平成28年(2016)2月5日(金)
1 大根の採り残しが畑にあり
種蒔きの日にちをずらして3段階に分けて収獲時期をずらしていますが、第1回目の種蒔き大根は多かったため、収獲残りが出ています。さらにこの冬は比較的暖かい日が多かったため、大根の成長が速く巨大化しました。当然すが入って食べにくくなってしまったのですが、何とか利用できないかと思い、切り干し大根への転用を考えました。ただ、干す器具がないので、何とか安上がりで清潔なものができないかと考えました。
2 身近にあるもので簡単に作ろう
先ずは干す器具の網の部分をどうするかが大問題。ホームセンターで金属製の網を探すと結構高い値段でした。網の部分は使用の度に洗いたいし錆びるのも嫌。何かいいものはないかと100円ショップへ。大物洗いのネットを見付けて購入。サイズは60p四方のものがあり丁度良い感じ。このネットに合わせて木材を調達して加工し組み合わせました。
4.5×1.4の木材に1.8角の細木木材を用意。ネットの部分は100円ショップのもので60p×60p。鋸、ノミ、ドリルなど用意。
大根を包んで干す重要な役割を果たすものが、実は洗濯ネット。ネットに入れることで、鳥につつかれたり、風で飛ぶことが抑えられます。
ネットを底で支える細木の部分の細工。クロスで組むために、合わせの削りが必要になります。正確に細工します。
きちんと測ってきちんと作ればぴったり合います。ただ、木は乾燥によって微妙に歪んでいるので、うまく組み合わせて歪みが出ないようにします。
3 不具合を発見〜でも大丈夫
ネットを乗せるとネットの端は支えがなくて垂れてしまいます。そこで端に輪ねじを埋め込み、ネットを紐で引っ張るようにしました。実はこれがとてもいい結果となりました。
長さ60p以上の巨大大根の皮を剥き、輪切りに。そして細く切りました。かなりの量になりました。
切ったものをネットに入れるとこのような状態に。重なりの部分が多いので、乾燥が進むか心配ですが、とにかく頑張ってみます。
4 乾燥完了 調理もしました(3月14日)
天気は急変するので、なかなか外干しができませんでしたが、何とか干せたようです。予想より良い出来です。黴なかったのが何より嬉しい。袋に詰めて冷蔵庫で保存(これが実はだめかもしれないけれど)。少しだけ調理もしました。切り干し大根と春雨と鶏ひき肉を甘辛く煮ました。やや太めの切り干し大根の食感がかなり好印象。市販の物より「食べた」感があります。今後は干し器で他の野菜も干して食べてみようと思います。旨味がアップすると思えます。