育てる楽しみ    令和3年 春の園芸その2 
   



5月1日(土) 大雨、雷、竜巻、畑には出られず

日中、雷が鳴り続け、大粒の雨がバタバタと降り、竜巻注意報も出ていました。畑は水たまりだらけ。畑に出ることが難しいので工房の窓から写真を撮ってみました。かぼちゃの畝もドロドロです。明日以降の寒冷への対応としての三角のビニールトンネルは風に飛ばされず頑張っています。やはり月曜の朝には7度程度まで気温が下がりそうですから、このトンネルに頼るしかありません。ネギ苗は雨で元気が出て大きくなってきました。芽が出ないので諦めていたインゲンのポットでしたが、軒下にビニールを掛けて放置していたら芽が出ていました。先日、畑にまいた種の畝はずっと水浸しで腐るかもしれないので、ひょっとすると諦めていたこのポット苗を植えることになるかもしれません。いろいろあの手この手を用意して最善策がとれるようにしておくことが大事なようです。


5月2日(日) 今日もずっと雨 インゲンはだめかもしれない

昨日は酷い天気でしたが今日もずっと雨でした。ようやく午後4時ごろに雨があがりました。畑に出てみましたが足が沈まない部分を選んで歩かないといけません。低温に弱いピーマンが心配でしたが元気でした。ナスは葉を大きくしていてトンネルの中でも頑張っていました。トマトも同じく。しかし心配は今夜から明日朝、そして明日夜から明後日の朝の低温です。さらに心配なのはこの雨続きでインゲンの種が腐ってしまわないかということです。ああ、本当に面倒くさい雨です。しかもどこにも行けないというストレス。コロナのことを考えればまあ仕方ないですけど、最近は風が強い日が多いし気温も変。やはり気候がおかしいと思えます。。


5月3日(月) やっと晴れた。土寄せ、施肥をしっかりしておきました。

やっと晴れました。気温も上がってきて日なたでは半袖でもいけるかんじでした。畑はまだまだジメジメが残っていましたが、「できるときにはやっておこう」という気持ちで、先ずはじゃがいもの肥料やりと土寄せ。そしてきゅうり、とうもろこし、かぼちゃの株の脇にしっかり肥料を入れました。三角のビニールトンネルのピーマン、万願寺、トマト、ナスには液肥をまいておきました。これで元気が出るでしょう。スナップエンドウは分岐して蔓が広がってきたので、一か所に固まらずに全体に広がり陽がよく当たるように誘引しました。絵描き虫がしっかり来ているので、酷い葉っぱは取りました。やっと陽が射し植物も元気が出てきたようですが、雑草や虫も喜んでいるので要注意です。


5月5日(水) 晴雨で寒暖の差が激しく、対応が面倒! 

3日の月曜の朝は7度だったのに、火曜の昨日はなんと26度にも気温が上がりました。ビニールトンネルは上げておかないとサウナ状態になってしまいます。そして今日はまた一日ずっと雨で風もかなり吹き、束ねたビニールが風で吹き飛ばされてバタバタになったので雨の中直しに行きました。なお明日朝にはまた8度程度に下がるのというので、シートは被せた状態にしました。本当に面倒です。早く落ち着いた気候になってほしいです。多くの生産者の方はきっと困っていると思います。特にひょうやあられが降ると大変です。とはいうものの植物は元気で、アーモンドは実を大きくしてきました。楽しみです。空豆も莢が下がってきて少し固くなってきました。柿の木の下のアサツキは実はチャイブのようで、花が咲きそうです。里芋用に畝を準備していますが、種芋を買いに見に行くと、大野上庄里芋の種芋は1キロ単位でしか売っていないので、まだ買えていません。必要量は500グラムで10個ほどあればよいのです。種芋は消毒してあるので余ったものを食べるわけにもいかないので困っていますが、もう買わないとなくなってしまうので迷うところです。


5月6日(木) 里芋の植え付け バラが咲き始めた

鯖江市の小林農園に寄ったら、里芋の種芋を量り売りしていたので早速購入。「大野上庄里芋」が買えて満足です。500グラム(8個)だけ買いましたが、これで950円です。値段が高いといえば高いですが仕方がありません。今年は収穫時に一株だけばらさずに発泡スチロールに土とともに入れて種芋作りに挑戦してみようかなと思います。バラが咲き始めています。バラの横のニレの木を見ると葉が丸まっているので、開いて中を見ると虫がいました。早速木全体を消毒。ついでにバラも消毒しておきました。これでしばらくきれいな花を楽しむことができます。有難いです。
小林農園


5月7日(金) ゴーヤのポットまき この双葉はアスター、スベリヒユ?

