メタリックなクリスマスリース作り 
          

                              こういうリースもいいのではないかと…


平成18年 12月17日(日)
 もうあと1週間でクリスマスというのに、今頃になってクリスマスリース作りに取り組みました。
いつもならもう少し早くから取り掛かるんだけど、今年は少し悩んでました。巷ではクリスマスツリーも銀とか白とかで、どちらかというとメタリックな感じのものが目に付きました。ならば、九隆庵もそのブームに乗ってメタリック系で攻めようかと…。
 しかし、なかなか案は浮かばずずるずると今日まで来てしまいました。でも、今日は一念発起。頑張りました。少しでも暇なときにデザイン画を描いてましたが、そのお陰ですぐに取り掛かれました。
 例年のグリーン系から一転してメタリック系。好き嫌いはあるかと思いますが、さて、いかがでしょうか?

制作の前に… 1 準備物
先ずは完成予想図を描きます。基本は二重の輪で、輪の間には広がりを示す三角の形をはめ込み、中央にはクリスマスのシンボルツリーを配置するというもの。 <材料>針金(太すぎると曲げにくい)、細い針金、はんだ、厚紙、キラキラ系スーパーボール、ボンド、クリスタルっぽい飾り、スプレーラッカー(金銀)
<道具>ドリル(穴開け用の刃)、はんだごて、ペンチ、ニッパー、先細ペンチ
 メタリックな感じを出すために、ソフトな感じは全て排除。しかし意外な素材としてスポンジを用意。ゴツゴツ感を出せないかと思ってそろえたけど結局使わなかった。基本は金銀なのでその色調に合うものしか使ってはいけない。下手に温情を出してグリーンなど入れてしまうと混沌とした状態になってしまう。

2 針金で構造を作る
スーパーボールの中央に針金を通す穴を開けておきます。開いたら、予想図に従って針金に通します。 針金を輪状にしてハンダ付けします。それを段ボールに貼り付け、角度を決めるラインを引いておきます。 針金を曲げ、曲がった所で接合します。ぴったりサイズでないとうまくいかないので、曲げるときは慎重さが必要。 接合部分は必ずペーパーをかけておいてください。ペーパーをかけておけば接合しやすくなります。
基本構造は大体できました。 飾りの渦巻きも作ります。 ラインの飾りも接合します。 中央部分のツリーの形です。

3 飾りを作る
折り紙で基本形を作り、厚紙に角をマーキングして複製します。 片側にボンドを塗り、中央部には細針金を巻いて置き、2枚を貼り合わせます。 金銀のスプレーをして着色をします。紙なのですぐに乾きます。 これはハンダ付けをしている様子です。ハンダは口にくわえ、左手は固定に努めています。

4 飾りを付ける
リボンやベルを少しだけ付けて完成です。ごちゃごちゃしないようにします。
星飾りを付けます。 100均のクリスタルの飾りを内側の円に巻きつけます。

5 制作のヒント
 このリースの出来不出来は、基本的にハンダ付けがどれくらいできるかにかかっています。難しくはないのですが、慣れないと苦労するかもしれません。ポイントをいくつかあげておきます。
1 完成予想図は絶対必要です。予想図に従って部品を集めたり、作る順序を考えてください。
2 ハンダは針金にペーパーがけをしてから付けてください。面倒くさがらずにしてください。
3 針金を曲げるときはペンチの角でしっかり角度を付けて曲げること。接合後、しっかりした構造になります。
4 段ボールなどの台紙に貼り付けて制作することで、寸法が狂わず、また制作しやすい向きに変えることができます。
5 ハンダ付けのとき、針金を持つと熱くなるので、紙や布で押さえるようにしてください。

クリスマスまであと少し。クリスチャンでないからどうでもいいけど、まあ世間が騒ぐのなら一緒に騒いでも悪くはないかな?