----- この方の書いた自然療法 -----
自分なりに意訳しました。雑な訳文で失礼します。
アメリカの家庭医には意外な健康法や治療法がある。
特に食事療法については、日本より進んでいる。

目次
第1章 何を食べるべきか?

第2 ダイエットQ&A 

第3 何を飲むべきか?

第4 空気と呼吸 

第5 運動嫌いの運動ガイド

第6 リラックス、休息と睡眠 

第7 習慣

第8 つながり 

第9 心臓発作に罹らない方法

 第10 脳卒中に罹らないために 

第11 ガンに罹らないために 

第12 免疫を守る方法

第13 簡単にできる自然療法 

第14 ビタミンとサプリメント

第15 ハーブの薬箱

よくある病気の家庭療法集 
(
赤字が更新した区切りです)次へ


1部 第1

1部 予防的健康維持
1章 何を食べればいいのか?
簡単な質問ではあるが,簡単な答えはない.たいていの人は貴方を正しい食事をとるように説得するが,たいていは貴方の知っている理論とは矛盾した情報であり,貴方を混乱させる.わたしは説得力のある論拠を肉,魚,鶏肉,牛乳,チーズ,バター,果物,野菜,植物油,小麦,卵,パン,酵母,砂糖,香辛料などについて知っている.私の論拠が正しいなら,私たちが必要とするものを避けることで起こる多くのトラブルの原因を知ることができる.
 いろいろな食事療法の問題を観察してみると,ヨガでは食事をバランスがとれている順に3つのグループに分けている.新鮮なヨーグルトと白米が一番であり,玄米が最下位である.食事生活理論において,日本では玄米が一番であり,乳製品と白米は栄養バランスでは最下位であると紹介されている.
 では,一体何を食べればいいのか?私が言えるのは正しい食事療法など存在しないと言うことである.たとえば特殊な食事療法は貴方には有用でも私には有用でないし,今は有用でも1年後には有用でなくなる.私たちはそれぞれ異なった体質を持っているので食事療法も異なるのである.だれかが正しい食事療法を見つけたと言ってもそれを信じてはいけない.多くの常識を破った例を紹介しよう.ロシアの女性で106歳になるがとても元気な人である.彼女の健康の秘訣を聞くと野菜を食べないことであると.
 権威者は人間というものは本来菜食主義者であるというし,また別の権威者は動物の作り出したものが健康に良いという.ただ言えることは人間は雑食動物であり驚くほどいろんな種類の食物を摂取することである.いろいろな本に書かれている偏った食事療法や健康食品のパンフレットは不健康であると考えられる.すなわちわれわれの体は能率が悪く,やりくり上手ではなく,正確に正しい食事をとらないと簡単に駄目になってしまう.これらの仮定に基づいいて実行することは,貴方の体の回復力や適応力を試すだけである.これらの危険な信じ込みは良くない.
 同じように不十分は食事療法が病気を引き起こしたり,食事療法をきちんとすればどんな病気も治癒するという人のことを信じてはいけない.食事療法は貴方の健康を削る.食事療法と貴方の健康を守ることとは区別しなさい.一体何を食べて良いのか何を食べてはいけないのか貴方はわからなくなるだろう.貴方の健康に関与する空気や騒音や感情的なストレスについては貴方はどうすることもできないが,何を食べるかについては別である.貴方の健康に良いことをなすのをみすみす見逃すとは残念なことである.
 貴方の食習慣を変えることは貴方の体の回復力を活性化し生活を改善する.確かに身近にある食べ物ではなく新しい食べ物を探すことは難しい.しかしそうするには健康になりたいという精神的な力が必要になる.私は今までに長期間の断食やmacrobiotic diet(長寿食)やヨガや菜食主義などで難病から回復した例を見ている.これらの症例の紹介は必要な栄養の補給というプログラムによって解決された.心理的な変化はこれらの特別なプログラムには重要である.私は自分の患者に食事を変えることは,自然回復の機会を増やすことと同じであると説明している.決して治療の為に行っているのではない.
 私は決してプロの栄養士や障子療法士より多くの知識を持っているわけではない.栄養学は原始的ではある.食事療法の研究は風習による偏りがでやすいにもかかわらず,研究者はそれに気が付くことができない.風習に伴う偏りについて一例を挙げると,ロブスターの尻尾を食べるときとイナゴの唐揚げを食べるときでは異なる反応を示すだろう.組織学的には2つの成分はほとんど同じであるにもかかわらず,私たちの風習では一方はおいしく,他方はぞっとする食べ物である.風習からは何が食べ物で何が食べ物でないかを知ることは困難である.食と食べ物は大きな象徴的出来事であり,タブーと儀式がそのまわりに存在する.異なった食の好みは国家や宗教や時には家族をも分ける.この危険な世の中で難しいけれども本当の情報を見つけ出そう.
 栄養学では食物を4つのグループに分ける.この考えからはタンパク質にとらわれるのは不健康であると結論づけられた.登録された食事療法士は故意または故意でなくても食品会社からの情報に影響されている.情報源は公平でなくてはいけない.もし貴方がおすすめの食物を摂るなら,学校や病院の栄養士に従った方がよい.
 これらの注意事項を含んだ健康的な食事療法の9つの基本的な心構えをこれから述べる.

1.知性ではなく感覚で食事を選びなさい.
 貴方の味覚や嗅覚はすばらしい案内役であり,何が良いかを教えてくれる.たとえその食べ物が嫌いでも,もしその食べ物が貴方にとって良いと考えるなら,あなたの体からの信号を聞いていないことになる.他の人が貴方に良いよと勧めてくれる嫌いな食べ物を摂ることは基本からはずれている.貴方が食べるべき食物は貴方の感覚でもって貴方にわからせようとしている.食べることはある人にとっては人生の楽しみであるので,健康の為の食事療法は食の楽しみを奪うものではないし好きな食べ物をあきらめることは無いと言える.

2.食事中は食事に集中し楽しみなさい.
 貴方の消化器官の調子は貴方の心の鏡である.つまり多くの消化器疾患がストレスに関連しているように.もし貴方が食事中に怒っていたり,神経質になっていたり,気が散っていたりすると,貴方の体は食物をうまく消化できない.もし貴方が新聞やテレビを見たり,仕事の話に夢中になるなら,食事に対する集中力は当然のごとく失われる.食事に集中し楽しむことが食物を効率的に吸収することができるだろう.
 かつてアビラの聖テレーサが修道院を訪れたとき,大修道院長が普通の食事の代わりにヤマウズラの薫製を出した.大修道院長が驚いたことには,聖テレーサは思い切りその食事に涙を落としたのであった.大修道院長は彼女に対してそのような態度は見苦しいと注意した.女の人生はテーブルの上の喜びに熱中したとしても.聖テレーサは答えた.祈るときは祈り,ヤマウズラを食べるときは食べる.

