じんましんが出やすい体質です。悪いことに最近は背中が痒くなることが多く、この背中というのは掻こうにも掻けず、本当に困ります。薬を飲めばまあ治まるのですが、あまり飲みたくはない。そこで、余り木で孫の手を、ちょちょっと作ってみました。制作時間は1時間。檜の細木を使いました。削るのは工作用ナイフが便利です。丸やすりやドレッサーというサンダーもあると便利です。ペーパーで仕上げて、ワトコオイルで軽くコーティング。肌触りよくかつ痒いところには程よいインパクト。うまくいきました。でもこれも使いすぎると返って肌を傷めて痒くなるから、難しいところですね。(2011年3月8日)
今度は、孫の手よりずっと小さい耳かきです。材料は魚を串刺しにして焼くときに使う太めの竹串を使いました。鮎などを焼くとき用にと仕舞っておいた物ですが、丁度よい具合に乾燥していて、材料としては十分でした。小刀で先ず、先端部分の造作を8割方行います。市販されている竹の耳かきは、平らな竹を熱で曲げて反りをだしていますが、これは完全に削り出しです。削り出しで作ると、強度は低下しますが、耳の皮膚に当たる感触がソフトでかなり気持ちのよい物になります。昔、たくさん作ったのでその経験が生きています。持ち手の部分の肉厚の竹を削り落とし、最後にやすりとペーパーで仕上げて完成です。(2011年4月17日)
山椒の新芽がたくさん出てきました。山椒の若葉を見るともうじっとしてはいられません。早速、山椒を使った豆腐のみそ田楽を作って食べました。でも今回はさらに凝った趣向になっていて、田楽の串も青竹での自作串です。細い青竹を切り、竹割りナタで裂きます。適度な厚さにするには小刀で削るのがベストです。柔らかいのでいくらでも削れますから。持ち手の部分は皮の青い部分を残しておくと格好がいいかと思います。予想通りもう十分満足できました。(2011年4月17日)