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12月4日(日) 作品の素焼き開始
昨年末に窯出ししてから1年が経ってしまいました。1年間もお休みしているなんてぐうたらかと思われますが人生は長いものです。慌てずじっくりと取り組んでいくのが自分流だと思っています。11月に入ってからは少しずつ成形して、やっと素焼きができるまで作り貯めました。成形作品の数は窯にぴったり収まる量で、あと1個でも多かったら入らないという状況で、毎度勘が冴えています。今回の焼成のメインは油滴釉です。これまで一度も試したことがない釉薬です。どちらかというと古趣味な印象で避けてきた感がありますが、今回油滴の茶碗の実物を見て触発され制作意欲が湧きました。しかし油滴は結晶釉でありなかなか思うようにできないというのが実状だと思えるので、できなくて元々というスタンスで臨みます。器の形は天目型を意識して作りました。窯詰めをして素焼き焼成開始。800度まで上げます。素焼きを終えたら釉掛けとなります。鉄分の泡が釉の外に出ないように釉は厚めにし、結晶化を促すために冷却はかなり時間を掛ける予定です。コンピューター制御の焼成なのでまず焼成曲線を考え、入力する予定です。 |