土で作る楽しみ 
    平成18年4月の作品   
 

   
   H18年 4月23日                       
  
     最近は忙しくて、陶芸どころではありませんでしたが…やっと本焼きできました。今回は赤土で成形して
    素焼き後に「素焼き化粧土」を掛けました。厚く掛けたものは、剥がれ、切れなどありましたが、まあまあの出来でした。
    そして、前回ギンギンに光ったいぶし釉のてかりを何とか押さえるという課題のための黒の飯椀を少し焼成。
    かわいいものも復活。最近、渋すぎましたからね…
    今回の出来はいまいちですが、まあこういうのもあり〜という感じ。今回はどれがお気に入り?    
 
赤土で成形+素焼き後、素焼き白化粧を掛けて、上から古代呉須で青海波模様の絵付けしました。石灰透明釉を掛けて本焼き。呉須の色の濃さがまあOKだったかな?とてもかわいいです。径10.2〜9.5  小さい方は径7.0 土、釉薬とも左に同じ:この模様は「蛸唐草」と言われる模様を真似たもの。まるで蛸の足のように見えるのでこの名前が付いているけれど、この皿では巻きの内にも外にもいぼを付けた模様なので正統派ではないかも…径9.0 素焼き白化粧土に生掛け用の黄化粧土を少し混ぜて掛けてみたもの。半乾き状態の時、自作「みご」でガサガサに仕上げてみました。石灰透明釉掛け。カントリーっぽい部屋には似合うかも…?高7.2 径9.3

白化粧をどっぷりとひしゃく掛け。釉薬は青白磁釉を掛けたため、微妙に青黄色っぽく感じます。シンプルな分だけ気軽に使える感じ。小煮物など載せてもいいかな。高4.7 径13.0 外側:いぶし黒釉でラフに刷毛塗りをした後、白化粧土の刷毛塗り。内側:白化粧を半乾き状態で引っ掻き回してラフな感じに。石灰透明釉。見た目は汚い感じがするが、料理によってはいい感じになるかな?高6.0 径13.4 白化粧で軽く刷毛塗りした後、ひしゃくで部分的に白化粧を掛けたもの。赤土は普通の物を使ったけど、雲母や鉄を含んだものを使った方が雰囲気は出たはず。惜しかったなあ〜。形、大きさは丁度いい感じの飯碗。高6.5  径12.0

内側と上半分だけに白化粧を掛けたもの。石灰透明釉。この手のものはよく見かけるけど飽きないデザインですね。基本的には小湯呑なんだけど、冷酒もいけそうです。飲み過ぎますね〜。高7.5 径7.0 外側:白化粧土刷毛塗り。内側:素焼き白化粧土に生掛け用の黄化粧土を少し混ぜたもの。全体に青白磁釉掛け。内側は少し黄緑っぽくなってます。内と外の掛け方を反対にするとよかったかな?高6.6 径8.0 部分的にテープを貼ってから白化粧をひしゃく掛けしたもの。テープを後で剥がせばこんな模様に。青白磁釉を掛けたので、妙に青クリームっぽい。真っ白の方がよかったかも…。絵具など他の色も載せてもよかった〜。高6.5 径8.8

成形時に溝を作っておき、素焼き後、白化粧土に生掛け用の黄化粧土を少し混ぜたものを塗りました。その後、その化粧土を大胆に部分的にこすり落としたもの。溝に残る部分、こすり残した部分がデザインになってます。石灰透明釉  高6.0 径7.3 広口のteacup。内側は白化粧。外側は白化粧のライン上に古代呉須のラインを重ねて入れました。青白磁釉掛け。持ち手のデザインは結構気に入ってますが、青白磁釉の少し青みがかった感じはいまいちかも…。高6.6 径10.2 素焼き白化粧土に生掛け用の黄化粧土を少し混ぜたものを、内側はひしゃく掛け、外側は刷毛塗りしました。部分的に化粧土のしずくを落としてデザインとしました。青白磁釉掛け。突き出し用の器。高6.0 径9.4

いぶし釉をベースに黒織部と化粧土を混ぜた釉薬を掛けたもの。いぶし釉だけのギンギラギンの雰囲気はなくなったが、やや茶色っぽい感じ。雰囲気的にはいい感じになってきた。高12.0 径6.2  2個 左の釉薬を丸平皿に掛けたもの。刷毛塗りなので部分的に薄い部分があります。個人的には釉薬はしっかり掛かっていてほしいので、次回は濃く掛けるように努めたい。銀の出方はいい感じ。高4.2 径14.8  2個 同じ釉薬をカップに掛けたもの。口の部分を薄くしてみました。何故だか、この口の部分を薄くすると、飲み物の味がよく分かるような気がするのです。外側よりも内側の釉薬の載りがいいです。高7.3 径9.5


 古代呉須の絵付けは楽しかった。またやってみようかな?いろいろデザインするのが楽しい。
素焼き白化粧は余りに厚掛けした部分では、ひびや剥がれなどが見えましたが、普通に掛ける分には問題ない感じでした。作品の雰囲気によって、どぼづけ、ひしゃく掛け、刷毛塗り、ガサガサ仕上げなどいろいろできますが、単調な白にするのか、混濁した感じにするのかで掛け方も変わるわけで、完成作品の絵コンテを書いてから段取りを組んだ方が無難ですね。上掛けの青白磁釉は白の部分が多いときは止めた方がいいですね。反省!。。。。赤鉄砂土などの上には直接掛けるといい雰囲気出ますけどね…。
 黒の色は、もっと本気で黒くしたいので、マンガンか鉄などを増やすことも考えてみたいと思います。今回はまあまあでした。
 さて次回はどうするかな? かわいいものも人気なので考えてみます。少しだけ期待してくださいませ。