まな板を削って再生 
                

                                             平成24(2012)年12月24日(月)

  

 1 まな板が激しく減ってきた

 長年使ってきたまな板ですが、包丁が当たる部分が激しく凹んでいて、食材の切り離しなどの調理がしにくい状況になってきました。かんなで削ればいいのですが、かんな掛けとなるといろいろ心配な事が起きてきます。木が湿っているとうまく削れないのではないかとか、木の目の向きとかんなの刃の向きが合わないとささくれ立つのではないかなどです。今日、板を見てみるとかなり乾いていたので、心配ながらも思い切って作業に取り掛かりました。
 用意するものはかんな、ドレッサー(磨く道具:写真では赤い道具)、ペーパー、金槌、木工やすりなどです。かんながよく切れることが肝心です。


 2 早速、削りを開始です。

削る時には板をなるべく固定して、両手でかんなを挽きたいので、自分が座る場所に板を敷き、かんなを手前に引いてもまな板が動きにくいようにしました。 少し削り始めたところです。まな板の左右に大きな窪みがあります。少しぐらい削ってもちっとも状況が変わらないくらい深い窪みです。 右手でかんなの刃を持ち、左手でかんな本体を押さえます。右手で刃の圧力を固定し、左手で水平スライドを誘導するという感覚です。
 
 3 磨きをします。

かんなの刃の跡が微妙に付いています。以前かんなで木を挽いたときに、隠れている釘の頭を削り、刃が欠けてしまったためです。ドレッサーで磨きを強くかけます。磨きながら平面出しをすることがポイントです。 おおよそ作業は終わりです。平面を確認して、ペーパーで仕上げます。ただ表面を削るというだけのことですが、とてもとてもかんなくずが出ます。

 4 作業完了です。

結局4ミリほども削りました。まな板は薄くなりましたが、表面はきれいです。完全な平面ではありませんが、まあ使用は問題ないでしょう。 木目もきれいに出ています。板の端の木口は黒くなってやや固めになっているので、端々はやや強めに削りと磨きを入れました。 完成したまな板をラッピングしました。これを九驤チ女将にプレゼントするという趣向です。笑われるだけでしょう(-_-;)。さらに料理に腕を振るってもらえれば御の字です。


  自分でも料理はするので、まな板は重要ですね。しかも、清潔でないといけないので、傷がなるべくないことが好ましいですね。
   かんなの刃が欠けているのが気になりますが、かんなの刃は包丁を研ぐような感覚では絶対に研げないと思っているので、手を出せません。
   専門家に研ぎに出すと結構料金は高いんでしょうね?何でもトライする九驤チですが…難しいところです。
   さあ、美味しい料理ができるかな??