座り心地がよくて収納もできる長いすを作ろう!         

      結構面倒だけど、完成するとうれしい!                           平成13年9月〜


見ているだけで自然の不思議さを感じるなあ。 木目がきれい!波のような。風紋のような。8月中に完成を目指しましたができませんでした。(だいたい、ページを作るだけでも大変だったのだから。ビーズもあったし…)で、今頑張っています。天板は長いSPF材を2枚横並べにしてボンドで貼り付け、しばらく乾燥させておきました。9月5日にやっとカンナがけ、ペーパーがけをしました。脚の部分も板を切断しボンド付けをしました。 板選びのポイント
ホームセンターに売っているSPF材を使いますが、割れ、ひびなどに注意して徹底的によいものを探そう。特に難しいのが、表面上は少々の押し傷でも中の組織が奥まで圧迫されて、削っても削っても筋が残るものがありこれは要注意。
本当は変形を防ぐために柾目の板を使いたいけど安く売っているものは板目ばかり。安いのだからと諦めて作るしかない。しかし板目は上の写真のようにきれいな年輪が出るのでこれもよしとしたい。
節は飾りとしてきれいだが、節が抜けてしまいそうなものはやめよう。

平成13年9月5日(水)
天板の面取りと磨き 脚の板切り
長さも幅も十分。イグサの座布団や綿のミニ座布団も載せられる。板の木口(切り口)はカンナ掛けしてきれいにした方がよい。面取りは簡単ですが、面取りした面を磨きすぎて丸くしてしまうとつまらなってしまう。この加減が難しい。天板:1830×182×38を2枚 脚の部分もこんな感じでたくさん切りました。基本的には和卓の脚と同じ作り方で!

ボンド付け 今のところここまで!
組み立てが楽しいけど時間がないとね〜。仕事も大変だし。一応頑張ります。
全体の形が見えてこないね。と、言われそう。……
乾いたらカンナ掛けして木口をそろえます。ボックスの形を2つ作って脚にします。
扉を付けて収納もできるようにする予定です。

9月8日(土)
脚の組み立て−ボンド付け
家の壁とスコヤを使って直角を出します。ボンドは塗ってしばらく放置。粘着力が増したら貼り付けます。角度の微調整をします。
角の処理は気を遣います。カンナで削りますがうまくできずに隙間ができたらボンドに切りくずを混ぜて埋め込みます。
穴あけ
紙で型紙を作っておけば、同じ場所に正確に墨付けができます。
ドリルで穴あけした後、あけ口をねじの頭と同じ太さのドリルで深さ3ミリほどあけておきます。
基本形はできたぞ!
なかなかいい感じでしょ。ナチュラルな感じを生かしたいので、着色せずにニス塗りをします。その前に脚の高さの微調整のためのカンナかけとペーパーかけが大変です。
 ドリルでねじを締める−ねじ穴埋め木作り−ボンドで固定
ねじはこのように深くはまり込んでいます。 埋め木は丸い細木を4ミリほどに切っておきます。 ボンドを穴に入れて細木を木槌で打ち込みます。 扉の取手と蝶番です。この次はこの作業です。

働く道具たちも少し紹介しときます。
直角を出すのにサシガネは結構扱いにくくて嫌です。
直角定規+スコヤのこんなのが一番いい。

9月24日(月)
カンナ、ペーパーがけできれいに
細木を埋めた所はカンナで大体削り、後はドレッサーで削ります。最後までカンナで削ると板まで削ってしまって汚くなります。角は少し面取りします。
木口もきれいに
蝶番、マグネットキャッチ、取っ手をつける
写真で底面は扉の部分。蝶番はうまく付けないと隙間が出ます。半端の木で一度試してから場所決めをするとよいですね(一度失敗してかなり苦労しました)。台所の食器棚などに使っている移動式の蝶番もありますが、今回は安く仕上げました。

9月29日(土)
ニス塗りは少しずつ何回も
ニスは水性ニスを使用。いつもそうです。油性はシンナーで頭が痛くなるし刷毛も容器もすぐにだめになってしまうので(扱いが悪いからと言われればそうだが…)。木口はしみ込むので多めに塗りますが他はかなり薄めて何回も塗ります。今回、天板は2時間で6回塗りました。その後2時間ぐらいしたら表面を磨り減ったペーパーで磨きました。こういうときのために磨り減ったペーパーをとっておくとよいのです。どういう訳か、塗っていると虫が寄ってきてくっついたりしました。しまいに蝶までやってきた。この匂いがたまらんらしい。

ついに完成!
表面はつるつるで何度触っても気持ちいい。収納部分もOK!早くも息子や娘が座ってくつろいでいました。なお、白いおざぶ(座布団)は家具屋さんで見つけたもの。木綿の太いひも状のものを渦巻き状にしたもので1個980円でした。
一応完成ですが、この後ろにタペストリーを下げます。その様子は次回に紹介します。タペストリーは手作りでしたかったけど時間がないので注文して作ってもらうことにしました。悲しいことにこの椅子製作の中で一番お金がかかるのがタペストリーになるかも…というお粗末な結果になりそう。やはり全て自分でやってみよう!
お客さんはここにすぐに座ります。 てかっと光っているのがよくわかるでしょ。