3.いろんな食物を摂りなさい
 多くの種類の食物を摂るには2つの理由がある.一つは必要ないろんな栄養を摂ることを確実にする.もし貴方が毎日毎日同じ食物を摂っていたなら,貴方は必要なビタミンやミネラルやその他の栄養を摂ることができなくなる.われわれはたぶん健康に最適な栄養の取り方をまだ知らない.例えば,亜鉛が必要なことはつい最近知ったばかりである.国が勧めている毎日摂るべき炭水化物や脂肪やタンパク質やビタミンの量を信じてはいけない.それらは今後変化するのだから. 2番目の理由は,過剰摂取で健康が損なわれることを避けることができます.私たちの食物には驚くべき種類の自然毒や人工毒が含まれています.セロリやバジルやマッシュルームやヒヨコマメや多くの野菜には自然毒が含まれている.多くは調理時の熱で分解されるが,これが生野菜療法での論点になっている(後で詳しく述べる).健康食にこっている人たちに人気のアルファルファの芽はCANAVANINEという毒を持っている.しかし,このことはアルファルファの芽を食べてはいけないという意味ではない.毎日食べるのは良くないという意味である.ピーナッツやピーナッツバターは少量のアフラトキシンを含んでいる.この毒はピーナッツやその他の豆類が育つ箱の中でガンを引き起こす毒として発見される.では,貴方の食事療法からピーナッツバターを外すのか?答えはノーである.毎日もしくは大量摂取しなければ良いのである.
 自然毒に加えて人工毒,殺虫剤や防かび剤やホルモン剤や抗生剤や非常に多くの物質が私たちが買っている食物に含まれている.これらは政治的経済的点から多くの問題を含んでいる.次の章で私は貴方にどうやったらこれらの毒を最小限に吸収を抑えられるかお話ししよう.今は貴方に最も安全な方法として多くの食物を摂ることが,少ない種類の食物を摂ることより安全であることを繰り返し述べることにする.

4.新鮮な食物を摂りましょう
 ドライフード,缶詰,冷凍食品,お惣菜は最近の食事の主流になっている.これらの食品の多くは新鮮な食品に味で劣らないようにするために大量の脂肪,塩,糖や健康に良くない食品添加物が含まれている.もしこれらの食品の味がおいしいと感じるならば,貴方の味覚をもっと鍛えなくてはいけない.もし、その食品の味覚や見た目やにおいに注意を払うなら,新鮮な食品がおいしいと思うはずである.

5.食べ過ぎは控えましょう
 動物での研究で推奨されるカロリーが少ない方が標準的な食事療法や好きなだけ食べるより病気にかからず長生きをすると証明されています.推奨される栄養は慢性的に過栄養になり,それがいろいろなストレスをもたらす.事実,ある研究者は栄養が少ない方が長生きで病気も少ないと話している.もちろん,少食が過食より良いと言うだけなら簡単であるが,実践するのは困難である.食べることは体に栄養を与えることである.それは象徴的な行為であり,社会的な機能であり,また喜びの源である.
 私たちのからだな長年飢餓の時代を過ごしてきた.それは食事と言えば単純な食べ物しかなく,それを得ることも簡単ではないしいつも得られるわけでもない時代である.生きるために私たちの先祖は食物を探しそれを最大限に利用した.前代未聞のこの飽食の時代に,遺伝的な遺産はどこに食べ物があるか知る責任がある.肥満は稀な問題ではなく,食事や減量に悩まされ現代では,栄養を減らすことは困難である.それにもかかわらず,研究でははっきりと述べている.つまり,少食は過食よりも良いし,この章で最も試す価値のあることである.ある人は少ない食事を頻回に摂るし,別の人は断食をすし,また別の人は私たちのような方法でカロリーを減らす.

6.単純な食物を識別する力を付けましょう
多くの伝統的な料理,つまりレストランで出される食事は栄養よりも味覚の刺激を一番に考えて料理されている.他の誰よりも私は新作料理や強い香りの料理を好む.しかし,そこに単純な食事や単純な料理の有用性を忘れる可能性があることを考える.スイートコーンの耳の部分がおいしいことを,取れたてで,軽く料理して,そのままバターも塩も付けずに食べてみたらおいしいことを考えてみてはいかが?それに完熟トマトのスライスを加えても良いですね.もしくは新鮮なサラダに少しのオリーブ油と新鮮なレモンの絞り汁をかけ,添加物の入っていない,自家製の暖かい食パンまたは野菜のかき揚げがご飯の上に乗っているのも良い.そして,本当に新鮮な鮭の切り身をグリル焼きにして切りレモンを添えても良い.レモンが苦手なら完熟のメロンを添えても良い.もしトウモロコシやパンをバターなしで,もしくはサラダやトマトをホイップクリームなしで,かき揚げをドレッシングなしで,鮭の切り身をバターやバターソースで,メロンを生ハムやアイスクリームなしで食べられないなら,単純な食事で貴方の味覚を鍛えることをおすすめする.
 私は貴方にお粥と水で生活しなさいと言っている訳ではない.料理が健康によい原料を使っているならあなたはメキシコ料理やイタリア,ポーランド料理を食べることができる.もし目新しいことが貴方が選ぶ料理の関心であるなら,貴方は健康に良くない方向へ向かうだろう.目新しい盛りつけにこだわらず簡単にできる正しい料理を摂ることを学びましょう.

7.バランスのとれた食事を摂りましょう
 これまで何度もバランスのとれた食事を摂るように述べてきたので,これ以上聞きたくないかもしれないが,バランスのとれた食事とは何でしょう?バランスのとれた食事とは炭水化物,脂肪,タンパク質の3つの栄養素がうまく調整されていることである.これら3つの栄養素が体の中でどのように使われているか知れば,頭を使って食物を選ぶことができる.これからその栄養素について説明しましょう.

