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   平成14年6月の話題    

  

  6月22日(土) 花しょうぶの寺に行ってきました

 やさしい花です。和です。

梅雨です。今日も何だかはっきりしない天気。雨が降ったりやんだり。でもこの時期にぴったりの花と言えばやっぱり菖蒲ですね。出かける時も小雨でしたが思い切って花菖蒲の寺で有名な「大安禅寺」に行ってきました。小雨に濡れて菖蒲はさらに趣き深い感じでした。じつは昨年も行っていますが、昨年は行く時期が少し早くて咲いているのは少しでした。で、今年は逆に少し遅い感じで花が終わってしまっているのも目立ちました。世の中都合よくは全然いかないものなのでそこはまあ諦めて、暫く花を眺めて心を洗いました。などと…格好よく言ってしまいました…。

紫陽花もこんなにきれい。う〜ん。雨に洗われてさらに美しさを増しましたね。紫陽花は土の酸性度に応じて色を変えるらしいのですが、実験したことはないのでどうでしょうかね?あちこちで咲いていましたが、この紫陽花という木は挿し木で簡単に増やせます。切った枝を植えたい場所に挿しておくだけです。

「花しょうぶの寺」について
大安禅寺HP
大安禅寺は1658年に福井藩主松平光通により建立。大愚宗築禅師を迎えて開山。しかしその起源は泰澄大師の頃の1230年前にものぼるとのこと。

花より団子です。

 花もいいけどこの花菖蒲の寺での楽しみは「沙羅庵」での和の甘味です。今日もたくさんの人でした。そのほとんどが女性です。というか男は私だけでした。とりあえず大好きな葛きりを注文。この葛きりには甘梅が入っています。砕いた氷とこの梅とそして葛とがマッチして至福の極みです。九隆庵女将は抹茶セットを注文。こちらには水饅頭が付いています。抹茶と水饅頭もベストマッチですね。



カロリー高い?でもみんな食べてたなあ…

水饅頭の下にはさりげなくもみじが…
大安禅寺の中はもっとすごい

大体は撮影禁止あるいは撮影を控える場所なので画像はあまりありません。仏像など恐れ多くて撮る気にもなりません。左の写真は奥に達磨の絵がある廊下です。

その夏椿の花を水盤に浮かべて飾ってありました。きれい!!この他にも粋な室礼がいっぱい。勉強になりました。

 10mぐらいの沙羅双樹の大木があります。沙羅双樹とは九隆庵「育てる楽しみH13夏の号」でも紹介している夏椿のことです。じつはこんなに大きくなるとは知りませんでした。花も直径4〜5センチぐらいはありました。

 宝物もいっぱい。う〜ん。屏風がいいなあと思いました。
山を登っていくと松平家の墓所があります。福井藩祖結城秀康の墓石もあります。その名のとおり秀康とは家康の次男で秀吉の養子となりさらに結城家の養子となりました。この墓石の場所は「千畳敷」と言って福井の名石のしゃくだに石の石畳が1360枚も敷き詰められているのです。