蝉の羽化観察、そして…… 2004年7月27日〜
   
       このページは羽化の様子を、時間経過に沿ってUPしたものです。



7月27日(火)

21:40 庭で蝉の幼虫を発見!!しゃらの木の下をもぞもぞと歩いていました。これは、この後、羽化するのだと思います。早速観察BOXに入れて観察することにしました。今晩はこの幼虫の観察で貫徹するかも?
できるだけ、リアルタイムでお送りしますので、よろしく〜。
とりあえず、次回UP時間は、23:00です。
九隆庵の手の上を歩く蝉の幼虫です。体長3.5センチ。 観察BOX内のかぶとむし用の木につかまっている様子。

23:00 動いていた蝉の幼虫が完全に停止してます。ぴくりとも動きません。羽化はこの体勢が普通だから、余計に期待してしまいます。なお22:30には暗いところにBOXを移動しました。
次回UP時間は、24:00です。


23:20 突然羽化し始めました。びっくりです。写真が追いつきません。初めの方は暗いところで撮っているので、色が変です。


23:20
油断していました。
23:21 23:25 23:33
羽の縁はきれいな緑色。
23:38
完全にさかさま状態です。
23:43 23:44
羽はまだとても柔らかそう…
23:45 23:45
お尻が抜けました。
23:47
23:48 23:53
羽を乾かしています。
7月28日 0:37
羽は茶色になってきました。

 あまりにも突然だったので、うっかり見逃すところでした。まあまあ撮れましたが、肝心の背中の割れるところが撮れませんでした。残念。これだけ宣伝しておいて、だめでした〜なんて言えないですからね。とても危なかったです。それにしても、感動したのは羽化したばかりの羽の端のエメラルドグリーンの色です。こんなにきれいな澄んだ色は最近見たことがないです。実にいいものを見せてもらいました。


7月28日  8:06
どうやらもアブラゼミのようでした。この後外に出して放してあげました。しばらくはこの木の裏側の陰につかまっていましたが、知らぬ間にいなくなっていました。オスかメスか調べてもよかったかな?



7月29日(木)  せっかく誕生を祝ったのに…生きるのは難しい… 

 今日、エゴの木の方から蝉の鳴き声が聞こえてきました。でも、ちょっと鳴き方が違うので、よく見ると左の写真のような状況になってました。カマキリが蝉を捕まえていたのです。写真だけ撮って蝉を指で弾いて弾き飛ばし、カマキリから離したのですが、蝉はすでに虫の息でした。どうも、写真から判断するとカマキリの鎌が蝉の脊髄あたりを直撃していた様子です。(昆虫の神経索は体の背側でなく、腹側を通っているのだが…)。先日羽化した蝉かどうかは分かりませんが、生と死を連続で見てしまいました。
 写真を撮ろうとすると、捕まえた蝉ごと木の裏に回って、身を守ろうとするカマキリです。追いかけて撮ろうとすると、さらに回り込んで隠れようとしていました。