炭水化物
 炭水化物とは炭素と水素と酸素が結びついた基本的な食物である.植物はそれらを二酸化炭素と水と太陽からのエネルギーで合成する.簡単な炭水化物とは糖である.つまりブドウ糖,果糖,グルコース(トウモロコシ),蔗糖である.デンプンは炭水化物の集まりであり,大きな分子量を持っている.植物は単純な糖を合成し複雑な糖やデンプンに変換してそれらを保存するのだ.
 私たちが炭水化物を摂取したときエネルギーを生み出すと同時に二酸化炭素に分解しながらそれらを代謝もしくは燃焼させる.植物も動物も炭水化物は簡単に分解できてエネルギーを取り出せる品質の良い燃料である.つまり炭水化物はクリーンエネルギーと同じように最後の代謝物は水と二酸化炭素だけである.
 糖は私たちにとって簡単に得られるエネルギーであり,経済的なエネルギーの基本である.そのほかの食物は糖に分解されてから,体の細胞に行き渡る.ほとんどの細胞は糖によって栄養されるし,脳などの神経細胞は脂肪やデンプンやタンパク質を分解しても糖しか栄養にしない.
 デンプンは単純なエネルギー源である.デンプンからエネルギーを取り出すために植物や動物はそれらを糖に変換する.糖は今日のように容易にある物ではないが,農業の発展によってデンプンは食事療法の中心的な存在になっている.実際,それらは農業の主要産物であり,米,小麦,トウモロコシ,豆,ジャガイモつまりかつての小作人の食べ物は食物として私たちに栄養を与えてくれる.
 今世紀になって,炭水化物は悪名を得るようになった.糖は歯には有害であると4半世紀間考えられてきた.多くの人はイタリアの農民がパスタを食べて太っているのを見てデンプンは肥満をもたらすと考えていた.多くの開業医は機械的に糖や小麦粉はカロリーの補給をするだけであると言う.炭水化物が脂肪やタンパク質より安いという事実はそれらの言葉を裏付けるようだ.
 つい最近,炭水化物について新しく正しい役割が明らかになった.これによれば炭水化物は高級な食べ物である.デンプンは完璧な食べ物であり,良い満腹感や良好な吸収や良いエネルギー源になる.デンプンは以下の2つの環境下では脂肪になる.1,脂肪と一緒に食べたとき.2.運動をしないとき.パスタはなぜ太るイメージがあるのか?カロリー表なぜ無視できないのか?パスタは単独なら一人前で210カロリーである.パスタと4種類のチーズとか多くの製品は脂肪が盛りだくさんである.私たちはすでにこの組み合わせは太ることを知っている.食パンにバターやジャガイモに生クリームやバターやパスタにオイルなど添えて食べている.これらの組み合わせはとてもカロリーが高く,法外に食べるときっと体重が増えるであろう.
 もし貴方が活動的な人で,デンプンを食べるときにはたくさんの脂肪を使わないことを学ぶなら,炭水化物をたくさん摂取することの問題は解決される.デンプンのカロリーは簡単に有酸素運動で消費される.炭水化物は食事療法のカロリーの4050%を占める主要な栄養素となるべきである(レシピは次の章で紹介する).
 薄力粉や精米されたお米のような精製された炭水化物は,全粒粉や玄米よりもエネルギーになりやすい.違いは一部の成分が失われていることである.成分とはすなわち,繊維質となるぬかや,多くのビタミンや栄養素を持っている胚芽である.もしあなたが全粒粉を食べたり,高品質の無漂白の小麦からできた食パンを食べるのなら悪いことはない.私はいろいろな種類の玄米が好きである.(インドやテキサス産のバスマティーライスやイタリア産のarborio米や日本の炊いたご飯など).私はたくさんの全粒粉からできた食パンを食べる.更に漂白されていないサワードゥブレッド,独特の酸味のあるパンやフランスパンを食べる.また,普通のパスタや全粒粉からできたパスタを食べる.(日本やイタリア産が良い)
 もしデンプンが完全な食べ物であるなら,砂糖は?糖はカロリーだけしか意味を持たない.カロリーに関して言えば,糖のカロリーは肉やミルクやオリーブ油やジャガイモのカロリーと質は同じである.もちろん炭水化物だけで生きていこうと思っても,炭水化物のカロリーより多くの物を体は必要とするので,病気になってしまう.
 糖とデンプンの大きな違いは糖はすぐにカロリーになるが,それを蓄えることができないことである.デンプンはそれとは違って,簡単にそれを蓄え,必要なときに糖に分解することができる.多くの人は食べ物にたくさんの糖が含まれることによる問題を報告している.経験的に急激なカロリーの補給はその後に無気力やうつ状態をもたらす.ある人たちは甘い物を食べると活気がなくなり眠くなると言う.ある親たちは甘い物を子供に与えると落ち着きがなくなり,甘い物をやめると落ち着くようになると言う.
 もちろん,それぞれ反応は異なるだろうが.糖が起こす問題はアルコールが起こす問題と似ていた.アルコールは薬物でもあり食物でもある.体はアルコールを炭水化物として分解するが,すぐには分解されず,カロリーがあふれた状態で存在する.伝説のバンジョー奏者のチャーリー・プールはノースカロライナ州産のヘビーシュガーと呼ばれるウイスキーの常用者である.かれはアルコール依存症の合併症で39歳で死んだ.最近では甘い物について語ることは流行である.ある人たちにとって糖は薬物のような働きを示す.甘い物に依存することは食べ物に依存することと異ならないかもしれないが,確かに糖は私たちに大いなる喜びをもたらす.
 代謝とエネルギーに関して,糖は確実に歯には良くない.糖は虫歯菌にとっても大好物である.ある種類の糖は他の糖に比べて悪いが,特に蜂蜜は最悪である.なぜなら蜂蜜は粘着性があり,反対にチョコレートは驚くべきことに虫歯菌がエナメル質に吸着するのを妨げる物質を持っている.甘い物ばかり食べていると,とくに若い女性に多いが,酵母菌の感染や関節炎の悪化や喘息や中性脂肪の上昇をもたらす.
 もし糖が体を傷つけるのなら,なぜ私たちは糖を好むのか?私が考えるに人間の甘党は最近の物である.私たちの遠い先祖にとって糖とは熟した果物か蜂の巣からしか得ることができなかった.糖は簡単に栄養になるため,それらを味わった人々には生きるために有用な味を知ることになる.つまりサーベルタイガーから逃れたり戦いに勝つことが人の遺伝子を伝えることになる.現代生活で職場や家に糖があふれることをその当時は予想できなかった.糖を欲することは普通のことだが,ほしいときにいつでも糖を摂取することは賢いこととはいえない.
 多くの人は私に甘い物をほしがったり,甘い物を摂取することを節制するやり方を教えてほしいと言う.私が彼らに何を食べているのか聞くと,彼らはアイスクリームやソフトキャンディーやパイ等を食べるという.それらは単純な甘い物では無く,砂糖と脂肪の組み合わされた物である.それらの食品はカロリーが高く,魅力的で,肥満の原因となる.もし貴方が甘党であるなら,糖だけを摂取しなさい.たとえば,ドライフルーツやハードキャンディーや冷凍果物(シャーベットやアイスキャンディー)や楓シロップにしなさい.それらは脂肪が含まれていないためより健康的である.これらを注意深く試してみましょう.何も考えないでそれらを食べるより良い結果をもたらします.
 糖を良くない物と決めつける人はインドの自家栽培のサトウキビ,とても重宝されているが,それとそれらからできるいろいろな物が古代には食物でもあり薬でもあったと書かれている.糖を注意深くほどほどに食べれば(食後にうがいをしたり)良い食事療法になる.
 代謝に関して言えば,糖は糖以外の物を含んでいない.不純物としのミネラルを含んでいる精製前の糖やブラウンシュガーや蜂蜜やサトウキビの液や楓シロップは強い芳香があり白糖のように意識しないでたくさん摂取することは不可能である.果糖は最近になって洗練された.果糖は普通の糖より甘く,甘さの割にカロリーが少ない利点がある.加えて人のエネルギーサイクルへの影響も少ないので血糖をあげにくい.
 糖は人の心理を混乱させることもある.昔は糖は嫌いな野菜を食べられた時など良いことをしたときの報酬として与えられた.多くの加工食品は味を良くするために大量の糖を混ぜている.ケチャップや付け合わせやピクルスなどの多くの調味料はたくさんの糖が使われている.同じように清涼飲料水にも使われている.科学的には茶さじ一杯の糖は18カロリーしかない.しかし,ほとんどのレシピでは茶碗一杯の砂糖を使っている.砂糖を茶碗に一杯にするにはたくさんの茶さじが必要である.砂糖の摂取量に気遣うことは,果物やフルーツジュースやデザートやスナックや惣菜に気を遣うことである.
 もしあなたが23日砂糖を使わないとしたら,なんと食の習慣が強いかを知ることになるだろう.もしあなたが抑鬱や情緒不安定や意欲低下に陥るなら,糖が貴方の気分に対して影響を与えていたことになる.