朝晩に冷えても10度程度、日中は20度程度の気温になってきたので、ゴーヤの種をポットにまきました。昨年に種を取り保存しておいた種です。植える場所は4株分なので、たくさんの苗は要らないのですが、発芽不良もあるので10ポット作りました。残りの種はポットまきが失敗した時用に残しておきます。念には念が鉄則です。種の端をハサミで切って水分が浸み込みやすいようにしました。朝晩はポットを家の中に取り込みます。温度が高くないと発芽が進みません。
ゴーヤのポットの土はたい肥置き場の横のものを使いましたが、そこに何か明らかに雑草とは違う双葉が出ていました。この場所には枯れたものなどいろいろな植物を積み上げて置いているので、最初ゴーヤかなと思いましたが何だか違う感じ。グーグルレンズではアスター?と出たので思い起こせば、確かに昨年アスターを育てていました。プランター栽培であまり大きく育たなかったものを投げておいた覚えがありますが半信半疑です。茎が赤いのでスベリヒユのようにも見えますが、めっぽう立派な芽です。とにかくポットに植え替えました。雑草だったら残念ですが少しだけ期待したいと思います。


5月10日(月) インゲンの植え直し じゃがいもの花 とうもろこしの間引き

直播したインゲンは芽が出ませんでした。掘り返しても見当たらないので腐ったのだと思います。まいた後二日ほどずっと雨だったので、、、やはりです。ポットで育てた分の生き残りが5本あったのでそれを先ず植えて、畝の残りの場所は再度まき直し不織布を掛けました。まいたものが育てば時期をずらしたことになるのでかえって収穫時期が長くなるのでよいといえばよいのですが失敗続きです。寒くて雨続きはもうこりごりです。じゃがいもはもう花ができています。土寄せをしっかりしてあります。いよいよ地下のいもが大きくなってくることと思います。とうもろこしは2本を1本に間引きしました。明らかに成長に差があればどちらを切るかは分かりやすいのですが、ほぼ同じのときは「う〜ん。どっち?」と悩みます。トマトの桃太郎は樹がぐんと大きくなり花芽も大きく元気一杯です。地面に触れている葉は病気予防のため摘み取りました。


5月11日(火) バラにヨトウムシ? じゃがいもの花摘み

ベルベットの感触で香りが最高によいお気に入りの赤バラの蕾をイモムシが食べていました。ヨトウムシでしょうか?蕾の美味しい所?をがっぽり食べてしまっています。早速、火箸で挟んでどぶに捨てました(這い上がって来るかもしれませんが)。こりゃ毎日見張りをしないといけませんね。じゃがいもの花芽が大きくなってきたので、今日は花芽摘みをしました。花に注がれる力を芋の肥大に代えようというわけです。空豆は大きくなってきているけどあともう少し。早取りはもったいないです。ネギ苗は順調に育っているので、そろそろ定植の準備をしないといけません。


5月16日(日) 風が強い とうもろこしなどの支柱立て

朝から風が強い。強風注意報が出ています。窓から畑を見ると植え付けた苗が風で煽られているので、雨が降る前にと慌てて外に出て支柱立てをしました。一番心配だったのはとうもろこし。すぐに倒れてしまうので要注意です。大きくなると根がどっしりで引き抜くこともできないのに若いうちは風に弱いです。畝の端に太い支柱を立て茎がもたれかかるように苗に沿って横棒を渡し、茎を挟むように支柱間にロープを張りました。これでOK.。きゅうりもかぼちゃも風でフラフラだったので結わえ直したり支柱を沿わせたりしました。玉葱は順調でネギ坊主はできていませんが勝負はこれからです。ストレスがあると種を付けたがるので少し甘やかし気味ですが、もう少し大きくなって欲しいのでほんの少しだけ化成肥料をまきました。11時40分に雨が降り始めました。


5月17日(月) 大雨 畑に出るどころではない

夜中からずっと雨。畑には出ず望遠で撮影。畑は水溜まりだらけ。先日ネギ(ホワイトスター、九条)苗を植え付けましたが、ネギは今後の土寄せに備えて溝を掘って植えているため、その溝が池のようになっています。まずい。ネギは長い間水に浸かるとよくないんですがね。風対策で結わえ付けたとうもろこしは昨日より大きくなった感じ。玉葱も水を吸って大きくなったような。きゅうりも少し上に伸びたかな。陽が射さないから徒長してしまい嬉しくない。明日はくもり一時雨だからまだまし。水曜日はくもりなので畑に出られる。しかし木金土は雨。梅雨になると病気になりやすいので困ります。


5月18日(火) 空豆の収穫本格化

先日から空豆を収穫し始め、ご近所にもおすそ分けをしています。昨日は雨だったので収穫できませんでしたが、豆類の収穫適期は短いので今日はよさそうなものを少し選んで採りました。今からどんどん実っていくので嬉しいですが気が抜けません。豆の実を莢から出すのは孫の仕事。喜んでやってくれます。お歯黒の反対側に切り目を入れました。これが結構面倒ですが茹でると美味です。


5月20日(木) アスターかスベリヒユか?雨で一気に伸びた、実った!

