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  平成24年5月の話題   



  5月21日(月) 日食の観察をしました

 太平洋側では金環日食が見られ、福井でも金環にはならないものの日食が見られるというので、朝から観察をしました。用意したのは丸い穴を開けた紙を張り付けた手鏡と九隆庵らしく素焼きの板のみです。専用メガネは1000円近い値段で売っていたのですが、さすがに高いと思い買いませんでした。このようなセットなので全然期待していませんでしたが、結構楽しめました。直視はできませんでしたが、日食の様子が観察できてよかったです。金環食は日本では1987年に沖縄で観測されて以来で25年ぶりとなっていて、今後はもう当分見る機会はないでしょう。また、次回の皆既日食は2035年9月2日で、観測できる場所は中部・関東の一部などとなっていて、これも難しいかも…です。なお反射式ですから、実際の見え方は上下左右反対になりますので、そう思って見てください(観察地点:福井市)

  <用意したものとセッティング>
 手鏡に直径5ミリの穴を開けた紙を張り付けただけのものです。反射した像を2mほどの先の陶板に映します。鏡のすぐ手前に映る円形の光は、穴を映し出しただけのものなのでだめです。穴を大きくすると像を結ぶまでの距離が長くなるので、場所によって穴の大きさを調節するとよいでしょう。
 
 <さっそく観察です>
左下から欠けていきます。実際は右上から欠けていっています。 かなりほっそりとしてきました。何となく周りの景色の色合いが落ちてきました。 弓型がとてもきれいです。
日食のピークです。 今度は弧が下側になってきました。 7:25頃と丁度同じ程度の欠け方です。

太陽がかなり見えてきました。この頃になると太陽の眩しさが、普通になりました。 7:15頃と同じ程度の欠け方です。 紙にボールペンの先で穴を25個開けて、ピンホールで映してみました。たくさんの弧の太陽が一度に映って面白かったです。
                                

 5月26日(土) 松本クラフトフェアに行きました
 
 どうしても行きたかった松本クラフトフェア。朝7時30分福井発。北陸自動車道北向きで上越JCTへ、上信越自動車道に乗り更埴JCTから長野自動車道で松本まで行きました。11時半には松本市のJR駅近くの駐車場に車を入れ、徒歩で会場に向かいました。会場の「あがたの森」周辺は、近隣の住民から違法駐車での苦情が殺到しているということで、駐車場は確保されていません。苦情の理由も分かるのですが、一部の困った人のために、主催者も訪れる人も迷惑を受けているというのが実状ですね。
 会場にはとてもたくさんのブースがあったので、全て見て回れるかどうか心配でしたが、何とか効率よく全部を見て回ることができました。どのブースも完成度が高い素晴らしい作品ばかりでした。ただし、どの作品も値段は高いので手が出ませんでしたが…。
 駐車場に戻る際、中町商店街を通りました。昔の蔵造の通りで工芸関係の店もいろいろあり楽しめました。女鳥羽川そばの「女鳥羽蕎麦」を食べ、和菓子店で栗羊羹を買って帰路につきました。高速での帰りに小布施SA(道の駅小布施と一体化しています)に寄り、そこでは時間があれば行く予定だったはずの塩尻の五一ワイナリーのブランデーを購入しました。
 往復800キロでした。さすがに疲れましたが、良い作品を見ることができて満足でした。
 



 5月27日(日) 越前陶芸祭りに行きました

 前日の疲れが取れないまま、今度は越前陶芸村の「陶芸祭り」に行きました。午後2時過ぎに行ったので何とか駐車場は確保できましたが、人出は多く混んでいました。松本クラフトほどの魅力はありませんが、若手の作家さんの頑張りが感じ取れました。越前焼きのジャンルにこだわることも大切であり、またジャンルを超えて創意工夫することも大切であるという難しい課題の解決が求められています。陶芸村にある穴窯では火が入れられていました。いいものが見れて良かったです。