脂肪
炭水化物と同じように脂肪は炭素と水素と酸素からできている.そしてそれは完全に燃焼する.脂肪酸から脂肪は作られるが,それはエネルギーを必要とするし,それが燃焼されるとより多くのエネルギーを放出する.
 脂肪などの多くのカロリーの凝縮された栄養は1グラムあたり9カロリーのエネルギーを出す.それは炭水化物や蛋白質の倍である.植物は脂肪を炭水化物を原料にして太陽のエネルギーを長い間ため込むことによって生成する.蓄積された脂肪は胚が自分で光合成できるまでの栄養として貯められる.動物も炭水化物や植物の脂肪や他の動物の脂肪から脂肪を作り出す.
 人間は脂肪に富んだ食物が好きである.多くの人は甘党と同じく脂肪好きで,私が思うにこれは昔の出来事が原因になっている.脂肪は生きていくためにエネルギーとして蓄えられる.ごちそうと食糧不足の繰り返しの飢餓状態に近い状態で暮らしている人にとって,脂肪を渇望する気持ちは獲物をしとめたときの特別な感覚を引き起こす.今日,脂肪は毎日得られる食品である.
 私たちが濃厚な食べ物と言えば,脂肪の含まれる量が多いことを示している.それらは芳醇な香りとともに満足感を与える.脂肪を望む気持ちは脂肪を摂りすぎて私たちだめにする.脂肪に偏った食事は心疾患や脳血管疾患や癌やその他の重症な病気を引き起こす.それらは肥満の大きな原因でもある.
 脂肪摂取量だけではなく,摂取する脂肪の種類も重要である.この情報に関しては間違いが多い.最初にどんな食品に脂肪が多いか知らなくてはいけない.脂肪は種子(ゴマ,ヒマワリ,トウモロコシ),ナッツ(クルミ,ペカン,マカダミア,ココナッツ),豆(ピーナッツ,大豆),果物(オリーブ,アボカド),肉(牛,豚,羊),鳥肉(ガチョウ,アヒル,鶏),魚(鮭,鯖,鰯,ムツ,ニシン),牛乳から作られたチョコレート,バター,クリーム,チーズである.多くの加工食品が高脂肪でありのはそれらは油を使って料理されるからである.多くの人たちはカロリーの4050%を脂肪から摂取している.これは健康的ではない.
 脂肪は脂肪酸の構成具合によって性質が大いに異なる.飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸はよく知られている.これらの言葉は脂肪酸の化学構造に由来する.つまり炭素原子の結合部が水素原子で満たされているかどうかである.化学的に脂肪のくぼみが飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸でどこにあるのか図に示さなくても良い.資料を冷凍庫の中に入れてみれば,飽和脂肪酸は硬くなり不透明になり,飽和度が高いほど温度が上がっても硬い状態が保たれる.動物性脂肪は典型的な飽和脂肪酸である.ベーコンが冷凍室の中ではどんな状態か想像したまえ.いくつかの野菜の脂肪は飽和脂肪酸であり,とりわけココナッツやヤシ油はそうであり,ココナッツオイルは室温でも硬い.
 脂肪分子の反対側には多不飽和脂肪酸があり,このタイプは植物油に多い.それらは冷凍庫でも透明で流動性である.紅花油は最も食用油の中で不飽和が強い.植物性の不飽和脂肪酸はひまわり油やコーン油や大豆油や綿花油にたくさん含まれる.脂肪分子の中央部の一部に不飽和がある脂肪酸を単不飽和脂肪酸という.オリーブ油やキャノーラ油に多く含まれ,ピーナッツ油がそれに次ぐ.オリーブ油は冷凍庫では濃厚で透明で瓶から注ぐのは困難である.キャノーラ油は冷凍庫でも透明でサラサラしている.脂肪は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の混ざった物でその性質はどの脂肪酸が多いかで決定される.飽和脂肪酸と考えられているラードやビーフでも少量の不飽和脂肪酸が含まれている.単不飽和脂肪酸とされているオリーブ油でも14%の飽和脂肪酸が含まれている.
 50年間の証拠から飽和脂肪酸だけを摂取することは危険であるとされてきた.大きな証拠は第2次世界大戦で,肉と卵とバターとチーズを西ヨーロッパ戦線では供給された.これらの食物が供給されたことで,冠疾患に伴う死亡が増えた.戦後,これらの供給が正常に戻ったところ,冠疾患者数も正常に戻った.飽和脂肪酸は動脈硬化を促進するという理論はコレステロールが動脈に沈着することから医学的に確立された.西ヨーロッパでは動脈硬化は人の生活では普通のことと受け止められた.しかしそうではなかった.動脈硬化は生活習慣病であり,特に肉や全乳やそれらを原料とした製品,バターやラードや牛の脂肪やココナッツオイルやヤシ油からできた加工食品飽和脂肪酸の摂りすぎが原因である.冠疾患での若死にから避ける方法はそれらを全く食べないか頻回に食べないことである.動脈疾患は若いときからの食習慣による疾患である.ベトナム戦争で亡くなった18歳から90歳の解剖結果から彼らはすでに冠動脈に動脈硬化が始まっていることを示した.
 飽和脂肪酸の致命的な効果を避けるために医師や栄養士は多価不飽和脂肪酸を摂ることを勧め,食品会社もそれに従った.調理時に使う紅花油も大きなブームになった.研究でも多価不飽和脂肪酸は血中のコレステロールを下げることが証明された.単価不飽和脂肪酸はコレステロールを下げるのかどうか,心発作を減らすのか不明であった.
 残念ながら,多価不飽和脂肪酸はあまり知られていないが危険性を有している.要は不飽和脂肪酸の脂肪酸の輪が安定していないので,酸素の攻撃に無力であり,温度が高いときにはなおさら酸化しやすい.酸化を起こした多価不飽和脂肪酸はDNAを損傷させたり,細胞を傷つける.多価不飽和脂肪酸を摂りすぎると癌や老化を早めたり組織を傷つけたり感染症を重症にしたり免疫系の異常をきたす危険性がある.
 脂肪の酸化は危険な化合物を作り出し,悪臭を放ち,酸化したことに気づく.もしこの臭いに気が付かなかったら耳鼻咽喉科への受診をお勧めする.なんであれにおいは食べてはいけない物のヒントになる.もし脂肪の多いナッツやチップスやクラッカーを食べるときには口に入れ入れる前にまずにおいを確かめなさい.密閉されたお菓子の袋の中のにおいは最初の手掛りになる.更に袋を開けると酸化がすぐに始まる.亜麻仁油は酸化しやすい不飽和脂肪酸で酸化すると乾燥して硬くなる.これが油絵の具に使われる理由である.紅花油は料理中に酸化してにおいを放つ.それでこれは亜麻仁油と同じ乾燥油に分類される.
 多価不飽和脂肪酸は熱せられたりすることによって他の危険性が増す.脂肪酸の自然な状態ではシスという結合が熱によってトランスの結合に変化する.トランス脂肪酸は自然界には存在しないし,どういう働きがあるのかわかっていない.わかっているのはシス脂肪酸は細胞壁の構成成分であり,ホルモンの成分でもあるが.トランス脂肪酸(TFA)が何をもたらすのかは不明である.しかしトランス脂肪酸を摂りすぎると細胞壁の乱れが起こり病気をもたらしたり老化を早めたり若死にを来す可能性がある.TFAが主に含まれている食品にはマーガリン,ショートニング,部分水素化植物性油脂である.それらは人工的に作られた飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸で高温での化学変化を濃度に応じて起こす.
 もし,飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も私たちに害があるのなら,どうすればいいのだろうか?総量として脂肪の摂取量を減らすべきである.循環器系に異常のある患者は総カロリーの10%に脂肪を抑えなくてはならないが,そのような食事療法は難しい.もし20−30%に脂肪を抑えられるのなら,あなたは病気の心配をせずに何でも食べられる.これは揚げ物や乳製品や肉やナッツ類やマヨネーズ,タルタルソース,サラダドレッシングなどの高脂肪調味料やデザートを摂取しないことである.
 同時に貴方が購入する食品にも注意しなくてはいけない.食品表示は法律で消費者にわかりやすくなった.特にカロリー表示は読みやすく,含まれる脂肪の重さより前に書かれている.昔の表示では,たとえば一部スキムミルクから作られた減塩チーズでは1オンス中カロリーは100でタンパク質は8グラム,脂肪8グラム,炭水化物は1グラム以下である.この表示は悪くはないが,しかし,脂肪によるカロリーを表示すると,1グラムの脂肪は9カロリーだから,1オンスのこのライトチーズは脂肪によって72カロリーを占めている.パーセンテージで言えば72%が脂肪によるカロリーである.もし貴方が摂取カロリーの30%以下に脂肪を抑えたいのならこのチーズは頻回に食べるものではない.
 別な例をあげてみましょう.15オンスのチーズ風味のポップコーンを自然食品のお店で購入しました.取り分けられたのは1オンスである(私は8オンスくらいすぐに食べてしまうのであるが).それらは160カロリーで12グラムの脂肪を含んでいた.計算すると脂肪だけで108カロリーあることがわかる.割合にすると675%が脂肪によるカロリーである.あなたはこれでこのスナックが自然食品かどうか判定できる.96%脂肪フリーという表示にも気をつけなさい.4%の脂肪はその食品の60%のカロリーを占めているかもしれない.
 あなたは食パンにバターを塗らないこと,ショートニングが含まれていないことがが良いことだとわかるだろうし,魚やオーブンで焼いて脂肪の少なくした鳥肉を摂ることが望ましい.また,毎日飲むのはスキムミルクできた乳製品が良いし,余分な味付けのための脂肪を4分の1にしましょう.事実,脂肪を含まない方が味覚が敏感になります.ひとたび健康のために習慣を変えたら,どれほど多くの脂肪を摂っていたか,またどれほどのレシピが脂肪を使うように指示していたかわかるだろう.
 ここにバニラエッセンスに付いてきたレシピを紹介する.

