アートな額を作ろう
       
       暇でないが作りました!                             
                         
                            

<H14 6月30日>
メタリックな感じでてるかなあ? ARTは先ず額から?って間違い?

実は○○総合文化祭とういのがあってそこで生徒の絵を展示することになりました。で、その文化祭で展示する絵は原則として額装(パネルもOKらしい)ということで九隆庵に額作りの話があったわけです。う〜ん。布額なんかはできたけどARTとなるとなかなかね…。担当の先生と相談して額は、@衝立のパネルに入る大きさ、A縦長にして3点を展示、B額の色は作品を引き立たせるために銀色にする、C少し立体的な展示にしたい…ということで早速ARTな額を作ってみようということになりました。自腹切っているから、展示後は自宅で使おうという下心もあり。困った下心だけどこういうのって制作意欲は沸きますね。うまくいかなかったらどうしようという心配も多少あったけど一応左のようになりました…。九隆庵は少しずつ製作過程を紹介していくのが主流だけど、慌てて作っちゃったので事後報告になりました。
材料は簡単
・厚さ2ミリの薄いベニヤ板…ホームセンターで売っているけど結構傷んでいるものが多いなあ。傷のないのを探しました。
・角材 外枠用…24ミリ角のえぞ松材。曲がりが少ないのでGOOD。
・角材 内窓用…21ミリ角のつが材。外枠より小さめのはこの手の材しかなかった。曲がりは多少あるが長さは必要ないのでOK。
・塗装材…ラッカースプレーの銀色。ラッカーは早く乾くのでOK。


作り方は簡単なんだけど…ARTでないと…。
ベニヤはカッターで切り抜く
 真っ直ぐにきれいに切るには添え木やものさしを当てて切ればOKなんだけど、そうしていてもずれたりします。かなり慎重にしないといけない。油断すると絶対ずれますね。  角材を切って並べるとこんな感じに。裏から見るとなんかイメージつかみ難いかな?この窓の所に絵を貼るのです。

ボンドで貼り付けて乾いたら磨きです
めくれは大敵。気を付けていてもめくれたりする。  窓の所は表のベニヤと角材のつなぎ目がはっきり出てしまうと面白くないなあ。何となくモノコックボディの感じを目指したいのです。そのためにかなりドレッサーで磨いたりペーパーで磨いたりしました。外枠も同様にかなり頑張りました。ベニヤは構造上、結構一番外側がめくれたりします。めくれて元に戻らないところはサンダーで磨き削り、隠してしまいます。全体にペーパーをかけたあと、古タオルで表面をきれいに拭き取ります。

塗装はシルバーで…
 スプレーはラッカーが便利。すぐ乾きます。先ず回りの角材からスプレーして、次第に中側へ!窓も先にスプレーしておきます。ベニヤ面も軽く一通りスプレーします。これを3回繰り返しました。ベニヤの細かなでこぼこは埋まりませんがこれはこれでいいでしょう。 いい感じ。
何とか課題は達成しました。とりあえず今度絵の作品をはめ込んでみていい感じかどうか見てみます。
ただし、絵の作品の作者は秘密ですけどね。どんな感じになるかお楽しみに。


<H14 7月19日>
絵をはめ込んでみました。こんな感じでOK?



ようやく裏に絵をセットしました。こんな感じです。絵の作品はARTな感じなのでこの銀色の額はまあまあかなというところ。額の後ろにパネルがくるのでもう少しはっきりとすると思います。そして今ではもう遅いのですが、もう少し縦長スリムにすればよかったかな?まあ、これでいいとしましょう。実はこの作品後ろ側を明るくするときらきら輝く感じがするのです。う〜ん。今後、額作りの際、照明などの工夫もあるかなというところです。
絵を生かすのは難しい。ちょっと苦手だけど勉強にはなるなあ…。
<H14 7月28日>
 福井県立美術館でこのARTが展示されました。額の製作者としては相当心配だったので見にいきました。何と、なが〜い展示場の突き当たりに展示してあって、つまり部屋に入ると正面に見えるという訳でなかなかいい感じ。  絵の作品の製作者そしてお家の方も喜んでくれそう?見学中、懐かしい方に出会いました。額のことを聞かれて、即「実は…」と製作の話。また作品がすごく抽象的だけど額でさらにいい感じだとほめてもらいました。何となくいい日になりました。絵手紙なんかはやったことあるけど、これを機会にひとつ額だけでなく本気に絵も描いてみようかなというまたまた自分を苦しめることを画策している「九隆庵」です。