銀粘土のリング作り
                       
                                                               
       少し本気!やってみよう!                平成15年6月7日
                                             

 前回の銀粘土でのアクセサリー(リング)作りは、手順としてはほぼ大成功だったかな?でも、作品にはかなり不満いっぱい。ごつくてやぼったすぎた。これでは女性は喜ばない。そこで、今回はかなり本気で、ちょっと玄人っぽくやってみようという訳。どうしたらいい感じになるかということだけど、それはやはり完成度の高さに尽きますね。守るべきルールは大体次のようなものだと感じてます。
@丸いものは丸く、角を出すのなら角張って…中途半端は完成度の低下につながる。
A高価な銀粘土をふんだんに使うようでは素人の域。極力粘土を少なくした作品に仕上げる。
Bデザインはシンプルがベスト。飽きのこないものを…   というところかなあ。


 形作りは簡単なようで実は難しい
 銀粘土の節約も兼ねて、細く延ばしたあと、板などで少し潰してちょっと平らにしておきます。次に、つける指の太さの2ミリ増しの筒に巻きつけます(前回参照)。ここで巻いた両端をしっかりくっつけることがとっても大切。何だかくっついたような〜ってな感じではあとで剥がれてしまいます。合わせ目は少し余分目に粘土を残して切り取って、へらなどでこねこねして確実にくっつけます。くっつけたところが膨らんでかっこ悪いと思うけど、後で削ってしまうので心配無用というわけです。 <道具>左からやすり類が多く並んでます。丸めのやすりが絶対必要です。
上は指の太さの2ミリ増しの紙巻マジック リングはちょっと平らがいいかな? 巻きつけるとこんな感じ  ドライヤーで乾燥

 乾燥したら焼成、そして研磨です。
 焼成後の形はでこぼこしてます。ここから研磨して形を整えていきます。内側、外側、側面を少しずつリングを回しながら削ります。ああ、大変。でも、この作業は完成度が高まっていくのがよく分かるから、一気に進みます。
 へこみ、傷などが隠れるように面全体を削っていきます。奇麗な形になったら、金ブラシで磨き、さらに金属性のへらなどで磨き光沢を出します。どうかな?見た感じは結構いいのでは?表面には3個、へこみを付けましたが、これは磨きの途中で、ミニルーターのダイヤモンドヘッドで開けたもの。石に穴を開けるのと同じ要領ですね。


なんとか完成。ねらいは達成できたかな?
 本当にいい物を作るにはまだまだ修行が必要。でも、この程度でも「いいなあ〜」って言ってもらえるのでまあ…嬉しい。
次回はもう少し装飾に気を使ってみましょう。適当に期待していてください。