 キャンディエッグ
 クリーム12カップに暖めたバターを入れて茶さじ2杯のヘビークリーム(乳脂肪30%以上のホイップクリームのこと)を加え,茶さじ12杯のレモン汁を入れ,茶さじ1杯のバニラエッセンスを加える.少しずつ1ポンドの粉砂糖を入れ,よく混ぜる.そして卵の形に整え冷凍しましょう.溶かした6オンスのチョコレートと茶さじ1杯のバターと茶さじ1杯の水を加えてなめらかになるまでよく混ぜましょう.その中で卵を転がしましょう.それを油紙の上にのせてかたまるまで冷凍しましょう.18個の卵のできあがりです.

 これは動脈爆弾と呼んだ方がよい.次は健康食品店で買った野菜マカロニの箱の裏に書かれていた料理である.

 健康マカロニサラダ
マカロニをゆで水を切り,4カップのぶつ切りにした野菜(にんじん,セロリ,ダイコン,キャベツ,芽キャベツ)をいれ,2カップのマヨネーズと1カップのオリーブオイルを入れる.塩とこしょうで味付けをする.良く混ぜて冷やす.それをレタスの上に載せ砕いたアーモンドやパセリを付け合わせにする.

 どうか食べ物をこのようにして食べないでください.これでは全く健康ではなく太るサラダ料理です.
 脂肪を摂りすぎない方法の次は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸からできた食物を避ける方法です.動物の餌は飽和脂肪酸であるので,簡単な方法は菜食主義になることである.しかしそれでも,加工食品のラベルの裏に書かれているヤシやココナッツのトロピカルオイルを避けなくてはいけない.厳密にマーガリンやショートニングなどの部分水素化植物性油脂を避けなくてはいけない.マーガリンの歴史から長所はバターよりも安いと言うことだけでだったが,1950年以降にはバターは動脈硬化を起こすことから、マーガリンは健康にも良いと言うことになった.マーガリンや人工的に作られた水素化植物性油脂は心臓や動脈に飽和脂肪酸より害をなす.追加して言えば,それらはトランス脂肪酸を含み自然界にはないトランス脂肪酸はいつのまにか健康を傷つける.マーガリンを摂るよりは少しのバターを摂った方がよい.同時に部分水素化植物性油脂からできた食品も避けることが望ましい.それは商品として流通しているクッキーやクラッカーやチップスやパン菓子類のことである.
 同時に多価不飽和脂肪酸の摂取を最小にしましょう.私は決して紅花油は摂取しないし,あなたもそれを摂ることをお勧めしない.紅花油の歴史は食物としては西側の世界では最近のことである.それまでは染料として栽培していた.私たちはそのほかのオイルと同じく紅花の種を食べてはいけない.この植物はインド産であるが古代の医学書にも食物として食べることは注意されていた.最近の栽培業者は単価不飽和脂肪酸の割合を増やした紅花油で健康を強調している.貴方は高オレイン酸の紅花油という商品を見かけるかもしれない.私は高オレイン酸を求めるならオリーブ油のほうが味も良いし長い間使える.
 もし貴方が多価不飽和脂肪酸を使うのなら,ドレッシングなど少しだけにしなさい.それらを加熱すると酸化しやすくなり,健康に良くない物質に変わる.たとえそれが自然食品のお店で買ってきたクッキーやクラッカーやチップスでも,それらは紅花油やその他の多価不飽和脂肪酸で調理されている.それらを買わないで家で安全な材料で作った方がよい.
 単価不飽和脂肪酸は最初は益にも害にもならないと考えられていたが,有益な面が見直された.節度ある使い方では,心血管系の病気を増やさず,酸化しやすさも発ガン性を持たらさない.飽和脂肪酸のかわりに多価不飽和脂肪酸を使うことは血中の悪玉と善玉の両方のコレステロールを下げる.血中の悪玉コレステロールを下げるために,単価不飽和脂肪酸を使うことはより良い.例えば,オリーブ油は単価不飽和脂肪酸の割合が高く,臭いも良いため多くの人に使われている.それらを調理に使う地方では心血管系の病気が少ない.事実,オリーブ油は西側諸国では健康によいとの研究結果である.どうぞ無加工のオリーブオイルの色とフルーツの香りを楽しんでください.香りの高いオイルを少し使えば,油そのものを摂ることより調理油としてうまく使うことができる.
 もし貴方が無香料の単価不飽和脂肪酸がほしいのなら,キャノーラ(菜種油)を使いなさい.菜種油はキャベツの仲間の植物の種から摂れ,インドや南中国の一般的な調理油である.栽培方法は徐々に改良され,最近の菜種油は高品質である.購入するなら加熱処理をせずに,また殺虫剤を使わない有機栽培からできた物にしなさい.
 あなたは適切な脂肪を選ぶだけではなく、適切に調理しなくてはいけない。たとえば熱したり、化学物質と混ぜたり、空気にさらして部分的に水酸化した油は危険である。スーパーマーケットで売られているバージンオリーブオイル以外の大部分の油は抽出するために熱と化学物質を加えている。
 油は大きな包装よりも小さな包装で買いなさい。そして開封後は冷蔵室で保管しましょう。高温まで暖めた油は再利用しないで捨てましょう。また煙が出るまで油を温めないで下さい。そこまで加温すると高い発ガン作用が現れます。油の焼けるにおいがしたら、自分の台所であろうが他人のであろうがレストランであろうがそこから出ましょう。その焼けた気体を吸うことは危険です。油を使う前ににおいに気をつけましょう。そしていやなにおいがしたら捨てましょう。決して揚げすぎた食品をファーストフードのレストランや普通のレストランで食べないようにして下さい。経済的な理由でレストランでは酸化化合物で味が悪くなるまで何度も揚げ油を繰り返して使うでしょう。あなたはレストランで揚げ器の油を見たことがありますか?もしその色が茶色ならあなたはラッキーです。しばしばそれらは黒に近い色をしている。発ガン物質のスープである。数年前、私は州大学でこのことを講義したことがある。聴衆の一人の婦人が講義後話しかけてきた。彼女は大学の寄宿舎の管理人で一学期に一度しか揚げ器の油は交換しないと言った。彼女はその状態を改善するように試みると言った。

