台所のごちゃごちゃを収納する棚作り 
    




平成18年 8月25日(金)
 棚は以前から幾つか作っていて収納に役立っていますが、物は増えるばかり…。台所のキャスター付きのワゴンも、いろいろ
載せてしまい、すごい状態になってきました。よく使うものはそばに置いておきたいけど、積み重ねてしまうのはやっぱりだめ。
基本的にこのワゴンでは収納能力を超えてしまっています。限られたスペースを利用して何とか使いやすさと、見た目のよさの両得を
目指して、少しだけ頑張ってみました。製作日数は2日です。総時間は5時間ほど掛ければできます。超手際よくすると3時間でも可能です。



1 元の状態 2 準備物
 写真が小さいのでよく見えないでしょうが、とてもごちゃごちゃしています。上段に水出しのお茶やお菓子などが、中段には袋類、下段はじゃがいもや玉ねぎなどの食材です。後ろに食器棚があるのですが、この列だけは余り使わないものを入れているので、多少塞がっても許せるというのが救いです。 道具:のこぎり・電動ドリルと刃・ドレッサー(やすり)・カンナ(部分的に使う場合がある)など基本的な木工道具でOK。その他に刷毛など。
材料:ホームセンターで売っているSPF材
    180×9×2 11本(1本198円)
    180×3×4 3本(1本198円)
    スリムねじ 3.3×50ミリ 3.3×30ミリ(箱で買うと安い) 
    水性ニス 


3 さっそく材料切りと穴あけです。
 が、その前に設置場所のスペースの寸法を正確に測っておかないといけません。そして簡単なものでいいから見取り図を書いて、寸法も入れておきます。木が重なる部分などの寸法も計算しておいてください。
長い板を同寸法で切っていきます。一枚正確に切ったらそれを当て板にして切るのが無難ですが、当て板に気を取られて、のこぎりが斜めにならないように気を付けます。 底板、天板、中段の棚のセットができました。この3段が基本で、この3段がしっかり組み立てられれば構造はしっかりしてきます。あと2段も作って計5段の形になります。 棚板はねじ止めしていきますが、同じものをいくつも作るので、あらかじめどれにも墨打ちをしっかりしておけばあとは楽です。 ねじ止めの前に、ねじ穴より少し小さめの幅の穴をドリルで開けておきます。貫通させるかどうかは木の状態によります。割れそうな場合は貫通させますが、強度は多少落ちるかもしれません。

3 組み立てと仕上げです。
とにかく直角が肝心なので、床材のラインに合わせて直角出しをします。添え木を当ててラインを揃えることも大切です。 底板に縦の板が付いたところです。ここでも家の建具のラインを利用して直角、垂直を確かめます。 棚を5枚を取り付けて形ができました。高さは購入した板の高さをそのまま利用しています。 底板、天板、そして中段の棚板は、このように頑丈に取り付けました。

設置するとこんな感じです。すっきりしました。
余裕いっぱいですが、ここもすぐに埋まっていく
かも?
切り口をドレッサーで整えます。軽く当てて終わりにしました。 水性ニスを水でかなり薄めて塗ります。一度ではなく何度も重ねて塗ります。

余った木で、箱を作りました。底をしっかり作ったので、陶芸作品を入れる箱にします。
ごちゃごちゃは気になるから片付けたい。しかしスペース的にどうにもならないのでは?と思うことが多いのは事実。
でも、頑張るとそれなりにすっきりはしてきます。
スリムねじで止めているので、ねじ山は見えてますが、あまり気にしていません。
安くできて、頑丈で、ナチュラルなのが普段の生活にはいいかも…というところです。
また、しばらくするとどこかに作らないといけないかも…。
参考までに製作のためのスケッチを!板は1.9ミリとか8.9ミリとか微妙な寸法になって売っているので細かく計算しないといけません。