
写真・説明は季節の花 300より
銭が回転しているように見えるところから「銭舞(ぜにまい)」それがしだいに「ぜんまい」になった。
時計の「ゼンマイ」もこの植物名からついた。 |
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ぜんまい採りの話。昨年まで4月末から5月上旬にかけて家族で山にぜんまい採りに行っていました。今年はどうなるか分かりません。というのは実は昨年末一番の行きたがり屋の母親が亡くなり、しかも採った後の湯がき、乾燥などの始末も母親がしていたので、そのノウハウを伝授してもらうことができず困っているのです。大体は分かりますが、行きたがり屋がいなくなりどうしたものか?
ぜんまいは採ったらすぐに@わたを取り、A硬くなった部分を折り取り、B湯がき、C藁灰にまぶし、D天日で乾燥ということになります。 一応分かっているノウハウは次のとおりです。
@わたは取りにくいが、ぜんまい全体にさっと水を掛けるとかなり取れやすくなる。
A山で折り採った直後から茎は硬くなっていく。なるべく早く持って帰り、すっぱりと折れるところまで短くしていく。ここでけちったりすると筋張ってしまい×となります。
B鍋でさっと湯がいていました。その加減は分かりません。
C湯がいた直後に藁灰をまぶしていました。藁灰がBESTなのかは分かりません。
D網籠で干していました。どの程度干せばいいのか分かりませんが、とにかく完全に乾燥しないと保存中にカビが発生すると思います。天気がよくないとダメで、雨が続いたりするとカビが生えてしまい、ほとんどだめになった年もあった。
水煮してあるぜんまいは本物の味がしません。天日乾燥のぜんまいは甘くておいしい。この味を味わうためにはやはり何とかして自分でやってみるしかないかなあ。
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