まとめ 以下は油の種類の特徴を述べた。不飽和脂肪酸から飽和脂肪酸の順に並べてある。
紅花油、一番の不飽和脂肪酸、避けるべき
ひまわり油、コーン油、不飽和脂肪酸が多い、ほどほどの使用量と暖めて使わないこと
ごま油、香りが強く東洋風の料理の調味料に使う。少量スープに加えたり、料理の残り物のかき揚げに使う。サラダドレッシングやマリネに使う。
クルミやへーセルナッツ油、高価、香りが強い、多価不飽和、サラダやマリネードや冷菜にほどほどに使用
大豆油、廉価、コーン油に似た化学構造、大部分は多価不飽和、ほどほどに使う。暖めないこと。
綿実油、超高飽和脂肪酸、超低単価不飽和脂肪酸、綿実は穀物に分類されていないので、ほかの油より殺虫剤が残っている、避けるべき。
ピーナッツ油、良好な単価飽和脂肪酸の割合であり、キャノーラ油よりも多くの飽和脂肪酸を持っている。オリーブ油よりも多くの多価不飽和脂肪酸を持っている。ほどほどに使用。
アボカド油、ほとんどは単価不飽和脂肪酸であり、無香性で高価である。(少しだけ調味料として純粋なアボカド油をバターやマーガリンの代わりとして使ってみましょう。
オリーブ油,他のどんな油よりも単価不飽和脂肪酸が多い.エクストラバージンオイルかバージンオイルを選んでください.暖めても冷たしくしても使うことができます.
キャノーラ油はほとんどのオイルよりも単価不飽和脂肪酸が多く,他のどんな油よりも飽和脂肪酸が少ない(オリーブ油の半分である).広く一般に使うことができるにおいのない油である.
ヤシ油や椰子の実はとても飽和脂肪酸が多くどちらも完全に避けた方がよい.
ココアはチョコレートに多く飽和脂肪酸として含まれるが,あなたの心臓や血管には悪くない.つまり,主な飽和脂肪酸(ステアリン酸)は不飽和脂肪酸(オレイン酸)へと変化するからである.節度を持ってチョコレートを摂取すると皮膚のざらつきを良くする.
植物性ショートニングは飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も含まれているが,製造の過程で化学的変化を起こしているので避けるべきである.
マーガリン,同上
鶏の油,ラードや牛の脂は飽和脂肪酸が多いので,それらは全くもしくは必要最小限の摂取にしなくてはいけない.植物性の油と違ってそれらはコレステロールを含んでいる.
バターは動物性脂肪のなかでもっとも飽和脂肪酸が多いし,コレステロールも最も多く他の動物性脂肪の2倍である.バターや生クリームやアイスクリームや他の乳製品は必要最小限にしなさい.それらのラベルに書いてある脂肪のパーセンテージを確認しなさい.
私は今まで魚の脂について述べていない.あなたたちは魚の脂が心臓発作を防ぐことを聞いたことがあると思う.エスキモーと魚を食するヨーロッパの漁師に対する研究では,魚の飽和脂肪酸の大量摂取を寒い海で取れる魚ならその危険を無くすことができるとしている.鮭や鰯や鯖やニシンその他の種類に含まれる珍しい脂肪を含んでいる.それはオメガ3脂肪酸と呼ばれ,他の動物や植物油からはほんの少ししか含まれない物である.オメガ3脂肪酸は血栓を作りにくくし,それ故に心臓発作を減らす.つまり血管の炎症を減らす.植物油の多価不飽和脂肪酸は炎症を起こす.食物としての魚肉には問題がある(以下のタンパク質の章を参照).私としては魚の脂のカプセルをサプリメントとして摂ることはお勧めできない(14章のオメガ3脂肪酸を参照).菜食主義の別の方法として魚の脂を週に2-3回摂取するのは健康的である.

