ブーツ収納棚で玄関もすっきり 
        
                                                



平成18年 11月25日(土)

 前回制作の台所の棚とよく似た構造です。制作のいきさつはこうです。
とにかくこの時期になると、玄関にはブーツがいくつもあってごちゃごちゃしてます。ブーツは靴の背が高いので
場所を取っているし、下駄箱にも入りにくい。また、すぐに倒れたりするので並べておくだけでも面倒くさいです。
さらに、粗末に扱うとひどく怒られますしね…。とても困った物なのです。
そこで、下駄箱とは別に棚を作って、そこに収納してしまえばいいのではということで取り組みました。
4足収納できればまあOKということで(最上段に乗せれば5足もOK)、食料品などを買った後、木材も買って
早速、作り始めました。
完成までの所要時間は3時間。お安くしかも比較的簡単にできるのでお試しください。

1 元の状態 2 準備物
 写真では2足しかありませんが、娘のも合わせると幾つも並んでしまいます。しばらくするとこの場所には、外に出してあった寒さに弱い鉢物を置くことになるのでスペースがどうしても欲しかった訳です。 台所の棚作りとよく似た内容です。
道具:のこぎり・電動ドリル・サンダー(やすり)、さしがね(スコヤ)
    カンナなど基本的な木工道具でOK。その他に刷毛など。
材料:ホームセンターで売っているSPF材
    180×4×1.5 (16本の束で880円)
    スリムねじ 3.3×40ミリ 3.3×25ミリ(箱で買うと安い) 
    水性ニス 速乾木工ボンド


3 順番に材料を切り、組み立てます。
 寸法を決めて木材を切ります。同じものを幾つも切り出すことになります。寸法のばらつきが出ないように気をつけましょう。
設置場所のスペースの寸法を測ると同時に、ブーツを乗せるスペースの大きさを決めておかないといけません。また、ひっかかりなく出し入れできるように棚の高さも一応考えておきます。 組み立てはドリルでねじを締めていくだけなので簡単ですが、最大の注意点は、どの接続場所でも直角を必ず確認することです。寸法と直角さえあっていればバッチリOKです。 棚の部分の横板の角度もこのように確認してねじ止めしていきます。多少、木材の切り口が曲がっていても、直角で締め付けるとまあまあなんとかはなります。 棚の両脇の部分です。同じものが2個できている訳です。2個がぴったり合っているかどうか確認しながら作っていくといいでしょう。裏返して合っていなければずれている証拠です。
両脇の板に桟を渡して、箱型にします。先ずは底と天板部分を組み合わせてしまい、全体の歪みが出ないようにしてから、中板を組んでいきます。 渡した板の上にさらに板を並べるようにしてスノコ状の棚の木を切り出します。ぴったりに切っていくのが理想ですが、足りないよりは少しはみ出るくらいがいいかもしれません。 一応並べてみて間隔を確かめたらボンドで貼っていきます。大体くっつく程度でいいと思います。ボンドが乾いたのを確かめてから裏からねじでとめます。視線の高さを越えたら逆に上からねじ止めします。ねじが見えないようにするためです。 少しはみ出た木口はカンナで削り落とします。カンナの刃は余り出さずに根気よく削るようにします。無理に削ると木口を割ってしまいます。この写真だと、右上から左下にカンナを動かすようにすると木口を傷めません。
ブーツが木の角で傷付かないようにするため、サンダーで軽く面取りをします。その後、水性ニスを軽く塗って、汚れ止めをしてこれで完成です。 まあまあの出来ですね。このブーツ収納棚の前側には、観葉植物などが並ぶ予定です。  とにかくこれで一安心。ブーツにまつわる面倒くさいことは解消されたかな?いや、待てよ。これに乗じて更にブーツを買いたいと言い出すのでないだろうか…。それはそれでまた面倒なことだなあ。