福井市清水南公民館の館内案内

清水南公民館へのアクセス

福井市西部に位置し、きらら館南側建物の1階が清水南公民館です。清水図書館が2階にあり、3階には資料館があります。

福井市立清水図書館

昭和60年に開館し、親子3代での利用も増えてきました。玄関は、公民館の外階段を上った2階にあり、小さくまとまった、くつろげる図書館です。

福井市清水郷土資料館

清水南公民館との複合施設である清水図書館の3階にあり、清水地区の地質・考古・歴史・民俗を、代表的資料によって紹介しています。

福井市きらら館

きらら館では、会議室や 約250人が収容できる多目的ホールを貸し出しています。  会議や研修だけでなく、講演会や発表会の会場として利用できます。

きららパーク

野球、ソフトボール、サッカーなどに利用できるナイター照明付き多目的グランドをはじめ、ナイター照明付きテニスコートが4面、室内体育館もある総合運動公園です。

清水南公民館の館内の紹介

玄関(ポーチ)

向かって左側に「植木庚子郎像」、右側に「中庭」があります。

多目的ホール

使用料
時間帯 基本料 冷暖房使用時
09:00~12:00 ¥990 ¥1,480
13:00~17:00 ¥1,320 ¥1,980
17:00~21:00 ¥1,650 ¥2,470

会議室

使用料
時間帯 基本料 冷暖房使用時
09:00~12:00 ¥330 ¥490
13:00~17:00 ¥440 ¥660
17:00~21:00 ¥550 ¥820

講習室(大)

使用料
時間帯 基本料 冷暖房使用時
09:00~12:00 ¥330 ¥490
13:00~17:00 ¥440 ¥660
17:00~21:00 ¥550 ¥820

講習室(小)

使用料
時間帯 基本料 冷暖房使用時
09:00~12:00 ¥330 ¥490
13:00~17:00 ¥440 ¥660
17:00~21:00 ¥550 ¥820

図書室

使用料
時間帯 基本料 冷暖房使用時
09:00~12:00 ¥330 ¥490
13:00~17:00 ¥440 ¥660
17:00~21:00 ¥550 ¥820

調理室

使用料
時間帯 基本料 冷暖房使用時
09:00~12:00 ¥660 ¥990
13:00~17:00 ¥880 ¥1,320
17:00~21:00 ¥1,100 ¥1,650

中庭

ホールから撮った写真です。

花と緑にあふれ 歴史が息づくまち 清水南
~地域づくりの拠点として~ 清水南公民館

清水南地区の概要

 昭和30年、丹生郡志津村、三方村、天津村が合併して清水町となったが(清水南地区は天津村に相当)、その後清水町は平成18年に福井市に合併し、今日に至っている。 本地区は、天王川と志津川、日野川の恵みを受けた肥沃な田園地帯にあり、コシヒカリをはじめ良質の米、麦、大豆を産し、幻の地酒「天津神力」や手作りの田舎味噌「新ちゃんみそ」などの名産をはぐくんでいる。 本地区は11の集落からなっており、地区の中央部を主要地方道福井・朝日・武生線(広域農道)が縦断している。西部には健康づくりの拠点施設である「ふくい健康の森」が立地されており、北部には大型スーパーセンター「プラント3」、JA農産物販売所「丹生膳野菜」などの商業施設と、市保健センター、総合運動公園「きららパーク」、こども園、中学校、図書館、公民館などの教育関連施設がある。また、南部の日野川沿いに「グリーンピア清水工業団地」が造成されており、プラスチック加工、電気、鉄鋼関連の工場が立ち並んでいる。 このように本地区は自然が豊かで様々な施設が立地されており、快適で生活しやすい環境にある。また、福井市街地や鯖江市、越前市、丹生郡への交通網が整備されており、地区外へ働きに出ている住民が多い。 かつて本地域の基幹産業であった稲作中心の農業は、現在個人で従事する人が少なくなってきており、生産組合等に委託したり、法人化して共同で行ったりしている農家が増えている。また、本地域には、住宅団地が造成されなかったこともあって少子高齢化が一層進んでおり、校区の清水南小学校の児童数は現在80人を下回り、年々減少の一途をたどっている。

 以下、公民館が関わる「特色ある地域づくり」の活動をいくつか紹介したい。

レインボー花壇
清水地区の位置

地域づくりの拠点として

清水南公民館は、様々な教育事業の開催や自主グループ活動の支援など「生涯学習の拠点としての活動」とともに、防災訓練・区民運動会・敬老会・ふるさとウオーク等の地区行事(事業)に対し、各種団体と協働したり, きめ細かな支援を行うなど、「地域づくりの拠点としての活動」にも積極的に取り組んでいる。