 

を食べたくない人々のために、大豆とカノーラ油は、両方ともオメガ-3脂肪酸(カノーラ油は大豆より多く)を少量含んでいます。非常にたくさんのオメガ脂肪酸を含んでいるのは、亜麻仁油(別名亜麻の種油)です。亜麻仁油には栄養補助食品としての使い方の歴史があり、通常は食物とみなされなくて、大抵は健康食品店で入手できます。亜麻仁油はとても不飽和状態なので、酸化から保護されていなければならないです。亜麻仁油はとても不飽和状態なので、酸化から保護されていなければならないです。亜麻仁油を冷蔵庫に保存し、使う前に必ず、悪臭が放つようになっていないか、確認してください。非常に新しいときには、亜麻仁油は木の実の風味があります。しかし、私が味見した多くのサンプルはおいしくありませんでした。一部の地中海の民族は、スベリヒユoleracea(国内で簡単に栽培される緑色野菜)から、彼らのオメガ-3を得ます。他の源は麻油とホップの種油です。そして、それは徐々に利用できるようになりました。私は文章の多くを脂肪の話題に捧げました。しかし、私は人々が、ちょうど今提示した事実を知らないと絶えずわかるので、健康と病気で食事脂肪の役割を知ることの重要性を過度に強調しすぎることは無いのです。このセクションを次の物語でまとめましょう。私が脂肪について一団の医学生と話し合っていて、固体植物性ショートニングに言及したとき、1人の学生は尋ねました ― 「なぜ、彼らはそれをショートニングと呼びますか?「それは、何を短くしますか?」、私が答える前に、もう一人の学生が答えました、「あなたの人生」と。

タンパク質

 タンパク質の化学作用は炭水化物や脂肪より非常に複雑です。そして、タンパク質はエネルギー源として多くの有機体にとって重要です。タンパク質は、体(例えば筋肉、皮膚と骨)の多くの組織を組み立てます。つまり、それは精巧な細胞で出来た内蔵機械を作ります。そして、多くの生命機能を管理します。タンパク質分子はアミノ酸の長鎖として始まります。アミノ酸とは比較的単純な合成物で窒素を含みます。 アミノ酸とはアルファベットの文字のようです。我々は26のアルファベットから無数の言葉を作り出せます。そして、体は20個ののアミノ酸から無限のタンパク質を作ることができます。私たちは必須アミノ酸のうちの8個を除いて、身体の中で製造することができます。一旦、タンパク質鎖が組み立てられると、それらはアミノ酸配列で決められた方向に折りたたまれ、複雑な三次元形を取ります。タンパク質「語」の意味はそれを構成する文字で、その輪郭が表されます。つまり、タンパク質化学は、多くの可能性を特徴的な並び方と形で提供します、そして、タンパク質の形は、他のどの構成要素よりもより、その有機体の特性を表します。炭水化物と脂肪では、あなたと私の庭にいる犬とで、そんなに異なりません、しかし、タンパク質は植物のタンパク質は動物と異なり、あなたのタンパク質とも非常に異なります。細胞と組織と器官のための作製指示は、DNA(遺伝子を作る生命の基本的な分子)でコードされます。DNA遺伝暗号(それは、すべての有機体で同じことです)の情報は、特定のタンパク質の製造を通して表現されます。すべての有機体で最も重要なタンパク質のいくつかは、生物学的反応の速度を上げるか、触媒として働きます。遺伝子がオンまたはオフによって特定の酵素の合成をオンオフし、生成細胞はあなた、または犬、または植物になる組織を作りだし、それから完成した有機体の機能を制御するように指示されます。あなたは、新しい組織を造ったり、損害を受けた組織を修復するために、食品から蛋白を摂らなくてはなければなりません。 あなたが成長する子供であるならば、あなたは多くのタンパク質を食べる必要があります。あなたが重病または怪我から回復期ならば、あなたは多くのタンパク質を必要とします。あなたが授乳中であるならば、通常より、あなたのタンパク質の必要性は高いです。しかし、あなたが以上のことに当てはまらないなら、たとえあなたが妊娠しているか、激しい身体活動に係わっていても、通常の健康な大人なら、タンパク質ニーズは大きくありません。タンパク質の豊富な食物のわずか2オンス(60グラム)は、我々のほとんどのタンパク質不足を防ぐのに十分かもしれません。4オンス(120グラム)ならば、十分に足りています。それは、肉またはチキンまたは魚またはチーズまたは豆腐の4オンスはタンパク質が一人前だと意味します。大部分の人々は、あらゆる食事で4オンス以上のタンパク質を食べます。ミルクとシリアルによるベーコンエッグの朝食では、一日の始まりで、すでにタンパク質は過剰摂取です。あなたがあなたの体が組織の成長、修復とメンテナンスのために必要とするより多くのタンパク質を食べるならば、何がそれに起こるのでしょうか?炭水化物と脂肪が余っている時、それは燃料として燃やされます、しかし、タンパク質は効果的な燃料でありません。タンパク質分子の複雑さのため、本体は彼らを解体して、エネルギーを分解するために、あなたの身体は一生懸命に働かなければなりません。費やされるエネルギーに作られるエネルギーの比率は、炭水化物と脂肪のためにほど有利でありません。高タンパクの食事療法はかなりの負担を消化器系に強要して、疲労とエネルギーのロスに影響するかもしれません。私に意見を聞く患者に対する頻繁な不満は、エネルギーの欠如です。私が彼らに食べるタンパク質の量を減らすことを説得して、澱粉と野菜の摂取量を増やすことができて、より有酸素運動をすることができるならば、前より気分が良くて多くのエネルギーがあふれていると感じます。燃料としてのタンパク質に関する第2の問題は、それがきれいに燃えないということです。その窒素含有量のため、それ(身体のシステムから除去されなければならない有毒な窒素廃棄物)が燃えるとき、タンパク質は「灰」を残します。高タンパクの食事の後、アミノ酸は血流に殺到します。肝臓はアミノ酸を単純な合成物(尿素)に新陳代謝させるために、一生懸命に働かなければなりません。その尿素は有毒で、腎臓によって取り除かれなければなりません。この作用のために、大量の水も、血から尿素を締め出すために排出されなければなりません。全ての消化器系の一般的な作業負担に加えて、タンパク質代謝は、特に肝臓と腎臓に負担を課します。医者が重大な肝臓または腎臓病患者が低蛋白ダイエットで生活を維持されなければならないということを知っていますが、軽い障害患者には警告することを怠ります。肝臓と腎臓病気が深刻にならないようにする1つの方法は、これらの器官にタンパク質代謝の残渣を処理する余分の仕事をさせないことです。ずっと雑誌とタブロイド紙で人気のある高いタンパク質を摂取し炭水化物を摂らないダイエットの急速な体重減少は、大部分は利尿(体外へに水を排出する事)の結果です。あなたはステーキとグレープフルーツだけを食べる1週で10ポンドを減らすことができます。しかし、体重減少の大部分は水(尿素を取り除く腎臓の努力の結果)です。あなたが通常の食事に戻った時に、体重が戻る確率は100パーセントです。私は、この種類の療法に従うことによって減量できた人にはこれまで会ったことがありません。私は、この種類の療法に従うことによって減量できた人にはこれまで会ったことがありません。高いタンパク質の摂取による利尿の影響で、カルシウムなどのミネラルを体外へ浸出させます。 骨からのカルシウムの損失は、特に大腿骨頭の骨粗鬆症(結局骨格の変形と骨折に終わる状態)をもたらします。 近年、骨粗鬆症は女性によって恐れられる有名な病気になりました。そして、その人は、更年期のホルモンの変化のため、男性より若い年齢でそれに影響されやすくなります。 