午前中は雨が落ちてこなかったので畑に出ることができました。5月7日に載せた謎の苗ですが、表情が変わってきました。本葉が双葉より大きく広がり、しかも葉の肉厚は薄いです。これはスベリヒユではないように思えてきました。こんな葉のスベリヒユはないと思えます。今後も観察が楽しみです。トマトは一気に伸び、支柱を支えている板の反対側に伸びていってしまっているものがあるので、板の前の南側に先端を回しました。きゅうりも実を付けていますが、最近はスーパーで4本100円で売っているので、何だかお得感は少ないです。空豆は今日もあちこちにおすそ分けをしました。おすそ分けするのは莢の肌がきれいなものである程度実っているもの中心です。自宅用はもう少し実らせてお歯黒に色が付き始めたものを収穫する予定です。


5月21日(金) ゴーヤの芽 きゅうりの雌花や脇芽取り

午前中はぐずぐずの天気でしたが、午後には雨が上がりました。しかし畑はずぶずぶ状態。スナップエンドウを収穫したり溜まり水の排水口のゴミ詰まりを取ったりする程度でお終い。ポット植えのゴーヤの芽が出ました。しかしたった一つ。最低3本は欲しいので様子見です。大雨できゅうりの花も泥をかぶっています。5節までの雌花や脇芽は取ってしまうことで後の生育がよくなるので、この花も明日には取ってしまいます。ナスやピーマンも同様で一番花の下の脇芽はすでに取っています。


5月23日(日) ゴーヤの再種まき スベリヒユではない 里芋と玉葱

ゴーヤのポットの中身の土を出して種の様子を見ると、芽が出てるのを除いて残り3ポットでは芽が伸びようとしていました。しかしか弱かったので残しておいた種を全部ポットまきにしました。これで最悪でも3〜4ポットは確保できるでしょう。芽出しが遅れ植え付けも遅れますが、もともとゴーヤは気温がかなり高くないと発育が進まないので、全然慌てていません。どうせ真夏以降にぐんぐん伸びますから。謎のアスター風のポットの苗は、もう完全にスベリヒユではなくなっています。今後の成長に期待したいです。里芋の畝にひびがありました。いよいよ芽が出るのかな?赤玉葱はかなり肥大化が進んでいますが、白はもう少し。それでも随分大きくなりました。茎が倒れると成長はストップなので、倒れるまでにもう少し頑張って太ってほしいものです。


5月26日(水) ニレの木の剪定 葡萄の整枝と摘果 夏椿

秋ニレが繁ってきたので剪定しました。この時期に剪定しておかないと毛虫がたくさん湧いてしまいます。すでに今日は葉裏の卵を見付けました。危ない危ない。備えあれば憂いなしです。葡萄の木も放ったらかしだったので整枝して固定し、摘果をしました。葡萄はたくさん実を付けても美味しくないので、極力房の数を絞りしかも粒の数も減らします。もう少ししたら袋掛けも考えます。夏椿の花が見頃ですが、花ごとざっくりと落ちてしまうのでまるで椿の花のようです。


5月27日(木) ヤマボウシの花 オリーブの挿し木 玉葱が倒れ始めた

今日は一日ずっと雨。畑は見回りのみ。庭の「ヤマボウシ」の花が見頃です。2本ありますがどちらも花がきれいです。樹が大きくなってきたので、毎年剪定を強くしていますが、めげずに育っています。花芽を切ってしまわないように剪定は早めにしないといけません。オリーブの木が徒長していたので、4月に伸びている所を切って隣のユッカの鉢に刺しておきましたが、どうやら根付いたようです。2,3本生きているようなので今後が楽しみです。天気は雨ですが玉ねぎは十分育ってきたのか茎が倒れ始めました。葉はまだまだ生き生きですからもう少し太ってほしいのですが、これは止められません。


5月30日(日) 空豆の畝の撤去 かぼちゃの花芽摘み 雑草の種

空豆は大収穫でしたがいよいよ最終です。まだ莢はたくさん付いていますがもう実りません。というかこのまま置いておくと虫の巣になります。すでにカメムシが集まり、豆の中には虫が入り込んでいます。今日は半日かけて囲いのロープや支柱を外し、茎を切り、マルチを外し、根を掘り、茎は刻んでゴミ袋へ入れ、最後にたい肥や貝石灰、化成肥料などを入れて畝を仕上げました。この畝の後はきゅうりやネギを植える予定です。かぼちゃは株のすぐそばで花芽を付けていますが摘み取りました。今はとにかく蔓を伸ばすことに専念させます。玉葱の間には雑草がはびこりやすいですが、花が咲いて実も付け始めています。種が散ると面倒なので、見付けたらこまめに根から取ってしまうことが肝要です。