母親の一周忌法要を終えたあと、大野市のイベント、「小京都物産五番祭り」に行ってきました。法事をしたお寺からわずか100メートルぐらいのところです。当日えらく人がざわざわしているので、何だろうと見てみるとこのイベントをやっていた訳で、全く知りませんでした。かなりの人出で、京都、大阪からの観光バスも結構来ていて、近所の道では車がなかなか通れないくらいでした。大体、京都大阪には見るものがいっぱいあるだろうに、何故にこの大野市に来るのだろうと不思議に思います。まあ、そういう事情で少し状況をお知らせします。
大野市は碁盤の目のように格子状に道路があるので、北陸の小京都と呼ばれています。東西に六間、七間、八間という「間」と呼ぶ道路、南北に二番、三番、四番、五番という「番」と呼ぶ道路が交差しています。今回は五番にある商店街の企画です。(その他大野市街地のイベントは全国的にも有名な七間大野朝市とか、七間かまくら祭りとか、六間大野踊りとか、結構いろいろイベントがあります)。今回のイベントは「物産祭り」ということでお店での買い物がメインです。 で、歩いていると、舞妓さんにばったり。これはどういう企画?よく分からないのですが、少し嬉しくなってついていこうとしましたが、周りには立派なカメラをもったおじさんたちが取り巻いていて近づけませんでした。仕方なく、後姿をかろうじて撮りました。(ちなみにこの灰色の服のおじさんもカメラマンです)
日本全国の地方の物産のお店が出ていました。大野の田舎に似ているところが多いかな?アイヌの木彫りのお店から、乾物の店、ラーメン屋さんなどいろいろ。九隆庵おかみは先ず、「上庄里芋」をゲットしました。写真の籠1盛が300円。煮ても歯ごたえしっかりの上庄里芋です。やはり大野はこれです。次に目をつけたのが「だし昆布」、500グラムで1,000円。これって安い?お店のお兄さんが、「分厚くてしっかりしている方がいいだし出ますぜ!」と言ったので、「じゃあ、お兄さんのお勧めはどれ?」ってことで、選んでもらいました。まあ半信半疑だけど、この際信じて買いました。これでうまい煮物が食べられるかな?
この日は珍しく晴天で、法事もばっちりでした。しかも、物産展をぶらぶらできて、ちょっとゆったりした感じでした。帰りには陽が少し沈みかけて寒くなってきました。大野は盆地なので早く日が暮れるのです。11月の秋の話題、忙しいけどもう一つぐらい載せられたらいいけどね…続きはまた今度。お楽しみに…。
三国運動公園を通り、突き当たると海岸線に出ます。右に曲がるとそこは東尋坊。東尋坊の入り口を左手に見て内田惣右衛門記念館を右に曲がり、突き当りまで行くと「風の扉」があります。なぜ?こんなところに?というところにあるのですが、その雰囲気のよさは、ついつい覗いてみたくなる感じです。 店内のディスプレイはシンプルですが、置いてある陶器はとにかく綺麗です。どれも欲しくなるものばかりです。値段は少々高めですが、どこにでもあるものではないので、仕方がないと思います。洋服もあります。
購入したのはこのカップ。白化粧に象嵌、全体に灰系釉薬がかかっていますが、持ち手の部分は白化粧の下に灰色の釉薬をあらかじめ筆でかけてあります。薄作りで口の部分はかなり薄い。代わりに底は広がっています。さらに、持ち手はごっついというアンバランスで普通はダメな作品になってしまうのだろうけど、これは、アンバランスが集まって素晴らしく調和している感じ。値段は2,800円。高いかなあ?仕方ない。思い切って買いました。他にもなかなかの物がいっぱいです。 プレゼントに買っていくお客さんが多いようですね。おかみは、素敵なボタン(1,000円)とミニ巾着(300円)を買いました。ボタンはイヤリングの土台にくっつけて、和風イヤリングにする予定です。
ショップの横にはカフェスペースがあります。ガラス張りで周りの山や自然がすぐそばに…。注文したのはココアと抹茶。ココアは白い大ぶりのカップに入って出てきました。このカップは持ち手が銀、三点支持の脚は金という装飾です。抹茶は羊羹が付いていました。羊羹は黒い四角い石のプレートに載っていました(粘板岩?)器と味を楽しみながらゆっくりいただきました。