アクセの金具は「はんだ」で接着      

                                           平成18年2月4日                   


最近はビーズのお店に行くことが少なくなったかも…。ビーズの大きなチェーン店が福井市から撤退するなど、一時のビーズブームは収まってしまったかも…という感じです。でもたまに行くと、ビーズ以外のもので結構面白いものが置いてあったりして楽しめます。今回はビーズ売り場で仕入れてきたアクセサリーの部品を、「はんだ」でくっつけようという作戦です。もうこれはビーズでもなんでもなく、また時間を掛けて組み合わせていくというものでもなく、ただ単に部品をくっ付けてアクセサリー完成という超手抜き工作です。でも、これができなくて困っている人も多いかと思いUPすることにしました。


 左の写真は完成したもの。部品は写真で言うと、ターコイズが埋め込まれた四角い金属の部分(飾り)と、その後ろのイヤリングの部分のみ。このターコイズの飾りにはよくみると回りに小穴が四つ開いていて、どうもこの穴にぴったりとはまる部品があるらしいと想像されますが不明。しかも、これをイヤリングにして欲しいと女将が言い、差し出されたイヤリングの金具は台座の部分が丸いもので全く合わないもの。でも何とかするとなるともうこれは金属同士の接着しかありません。
これが金具。


金具を変形させて、四角の飾りにはめ込む

 丸いイヤリングの金具は先細のペンチで、両端を曲げて飾りの裏側にぴったり入るようにしました。少しずつ調整しながらサイズ合わせをします。丁度ぴったりはまって動かないと、あとではんだつけがしやすくなります。  はんだごて、ヤニ入りはんだ、細いやすりを用意。今時、はんだごてはホームセンターの電気工事関係の売り場に並んでいます。はんだは針金状の細いもの(径1mm程度)を使っています。やすりやペーパーははんだづけの面を磨くために絶対必要です。磨かないとうまくくっつきません。

はんだを溶かして広げていきます

 はんだごてを十分に熱くしてから、磨かれた接着部分に、このようによく溶かしながら広げて載せていきます。玉状に載せるのではなく、滲みわたったかのように広がっていないといけません。(熱いので注意)。よく冷ましてから、はみ出た部分は丁寧にやすりで削り落とします。  接着部分のはんだが十分に溶けて、金属と一体化しているのが分かるかと思います。
これで安上がりなアクセサリーがまた一つ増えたわけです(笑)。


 掃除機のコードの断線修理やコンセントの修理など、はんだごては結構役に立ってるけど…皆さんの家ではどうでしょうか?今回のようにアクセサリーの金属部分の接着にはまあ使えます。ただし、溶接とは違って接着物を溶かしてはいないので接着力は弱く、あくまでこういった小物に限られるでしょうね。だから、接着面の塗装物を剥がして、さらに細かなキズを付けることは、接着力を高めることにつながるわけです。