銀粘土でアクセサリーを作ろう
         

     意外とできる!やってみよう!                  平成15年1月13日   

 銀粘土でのアクセサリー作りは、以前からやってみようと考えていましたが、なかなかできませんでした。BBSでの問い合わせがきっかけで、ついに重い腰をあげた訳だけど分からないことばかり。でも頑張ってやってみました。で、結構いい感じにできるので紹介します。参考になったらいいですけどね…。 とりあえず右のリングが完成品です。結構、光ってます。これならまあOKかな?というところです。
 道具・材料の用意
 銀粘土は三菱マテリアルのPMC−silver、スタンダードタイプの20g(2,800円)を購入しました。50gのも売ってました。そして金ブラシ、いぶし液(250円)も購入。さらに焼成用に金網の杓を一つ購入しました。たったこれだけです。とりあえずこれだけ揃えてスタートです。まあ何とかなるだろうという甘い読みですね。参考書は「おしゃれ工房2001年11月号」です。銀粘土デザイナー吉原秀和氏の解説に従いました。
2ミリは絶対必要

 早速粘土の成形です
<サイズ測定>・指に紙を巻いてサイズを測ります。そして油性マジックにこの紙をまいて丁度2ミリだけ円周を大きくなるようにします。油性マジックが丁度いい太さだったのです。家中探して丁度いいものを探すといいでしょう。サイズが合わなかったら紙を何重にも巻いて調節することも可能ですね。
<ひも作り>・銀粘土を中央が太くて端に行くにしたがって細くなるひも状にして、マジックに巻きつけます。ひもは押しながら成形するので伸びてしまいます。ということははじめに少し短めにしておくと丁度いい長さになるわけです。
<飾りつけ>ストローで穴を開けました。いい感じです。
<乾燥>ドライヤーの熱風で20分乾燥させました。完全に乾燥していないと変形・割れがおきるようです。

慎重に。失敗できない!
 時々ステンレスのボウルに乗せて、湯気が底に付くようだったらまだだめとのこと。ボウルは面倒なのでステンレスのコップの底を使いました。これでもバッチリ分かりましたよ。
乾燥終了です

 いよいよ焼成です…怖いなあ
 金網の杓に乗せてガスコンロの上に。すぐに銀粘土の粘土の成分が燃え出します。その後は徐々に火力をアップしていきます。大体5分ぐらいで右のような状態に持って行きました。その後5分ほどこのままで維持してこれでOK。少しオレンジかピンクっぽくなった状態で維持です。あまり温度をあげると今度は銀が溶けてしまうようです。火から下ろしたらドライヤーの冷風で徐々に冷まします。
 磨きで決まりです…これが結構難しい。
   金ブラシで磨くと銀色に変身。絶対感動します。一方向でなく満遍なく磨くときれいになります。
 「激落ち」とかのスポンジで磨くのもまあまあいい感じです。最後に、表面がつるつるの金属で表面を強く擦ると金属の光沢がでてきます。この磨きのへらも売ってはいます。(今度買おうかな?細かいところの磨きができないので…)


ようやく一応完成。細かい仕上げは後で…
参考にした本:「おしゃれ工房2001年11月号」銀粘土のアクセサリーp46
解説:吉原秀和
発行:日本放送出版協会 480円(税込み)  
 九隆庵おかみも満足の様子。でもちょっとごっつい感じで、男がはめてもいいくらい。今度はもう少し繊細な作品を作ろう!!粘土はもう1個できるくらいは残っています。さらにいぶし液も使ってみよう!

銀粘土は三菱マテリアルのほか、ARTCLAY WORLDの「アートクレイシルバー」というのもあります。