細かな造作が結構楽しい   孫の手、耳かき、竹串作り 

                                             平成23(2011)年4月18日(日)

  

  背中が痒い!孫の手が欲しい!携帯型の孫の手作り

 じんましんが出やすい体質です。悪いことに最近は背中が痒くなることが多く、この背中というのは掻こうにも掻けず、本当に困ります。薬を飲めばまあ治まるのですが、あまり飲みたくはない。そこで、余り木で孫の手を、ちょちょっと作ってみました。制作時間は1時間。檜の細木を使いました。削るのは工作用ナイフが便利です。丸やすりやドレッサーというサンダーもあると便利です。ペーパーで仕上げて、ワトコオイルで軽くコーティング。肌触りよくかつ痒いところには程よいインパクト。うまくいきました。でもこれも使いすぎると返って肌を傷めて痒くなるから、難しいところですね。(2011年3月8日)

 


   耳が痒い!売り物に絶対勝つ使用感の耳かき作り

 今度は、孫の手よりずっと小さい耳かきです。材料は魚を串刺しにして焼くときに使う太めの竹串を使いました。鮎などを焼くとき用にと仕舞っておいた物ですが、丁度よい具合に乾燥していて、材料としては十分でした。小刀で先ず、先端部分の造作を8割方行います。市販されている竹の耳かきは、平らな竹を熱で曲げて反りをだしていますが、これは完全に削り出しです。削り出しで作ると、強度は低下しますが、耳の皮膚に当たる感触がソフトでかなり気持ちのよい物になります。昔、たくさん作ったのでその経験が生きています。持ち手の部分の肉厚の竹を削り落とし、最後にやすりとペーパーで仕上げて完成です。(2011年4月17日)



 
   美味しい豆腐の田楽が食べたい!竹の香りを添えて!

 山椒の新芽がたくさん出てきました。山椒の若葉を見るともうじっとしてはいられません。早速、山椒を使った豆腐のみそ田楽を作って食べました。でも今回はさらに凝った趣向になっていて、田楽の串も青竹での自作串です。細い青竹を切り、竹割りナタで裂きます。適度な厚さにするには小刀で削るのがベストです。柔らかいのでいくらでも削れますから。持ち手の部分は皮の青い部分を残しておくと格好がいいかと思います。予想通りもう十分満足できました。(2011年4月17日)


作り方
たちの悪い真っ直ぐでない竹は、間引きの意味でも、切ってしまうのがいいでしょう。 竹割りナタで、細い竹を縦に3分割ぐらいします。真ん中の部分は中抜けになるので、細い竹串としても使えます。 1〜2ミリ厚で、平たい竹串を作ります。平たくするのは豆腐が串の周りをくるくる回らないようにするためです。 挿した感じです。豆腐は湯通ししてから水気を切り挿します。もうこの段階で美味そうです。