フルーツ・野菜をドライにして飾るX'masリースを作ろう!

                                           

この時期の楽しみ!やってみよう! 平成15年12月7日


 あっという間に12月、そしてクリスマスももう間近です。九隆庵では毎年、大きなX’masリースを作って玄関に飾っていますが、今年はドライのフルーツやドライの野菜を飾りにしてみたいと思ってました。しかし、ドライというのは乾燥させること(当たり前だあ)。お日様に当てればいいのだろうが日中は時間がないし、最近天気も相当悪い。そこで、何とか電子レンジを使って簡単に乾燥させることはできないかと考えたわけ。結果としてはそこそこできて何とか安心。さらにハーブも使ってより楽しいリースにしてみました。今年はこんなフルーティ+ハーバルな自作リースはいかがでしょうか?(直径60センチ)


 フルーツはどうする?
とにかく身近なみかんに決定。ややこしいのはまた今度。一般的にはオレンジなんかがいいんでしょうね。でも今回はみかん(買いに行くのが面倒だから)。しかし、相当の水物だから苦労しました。

普通のみかんを2ミリぐらいに輪切りにスライスします。 余りにも水っぽいのでティッシュで押し当てて水気を取ります。このあと電子レンジでチン。しかし、気をつけないと右のようにみかんの袋の部分が焦げてしまいます。チンするときは最初は下にクッキングペーパーを敷いて水分を吸収させるとよいでしょう。


<うまくいくポイント>
1.初めに、輪切りにしたみかんの水分は十分に取っておきましょう。みかんの粒々を押し潰した方が賢明です。粒々を残しておくと最後まで乾燥しません。
2.電子レンジは基本的に内部の水分を表面に出させる役目と思いましょう。電子レンジで完全乾燥は無理です。最初2分ほど加熱したら、下のシートを取替え、今度は1分過熱。加熱後シートを取替えまた1分加熱。このあたりでかなり水分は出てきています。ここでシートなしの状態で皿に並べてさらに1分加熱。皿を見るとみかんの裏側は水分でどぼどぼなので、みかんをどぼどぼでない場所にずらしてまた加熱。様子をみて再度挑戦。ここまでくるとかなりしなっとしてくるので、今度は右のようにファンヒーターの前に網を置いて並べておきます。2時間ぐらいでパリパリになります。ならなかったらドライヤーで強制乾燥できます。
近づけ過ぎないように〜。 シートを替えるときは慎重に!こんな風に皿を2枚使ってひっくり返すと崩れずOKです このように並べてチンして、濡れたら横に移動させます。

 野菜はどうする?

野菜もみかんと同様にして作ります。今回、れんこん、人参、ピーマンをやってみました。(冷蔵庫の中をあさって…)。れんこんはもともと水分が少ないので簡単です。人参は水分が抜けにくいのですがうまくいきます。ピーマンはくしゃくしゃになってだめでした。

 乾燥状態はこんな感じ

ぱりぱりで超いい感じ。軽〜い。色もそのままの感じ。 れんこんもいい感じ。着色する方法もあるけど今回は自然にそのままで… まるで椿の花を思わせる可憐な人参のドライ。かわいいでしょ? みかんの皮を星型に切ってドライにしました。超グッドアイデアだよ〜ん。

 組み合わせよう      あとは前回紹介した通りに組み合わせていくだけです。

ハーブは自宅にあるローズマリーを緑のベースにしました(中央)。めちゃくちゃ茂っているので剪定がてらに丁度いい感じです。これまでは貝塚息吹をベースにしていましたがハーブもなかなかいいです。右はローズゼラニウムです。これは低温に弱いのでこの際かなり刈り込んでもOK。株が生き残っていれば春にまた芽が出ます。左はコサージュ用に10年以上前に購入したつる植物。まだ健在です。かわいくていいものなのだけど水分がなくなると葉っぱは黄色くなると思う。ま、しばらくは楽しめるけどね…。
ドライになったものは針金を通して固定します。その他、好きな飾りを付けていきますが、テーマは絞って飾りましょう。あんまり、サンタさんとか雪だるまとかは子供っぽくなってしまってブ−ですね。昨年の方法で手作りの紙粘土の飾りを作るのもいいですね。今回は粘土の手作り「鷹の爪」はくっつけてあります。 新参者のドライな物も結構主張してます。
玄関に飾りました。いよいよクリスマス。誰か九隆庵にプレゼント持ってきてくれないかなあ。特に酒をね!器は十分用意してあるんだけど…などと。 みかんの皮の星も光ってるぜ!

   よもやま話
      クリスマスといえば、ケーキ。昔は作ったけど最近は作っていない。きれいにデコレートするの得意だったんだけど…。
       最近は、きわどい忘年会の出し物の準備に追われて…。反省、反省。


     平成14年のクリスマスリースはこちらで!
     昔の玄関の様子は「室礼」のページにあります。