竹箒は本来自作するものなのだろう 
     

                                             平成23(2011)年10月10日(月)

  

  1 庭の竹がうっそうとしてきた。

 家の北側の庭には、木蓮、花水木、山法師、南天、ムクゲ、山紅葉、紫陽花、竹などが植えてありますが、竹については手入れを怠っていたため、かなり勢力を拡大してきて、うっそうとしてきました。ついにメスを入れる時がきたようです。本当にうっそうとしていた写真がないので残念ですが、右は手入れ後の写真で、左側の奥の竹は何本も根元から切り取ったりり、伸びすぎた枝を相当落としました。市のごみ袋で5袋分ですから相当な量だったことが分かるかと思います。
 さて、竹の下の落ち葉はかなりの量でしたが、これを片付けるのに竹ぼうきが必要ですが、肝心の竹ぼうきはかなり減っていていまいち。では、この刈った竹でできないものかという訳で、作業を中断して、竹ぼうき作りに専念。すぐにできましたが、その性能はいかに。

 


  2 早速作ってみる。
         
1 竹を切って束ねる 2 中心に芯棒を置く 3 針金を巻く 4 仕上げをする
程よい長さの枝を選び、程よく刈り込み、数が集まったら、先端を基準にして束ねます。弱そうな小枝は将来折れて外れて行くでしょうから、少しずらしておきます。 束ねたものの中央に、芯棒が来るように調整します。うまく場所が決まったら、決して手を緩めず、次の針金巻に移ります。すぐに巻けるように、針金を適度な長さに切って準備しておきます。 ペンチの柄の部分などに巻きつけ、しっかり針金を引きながら巻きます。針金は2、3回巻いたら、よじり巻いて締め上げます。たくさん巻かず、締め上げることに専念してください。 2箇所以上締め付けたら、余った枝の部分を、鋸でそっと切り取ります。傷跡が嫌な場合は、芯棒を少し中にずらせばよいでしょう。


 
  3 実際の使い心地はどうだろうか?

出来上がった竹箒。小振りですが、実は便利でした。 枝先がしっかり落ち葉を捕まえています。 掃除前の竹の庭:かなり落ち葉が降り積もっています。 掃除後の竹の庭:相当きれいになりました。小振りなので細かい部分も掃き出せます。


  
  4 その他の利用方法

 庭木にはかなりカイガラムシが巣くっていますが、そのカイガラムシの枝を竹ぼうきで何回か撫でると、きれいになってOKです。カイガラムシは下に落ちてしまえば、生きていけないと聞いているので、これは有難い。南天やムクゲ、エゴの木などで利用でき、効果大でした。
 竹ぼうきは刈ったばかりの枝で出来ているので、まだ柔らかく、強い力を与えると折れたり切れたりするので、今回の使用はこの程度にしておき、乾燥させて強度をアップしようと思います。


  竹ぼうき作りは、あまり大したことがない製作ですが、刈った枝の再利用は昔に人はとってはこれが普通だったかと思います。
   真っ直ぐな竹の棒は,節の傍の枝の部分をきれいに削って、乾燥させて保存し、トマトなどの支柱に再利用しています。