創作事情覚え 
  
令和7年1月〜
                                                       

  
 制作の状況を見返すことは作品作りにとって大切な行動の一つ。これまではその様子をブログに載せましたが、ブログでは見返すことの操作性がいまいち。そこで、制作状況のページを設けて簡単に見返せるようにしました。制作にまつわる工夫、問題点などもまとめていくことにしました。

1月2日(木) 明けましておめでとうございます 成形は進行中です

明けましておめでとうございます。昨年は自治会長という役を任されていたので製作に集中しにくいという実状がありました。今年はまた防災会会長という役が当たってしまっていますが気持ちはずっと楽です。頑張って気に入ってもらえる器を作っていきたいと思います。頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。現状、皿はかなり成形が進んでいますが、まだ素焼きにはもう少し必要かなというところです。土の状態での皿の縁の修正が必要ですが、集中しないといけないので気持ちが高まるのを待っています。


1月9日(木) 凄く寒いですが素焼きを開始しました

結局、成形は進まなかったのであるだけの分を窯に詰めてみて、足りない分を追加で成形しようということで詰めてみたら、なんとほぼ満杯状態になったのでもうそのまま素焼きとしました。棚板の支柱は短いものを使いましたがそれでも皿物は結構スペースを取っていました。窯の内部は実は細かい破片粒などが散らばっているので詰める前に掃除機で掃除をしておきました。本焼き時にはこういう破片粒が舞って悪さをします。焼成スタート時の工房の温度は6℃。大雪注意報、波浪警報が出ているなか寒さをこらえての窯詰めでした。窯が熱くなったら家中の暖房にも寄与するでしょう。


1月16日(木) 素焼き後の修正と洗い 水が冷たい

素焼きは完了。釉掛けの前にするべきこととして先ずは修正作業。とんがった角の部分は本焼きでさらに尖るので少しだけ削っておきます。小傷も修正です。そして一番大事なのは素焼き作品の水洗いです。前回の焼成ではこの作業をパスしたら釉欠けがありました。上手く焼けているのに一か所でも釉欠けがあるとダメです。乾燥後は名前入れですが作品のイメージが固まっていないので、名前を入れる場所も未確定です。なかなか進みません。


1月20日(月) 釉掛け完了 本焼き開始

数日掛けて釉掛けをしました。今回は酸化焼成です。酸化ということもあり織部のざっくりとした雰囲気の作品もありです。赤っぽく見えるのは鉄赤の釉です。胎土が平らな状態への施釉は大丈夫ですが斜めになっているものへの施釉は垂れてくるかもと酷く心配です。うまくいくと格好いいのですが難しい。正方形の皿は前回の焼成の結果の良さから、金彩+白志野という組み合わせにして、ざらつきのあるワイルドなテクスチャーに仕上げるつもりですがこれも怪しい感じです。碗ものは鉄錆釉です。失敗が少ない釉ですが、今回は冒険して完全に筆塗りなのでどのような感じになるか心配です。いろんなことしないで無難にすれば良いのですが、常にチャレンジしないと人生の時間が足りなくなります。


1月22日(水) 本焼き終了 窯出し 結果はほぼ良好

心配事が多かったのでドキドキしながら窯出しをしました。長四角皿は鉄赤の釉が程よく溶けて予想以上のよい雰囲気でした。豆皿の鉄赤も筆塗りのテクスチャーが生きています。四角皿は金彩と志野のこげ茶と白のコントラストが良い感じで予想通りでした。織部の皿はどれも釉が薄くなってしまいました。薄いかも?と思いながら釉掛けしましたがやはり薄かったです。織部は本気でどっぷり掛けないといけないですが、厚掛けして釉はじきが出るのも困りもので、結構難しいです。他にも丸みを帯びた四角皿や長皿、湯呑、飯碗などもあります。干支の白蛇は面白い感じに焼けました。詳しくは作品ページにUPしますので、しばらくお待ちください。