工作道具の収納棚作り 〜5歳児用の道具収納棚〜   
                                       2020年(令和2年)12月16日     

クリスマスプレゼントに工作道具の棚を贈ろう

  5歳男子の孫は工作が大好きで、いつも何かを作っています。ハサミでの曲線切りやのりや両面テープの扱いなどの技能が身についてきています。同時に色や形などを工夫して、思ったものを形にしていく楽しみも持てています。ドラえもんや戦隊ものもほぼ卒業し、興味がないようなので、大好きな工作に関係した道具と、それらを飾り整頓する棚をセットにしてプレゼントにすることにしました。

 1 構造図を書く 材料を揃える

並べる道具類は、ハサミ、小ペンチ、のり、セロテープ、両面テープ、ホッチキス、物差し、カラー水性ペン、鉛筆削り、消しゴム、型抜きパンチ、コンパス、ドライバーセット、メジャー、輪ゴムなど。これらを吊り下げ、しかも取りやすいようにするための構造を簡単に図に書きました。材料はSPF材の板(9×1.8×180p)と角材(2p角)。吊り下げ用のフック。道具はのこぎり、ソーガイド、ドライバーセット、電動ドライバーと穴あけドリルの刃、メジャーなど。


 2 外枠を作る。

@お店で売っている板の端は直角に切られているとは限らないので、必ず端を切り落として直角を出すことが必要です。
A寸法を測り、ねじくぎの場所に印を付け、ドライバーで少しずつ直角にねじ込みます。見た目が大事なので電動ドライバーは使いません。
B底板も付けて、外枠ができました。
 

 3 内側の桟を付ける フックを付ける

@外枠のサイズに合わせて桟を切る。上側は細かい物を吊り、下側に少し大きなものを吊るようにするための桟の間隔を考え、順に取り付ける。桟が細いのでねじくぎは1本とし、桟が回転しないようにボンドを塗ってからねじ止めをする。
A桟に5個のフックを付けるために6等分の目印を付け、ドリルで釘穴を開ける。フックを順に付ける。
 


 4 完成

底板は手前にせり出すようにし、さらに吊り下げた物が外枠の板の中央に来るようにしてバランスが取れるようにしました。板の切り口にペーパーを掛けて完成です。
<制作のポイント>桟の切り出しでは、ぴったり合わせたつもりでも収まらないことがあるかと思いますが、その時は切り口を金槌で叩いて少し縮ませるという手があります。ということは、短いよりも0.5ミリほど心持ち長く切る方が修復が可能ということです。


クリスマスプレゼントが完成して安心。これで自由に工作ができ、しかも片付けの習慣も身に付くとよいですね。もっと欲しい道具があったら、親に買ってもらいましょう。フックは付けてあげますね。