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  平成26年 12月の話題   



 12月6日(水) 雪がかなり積もりました。

昨日の夕方からみぞれが雪に変わりました。夜も外は静かで、しんしんと降っていました。朝見てみると15センチは積もっていました。雪国だから雪が積もるのは諦めていますが、12月の初旬でこれだけ積もるのはあまりないことのように思えます。午後には雪が止んだので、玄関周りや駐車場の雪除けをしました。見た目よりずっと重い良くない雪で、スコップで持ち上げるのもかなりの力が必要です。またべたついてくっつきやすく、重さで木の枝が折れて電車の架線に掛かったりしないように願うばかりです。スコップやママさんダンプにスプレーをして雪が付かないようにしたり、凍結に弱い植物の鉢を家の中に入れたりなどしました。ついに本格的な冬になってしまいました。


 12月16日(火) 今頃、やっとクリスマスリースを飾りました。

何かと忙しい毎日なので、どうしても季節の室礼は後手に回り気味。昨夜の夜中にやっとクリスマスリースを作りました。パターンは決まっているので手早く作れるのですが、完成度は低め。ワイン好きなので、シンプルにコルクで作るリース(過去には作っています)もいいかなと思ったりしますが、やはりナチュラルな感じの方が好きなのでこのスタイルに。仕事から帰ってきて、やっと玄関先に飾りました。先ほどまでは無風だったのに、飾っている最中から風が強くなってきました。明日は大荒れの予報。JR北陸線の特急も運休が決まったようです。リースも風で飛ばされないようにしっかりくくりつけておきました。それにしても12月に大雪、大荒れって困った話です。


 12月24日(水) 石油ファンヒーターの修理

コロナの石油ファンヒーターを使っていますが、E4エラーが表示され勝手に消火されてしまいます。再度点火してもすぐに消火されてしまうので困っていました。燃料フィルターや空気取り入れ口などを掃除しても改善されません。ネットで情報収集してみると、原因は部屋で使ったスプレーなどに含まれているシリコンが燃焼室内のフレームロッドというセンサーに付着したことが大きな原因のようです。フレームロッドは温度によって炎電流の量を調整し、センサーはその変化を感知して安全装置を働かせる仕組みになっていますが、表面をシリコンで覆われることによって誤作動をしてしまっているようです。
修理に出してもいいのですが、6000円〜1万円掛かるのなら新品に交換という方法もあります。しかし、もったいない。何とかして自力で直したいと思い、思い切って分解修理に取り組みました。

先ずはコロナのHPに載っている情報を確認してください。
http://www.corona.co.jp/safety/safety1.html#15
●シリコーン等による影響の原理
石油ファンヒーターでは炎検知器とバーナの間を流れる微量な電流を測定し、燃焼状態を常に監視しています。 シリコーン等配合の製品を石油ファンヒーターと同時使用された場合、飛散・蒸発したシリコーン等が燃焼用空気と共に燃焼室内部に入り込み、高温によって「シリコン酸化物(白色の粉)」として炎検知器に付着します。シリコン酸化物は高温でも分解されにくく、一度付着すると自然には取れません。また、電気絶縁性が高く、電気の流れを阻害して安全装置が異常と判断し運転を停止させます。

  修理の開始
フレームロッドは燃焼室内にあるので、燃焼室までは完全に解体していかねばなりません。どこをどう外していったのかを組み立て時に間違わないように、手順に沿って写真を撮っておきます。またねじや部品は外した順に床に並べておきます。以下の写真はその一部です。
ファンヒーターを台の上に置き作業しやすくします。正面のパネルを外します。 電気関係の束コードを外します。向きを間違わないように、色などの手がかりを記録しておきます。 裏パネルを外します。温度センサーの端子を外します。ファンのモーターも外さないといけません。 燃焼室はこのボックスで囲まれているので外します。嵌め込み部分などに注意してください。
いよいよ燃焼室の上蓋を開けます。爪を折らないように!蓋の向きも覚えておいてください。 燃焼室内部にたどり着きました。上が点火端子で右下がフレームロッドです。左下には錆も見えます。錆落しをしました。 点火端子。尖っているべき部分に塊が付いています。点火時にボン!と爆発的着火になっていたのはこのせいです。磨き落としました。 これはフレームロッド。全体が白くなっています。ファンヒーターの正面の燃焼窓から見える部分です。

フレームロッドに付いたシリコンは簡単には落ちず、時間を掛けて丹念に磨きました。何といっても再度蓋を開けるのは嫌ですから念入りになります。ただ、折れやすいとのことなので、力の入れ過ぎは厳禁です。解体とは逆の順序で組み立てて完了。ねじの閉め忘れには注意してください。また、本体後部の温度センサーの出し忘れは厳禁です。温度センサーが壊れたり、最悪火事になることもありうるからです。本体内部にはかなりほこりが溜まっていたので、掃除も出来て安心です。
さて、組み立て後はごみの吹き出しや異常燃焼が怖いので、本体を屋外に出して電源ON。安全を確認して屋内で試運転しましたが、絶好調です。点火時の爆発的着火はなくスムーズ。運転は順調でエラーはなく、今までよりも静粛な運転でさらに火力が増したように感じます。修理はこれで完了です。
フレームロッドの回りはスペースが余りないので、ペーパーをフレームロッドを包むようにして廻して磨きました。 本体は薄い鉄板で出来ているので、曲げたりするとうまく組み立てできないのではないかと心配でしたが、何とか完了。2〜3時間掛けてゆっくり修理するのが肝要です。なお、修理などが苦手な人はしないほうが無難です。電気製品ですし、火力を使うものですので、先ずは安全第一だと思います。