以下、公民館が関わる「特色ある地域づくり」の活動をいくつか紹介したい。

(1)「心豊かな人情のまち」

~ふるさと発見、魅力づくりプラン~

語り部と歩くふるさとウォーク

 ふるさと南地区のよさを知り、誇りと愛着を深めてもらうことを目的に、平成21年度より毎年11月に実施している。日野川と山に挟まれた清水南地区内には、多くの古墳や城跡、神社や寺院、寺院跡などが点在し、ゆっくり歩くことでこうした歴史と魅力が再発見できる。 清水南地区まちづくり協議会の「活き活きまちづくり委員会」が中心となって準備をする手作りイベントで、子どもからお年寄りまで毎年約150人が参加する。「知る」だけでなく、歩くことが健康作りにつながり、世代を超えたふれあいで交流も図られる。 イベントは清水南11地区を5~6エリアに分け、毎年一エリアを歩くが、地区内を一回りし、現在3巡目に入っている。住民の間にも浸透し、訪問場所や沿道の清掃、休憩時やウォーク後に振る舞われる地区の特産を生かした菓子や料理作り等、地元の自治会の協力が活発になってきている。 また近年は小学生、中学生が「地域と進める体験推進事業」の一環として、当日のウォーク参加だけでなく、ふるまいのお菓子作りや受付のお手伝い等にも関わってくれるなど、地域全体が結束した活動になってきている。 公民館も、ウォーク自体の運営にも深く関わっているが、それ以外にも教育事業で「清水南地区の歴史講座」を企画するなどして、地域の歴史や魅力の再発見に貢献している。

令和5年度ふるさとウォーク 片山町・清水山新保地区

ふるさとウォーク ふるさとウォーク

令和5年度花壇コンテスト 最優秀花壇(甑谷町)

自治会花壇活動

(2)「花と緑にあふれた潤いのあるまち」

~花と緑がいっぱいエコプラン~

自治会花壇活動

 清水南地区では、「地域の魅力発信事業」の一環として11自治会すべてに地区花壇が設置されており、地域をあげて「花と緑のまちづくり」に取り組んでいる。 昨年も全自治会が福井市花壇コンクールに応募し、一つの自治会が入賞した。多くは寿クラブの力を借りて運営されているところが多い。  公民館も教育事業で「園芸教室」を開講し、花壇活動に参加していただくボランティアを育成したり、各地区の代表者に花の苗を配布する際に「花壇講習会」を企画することで、各地区の環境美化活動を支えている。

レインボー花壇

清水南地区内 県道島寺交差点にある4つの大型花壇は「清水南レインボー花壇」の名称で親しまれている。ボランティアグループ「虹の会」のメンバーによる、春花壇の草取り、春花壇の撤去と整地作業、夏花壇の花苗定植作業、夏の水やり、補植、夏花壇の撤去と整地作業、春花壇の花苗定植作業等、地道な活動を経て、毎年きれいな花を咲かせ、地区住民やドライバーの目を楽しませている。  公民館も教育事業で「園芸教室」を開講することで、「花と緑にあふれた潤いのあるまちづくり」をめざして花壇活動に参加いただくボランティアの育成を図っている。

レインボー花壇
健康長寿教室

(3)「安心して暮らせる住みよいまち」

~活き活き健康・安心安全プラン~

健康長寿教室

 地域の高齢者の方が元気に暮らせる知識と健康法を学び、軽スポーツ(健康体操)を楽しみながら体力維持に努めてもらうことを目的として、「健康長寿教室」(年5~6回)を公民館主催で開催している。 フレイル予防を目的とした体操を主体に、ゲーム、ダンス音楽を取り入れ、楽しみながら高齢者の体力向上に努めている。また、旬の話題や高齢者に関連した内容を取り入れた教育事業も行っている。 地区の敬老会の講話や合同デイホームでの健康体操教室も健康長寿教室の一環として公民館が担当している。

3 終わりに

清水町時代は南地区全体のこととなると行政任せになることが多かった。福井市に合併し、その点は改善されつつあるが、まだまだ十分とはいえず、誰もが気軽に参加できる住民自治の確立を目指し、自主的な地域作りをしていくことが求められている。 これに対し、清水南公民館は、各関係機関や団体と協働・連携を深めながら、教育事業の講座にまちづくり事業と関連のあるもの(園芸教室や地域の歴史講座等)を取り入れるなど、「地域づくり」と「生涯学習」を一体化させて取り組むよう努力していきたい。

令和5年度写真コンテスト 最優秀作品(真栗町:岩本英美子さん)

写真コンテスト最優秀作品