貝の穴開けは至難の業か? 
  平成13年12月28日 
 
    かなり手間だけど作る楽しみは十分あるよ!

根性あるのみ!頑張って!   夏にいっぱい拾っておいた貝。ビーズに使えばいい雰囲気。では少し穴でも開けてみようかと、やり始めたら実は相当大変。大したことないだろうと高をくくっていたのは大間違い。貝って何となく柔らかそうでまあ穴ぐらい開きそうでしょ。でも違う。ここではいろいろ試してみました。

どんな刃を使うかが問題だ!
 左の写真には2種類のドリル刃と砥石が写っています。手前から
@磁器タイル用 A鉄鋼ステンレス用 B木材石材超硬用軸付き砥石です。実際ドリル刃を使ってみて@もAも削り具合はよく似た感じだったが、安定感では@の磁器タイル用が上かなという感じ。
 実はもう少し簡単に穴が開くものと思っていましたが、実際はじっと我慢して少しずつほんの少しずつ削れていくのを待つということになりました。
穴を開けよう
 穴を開ける時の注意としては、
@あせらずじっくり気長にやること。
Aドリルを押しすぎると貝が割れてしまう。
Bペンチで強く挟み過ぎても貝が割れてしまう。
……こんなことに注意してやってみよう。
 さらに大切なのは、貫通したときに刃が穴にすっぽりはまり貝もろとも回ってしまって危ないということ。貫通しそうになったら、Bの砥石で穴を大きくしていくようにするとよい。
    こうやっていて幾つも割ってしまった。 円錐砥石は絶対お勧めです。
よもやま話   小さな桜貝などかわいいのがいっぱいあるが、強度は全然ない。拾うのは楽しいが使い方は難しいな。それにしても、最初から穴が開いている貝もあるぞ。これはどういう訳?誰が(何が)こんなにきれいに穴を開けるのだろう?ヒトデ?自然に? ?????
  
   

   平成17年5月23日(月)
  穴開き貝の真相は?
 
 穴が開いている貝のことですが、上に載せた「よもやま話」がもとで、その後何通かメールを頂きました。貝はツメタ貝という貝によって捕食されたものであるというお話でした。昔はそれほどでもなかったようですが、近年、このツメタ貝が増えて漁業に被害が出ているようです。このツメタ貝の仲間で外来種の「サキグロタマツメタ貝」がアサリを食い荒らすようで、宮城県の松島湾周辺では、アサリの稚貝が食べ尽くされて壊滅状態になり、沿岸の潮干狩り場がオープンできない事態に陥ったとの記事もあります。原因は、アサリの稚貝を外国から輸入していたために、稚貝に紛れ込んで日本に来たものと思われます。対策としては 国内で純粋にアサリを養殖すること、ツメタ貝が嫌う環境について調べることが大事かなと思いますが、いかがでしょうか…。
 潮干狩りのための写真付きガイドのHP↓  九隆庵は日本海側なので潮干狩りをしたことがない!一度はやってみたいが…。
  
     木更津〜潮干狩り・あさり漁の外道(H17.6.11)
     http://www.kinnori.com/agedou.html