食しようとすると努力が必要というだけのことですが…。
☆あまり人が足を踏み入れない場所、除草剤などの薬とは絶対かかわりのない場所を選ぶのが原則です。
<ふきのとうのてんぷら>
 すぐに食べるとかなり苦いので、葉っぱを1まいずつていねいに剥いて、一晩水に浮かべて灰汁抜きをします。こうすると丁度よい苦さになります。あとは、からりとてんぷらにして、あっさり塩コショーで食べるともう最高です。ビールにも酒にも合います。
 今回のふきのとうもてんぷらにしました。最高でした。「たらの芽も欲しくなったね〜」は女将の言葉。でも「たらの芽」は5月に入った頃が時期。もう少しお預けです。

2月29日(日) お菓子のチェックしました。
<関西風と関東風>
桜餅には関西風と関東風があるようですが、福井では道明寺粉で作った餅で餡を包んだ「関西風」桜餅ばっかりです。関東風は白玉粉や小麦粉などで作った焼皮で餡を包んだもののようですが、食べたことがありません。
親玉菓舗 Tel:(0776)23-6353
福井市順化2丁目20−15
春の飾りつけがいっぱいのお店!
 この時期のお楽しみのお菓子と言えば、何と言っても「桜餅」と「うぐいす餅」。いつも買うのは「親玉」のもの。好みはいろいろだから何とも言えないけど、甘さも食感も上品なので、わざわざ買いに行きます。今回の味は、桜餅の葉っぱが少し塩気が強いため、はっきりとした味になってますが、それはそれで美味です。うぐいす餅は噛んだ時、外皮と餡が一体化するような感じでこれも美味しかった。ところで、長浜にも親玉という店があり、同じマークだった。つながりがあるのかな?
←桜餅の話題載ってます。

3月19日(金)こんなのもありました。
 コンビニで見つけた桜餅風蒸しパン。春の香りを蒸しパンでという趣向のもの。Pasco(敷島パン)製で 「もちっと」というネーミングになってます。桜の葉っぱごと食べられるというものですが、食べてみると葉っぱは乾燥気味でやや固めでした。でもパンの方は「ふむふむ桜餅風やな…」と思わせる香りと味でした。まあまあの出来でした。

3月21日(日)さらに、こんなのもありました。
 なんと、DONQのパン屋さんでこんなのも発見。DONQで作ってるなんて…。いまや桜餅ブームかも?で、早速購入。まず外見ですが、桜の葉っぱはほとんど乾燥してます。本来の桜餅のしっとり感は感じられません。大体焼きパンに桜餅って怪しい雰囲気。中はどうなっているのかさらに興味津々。切ってみると、「おお〜っ!!」何と桜餅がそのまま入ってました。これは期待感大ですが、果たして桜餅そのものが美味しいかどうか、そしてパンと合うのかどうかが問題です。小さく切って口に入れてみると、もうパンというよりほとんど桜餅!パン生地が意外としっとりと餡や道明寺餅に溶け込んでいきます。結構なお味でした。ただやっぱり葉っぱは乾燥しているので、溶け込んでいくのを邪魔してしまいますね。ここのあたりが課題でしょうか…。