玄関飾りのX’masリースを作ろう!    


    この時期の楽しみ!やってみよう!            平成14年12月8日    

  

 もうクリスマスです。九隆庵では毎年、大きなX’masリースを作って玄関に飾っています。(昨年は母が亡くなったのでそれどころではありませんでしたが…)今年は、また復活です。大体はあまり変わったリースではありませんが、手作りの「九隆庵」らしいリースではあります。今まで、「室礼」のページで密かに主張していましたがやっと日の目を見ることができたリース。簡単にできるので挑戦してみてもいいかも…。

 材料を揃えよう
:これは山に行って採ってこないといけません。藤の蔓がbestです。その他、あけびなどもgoodです。葛は乾燥すると表面がしわしわになったり、折れたりするので×です。この時期、藪の中は葉っぱが落ちてしまっているので、蔓探しは至極簡単です。大きいのを作りたかったら、かなりたくさん集めないといけません。ただ、1個大きいのを作っておくと、ずっと何年も持ちますから楽です。ちなみに今回製作の藤蔓リースの直径は55cmあります。一部山葡萄の蔓も混じっています。
貝塚息吹:つんつんと伸びた枝を20cmぐらいの長さで6本ほど切り取ります。色々な緑の材料があるかと思いますが、生垣の貝塚息吹が綺麗で、長持ちします。ちなみに貝塚息吹は切り取ったところから貝塚息吹とは似ても似つかぬ鬼葉のチクチクの葉の枝が出ることがあります。よく観察するとありますよ。とても痛くて地獄のようです。
松ぽっくり:松の木の下で探しましょう。九隆庵は「三国運動公園」に行って拾ってきました。ある所にはたくさんあるのですが、日ごろから目を付けておかないとどこに行けばいいのか分からなくなります。人に踏まれないというのもポイントです。
その他の飾り:木の実など好きなものをどうぞ。でも手作り好きの人はやっぱりなるべく自分で作ってみるといいかも…。
その他の道具など:材料はこの程度ですが、作り物があるので、それは次に説明します。

 松ぽっくりを着色してみよう
 松ぽっくりに銀のスプレーをかけて、銀松ぽっくりを作ります。全体にムラなくがbestですが、ムラがあってもそれもまたいい感じです。すぐに乾くので、乾いたら針金を松ぽっくりの下のほうでぐるっと1周させてとめておきます。
 小物飾りでかわいくしよう

 小物飾りで雰囲気が結構変わるので、小物はおろそかにはできません。今回は紙粘土で飾りを作りました。紙粘土を好きな形にして乾燥したら絵の具で着色します。形を作るときに針金を2つ折にして粘土の中に埋め込んでおいてください。できれば折り曲げた所を1回捻って小さい輪を作ってから埋め込むと、乾燥した時針金が外れません。着色後、乾燥させてニスを塗ればOKです。ちなみに今回は「しし唐タイプ」と、POPな不思議な形と柄のを適当に作りました。あんまりこだわらずに適当でやってます。

かなり適当な形 好きな色で彩色 ニス塗りでつやつやです すごくかわいいです

 組み合わせよう
 ここまできたらもうできたようなもの。先ず、藤蔓のリースの割合ふっくらとしている部分を一番上にして置きます。(細い部分は隠れるからです)左右対称の中心を決めて、底の方から貝塚息吹を配置します。藤蔓のリースの一番上まで貝塚息吹をかぶせるとせっかくの蔓の雰囲気が出なくなるので、貝塚息吹はリースの半分から下か3分の2ぐらいまでにしておきます。貝塚息吹は針金で縛ってとめます。
 こんなリボンがあったら巻くとかっこよくなります。リボンを巻いたら、小物をどんどん付けていきます。松ぽっくりは針金で巻いて止めます。紙粘土飾りは蔓に巻きつけたり隙間に差し込んだりしてとめます。クリスマスらしいベルとかも付けると雰囲気が出ます。やっぱり基本は緑と赤のコントラストで、それに茶の蔓の色合い、そして小物が彩りを添えるという形が基本ですね。
よもやま話
クリスマスには親戚も集まってクリスマスパーティーをします。出し物も計画中?
宗教とは全然関係ないのになぜ祝う?と毎年不思議に思いますが、まあ、このリース作りをしないと寂しい?という感じになってしまっています。
写真では部屋にありますが、この後、玄関に飾ります。ということは、このリースが飾ってある家が「九隆庵」ということに…ン。
1昨年の玄関の様子は「室礼」のページにあります。