多くの女性は今日、彼らの骨を保護するためにホルモンとカルシウム補助剤を飲みます。しかし、彼女らは骨の保護の効力を消すタンパク質の豊富な食事療法を続けます。骨粗鬆症は食事ののカルシウム不足に起因しませんし、一旦それが発症するならば、それはカルシウム補助剤を飲むことによって改善することができません。骨粗鬆症は、遺伝と(最も影響されやすいのは、細身で骨の薄い女性です)、適当な運動(ランニング、エアロビクスと重量挙げのような重さを含んだ活動は、骨によってカルシウムの取り込みを増やします)の不足と、性ホルモンの低下と(更年期の後の女性と80代の男性の場合のように)、食事療法に起因します。生化学者が高タンパクのダイエットが骨がカルシウムを失う原因になるということを長年知っていたが、この情報は医者と患者の注意を得ないようです。そして、食べることのパターンを修正することによってそれを防いで、若い頃に運動しようとするより、大部分の人は一旦骨粗鬆症が生じてから、薬を使いたいと思っています。私は、高タンパクの食事療法が、アレルギーと自己免疫病気(免疫系が誤って体の自身の組織を攻撃する慢性関節リウマチと狼瘡のような)を持つ人では免疫系を刺激すると思っています。タンパク質が有機体を唯一の構成要素であるので、免疫系は体の中の材料が自己かそれ以外か決めるためにタンパク質を調べます。免疫系が活発すぎるとき、アレルギーと自己免疫の場合のように、体を動植物のタンパク質であふれさせることはさらに免疫系を混乱させるかもしれません。私は、高度の低蛋白ダイエットが免疫系の問題でしばしば患者の改善に関与することを見つけました。あまりにたくさんのタンパク質が我々によくないならば、なぜ、我々は食物について、そして、食事を計画する際に考えて、タンパク質を強調するのでしょうか?大部分の人々は、十分なタンパク質を得ないことについて心配します。 ほとんど、誰もタンパク質の過剰摂取について考えません。 「どこで、あなたはあなたのタンパク質を得ていますか?」、このような質問を菜食主義の人々はしばしば受けます。もし、タンパク質に富む食品ばかりがテーブルに並んでいると「どこで、あなたはあなたの脂肪を得ていますか?」とか「どこで、あなたはあなたの澱粉を得ていますか?」とあなたは何度も尋ねられます。多くのコックは、肉、家禽、魚とチーズを省略するように言われるならば、夕食のために何をテーブルに置くべきかについて思いつきません。誰でも、メインコースを見まわしてタンパク質を捜しています。タンパク質に対する我々の愛情は単純な歴史の説明で理解できると私は思います。我々の先祖の時代、貧しい人々が澱粉を食べ、そして、金持ちの人々が肉をテーブルに置いた農業社会でした。肉食するのは、富の象徴でした。狩りの成功が人生の成功であったはるかに昔の潜在意識に共鳴しているのでしょう。高い地位にあるハンターは、しばしば肉を提供することができた人でした。これらの文化上、経済偏見は今日でも非常に強く影響します。そして、第三世界の飢饉でタンパク質が不足している子供たちの恐ろしい視覚映像によって強められます。実際、たとえあなたが試みたとしても、我々の国ではタンパク質が不足するのは困難です。私は多くの患者を非常に低蛋白ダイエットを行いましたが、問題はこれまでありませんでした。タンパク不足の徴候は、とてもわかりやすいです。あなたが十分なタンパク質を得ていないならば、あなたの髪と爪は成長するのを止めます、そして、傷は癒えません。あなたがそれらの徴候がないならば、タンパク質不足を心配するより、タンパク質を摂りすぎることについて心配した方がよいでしょう。タンパク質食品の価値の我々の文化的に曲がった見方は、以下に述べる栄養学にも影響しています。第1章の始めに、私は基本的な4つの食物グループ(栄養学者にとって基本的なグループ)に言及しました。食事計画が我々に毎日各グループから万遍なく食品を選ばなければならないと述べています。4つのうちの3つは、タンパク質食品です。(グループ1)酪農製品、(グループ2)肉、魚、家禽、卵と豆類、(グループ3)炭水化物含有量に加えて重要なタンパク質を持っているパンと穀類。グループ1またはグループ2から摂取しているしている一人の平均は、一日に必要な量より多いタンパク質を摂取します。私は、ちょうどメールでこの計画における現在のオーストラリアの方法を受け取りました。それは、バターとマーガリンだけから成っている5番目の基本的な食物グループを追加しました。そのグループは あなたの過剰なタンパク質に加えて、余分な脂肪があります!異なるタンパク質の食品が我々の健康にとって良いか悪いか不明だが、それが動物または野菜から来るかどうかに関係なく、それが牛肉または豆腐であるかどうかに関係なく、総摂取量を考慮しましょう。タンパク質はタンパク質です。植物タンパクの唯一の長所は濃厚でなくて、炭水化物と繊維によってしばしば薄められるということであるので、あなたはあなたのタンパク質の必要量を上回る前に植物性タンパク質ならより多くを食べることができます。植物タンパクは、動物性タンパク質と彼らのアミノ酸含有量においても異なります。植物性タンパク質は通常8つの必須アミノ酸のうち含まれるのは2,3個くらいで少量です。そのために一部の栄養学者が植物性タンパク質を「不完全」であると言う理由です。そして動物性タンパク質は、人間の組織により近いので、正常な割合でアミノ酸の全てを提供すると言います。あなたが菜食主義者であるならば、たとえば穀物と豆を食べることによって、あなたは動物性タンパク質との違いを補償することができます。あなたはおそらく「相補タンパク質」または「結合しているタンパク質」について聞いたことがあると思います。より多くの人々に、近年非常に人気があるようになった考えで、健康と地球の生態系を改善する菜食についてです。タンパク質を化合させることは望ましいかもしれないが、それは絶対に必要なわけではありません。体は、不完全なものから完全タンパク質を作ります。 それは、腸管のかなりの数の微生物から、そして、その腸管から剥がれた細胞をリサイクルしてなくなったアミノ酸を得ます。タンパク質相補性の概念を大衆化した学者は、多くの人にいつも手に計算機を持っていないと、完璧な菜食主義者でいられないように感じさせました。

 

に学者達は、重要な栄養分(我々が心配しなければならなかった我々のダイエットの1つの要素)として、文化的な強迫観念からタンパク質をたくさん摂るように指導しました。動物であるか植物性であるにせよ、私のアドバイスは、まったくタンパク質について心配しなくて、それをより少なく食べることです。しかし、利点と欠点があるいろいろな種類のタンパク質食品がお店にはあります。それらがどのようなものか知るために、主なものを概説しましょう。赤肉(牛肉、ラム、シカの肉、その他)は、我々の文化の極上で最も高価なタンパク源です。それは完全なタンパク質を提供します。そして、タンパク質濃度(その肉は炭水化物と繊維によって薄められていないので)で、我々自身を構成する成分と同じです。もちろん、赤肉のより少ない量であなたのタンパク質ニーズを上回ることが簡単なので、あなたがタンパク質過剰の現実に気を配っているならば、これは不利になります。大きな欠点は、飽和脂肪とコレステロールのその高い内容です。牛肉、ラムとポークの中の脂肪の多くは、筋組織全体に分布しているので、取り除かれることができません。更により多くこの種類の脂肪を含むならば、我々は肉をよりおいしくて良い肉だと思う傾向があります。メインディッシュが肉のない食事を想像することができない人々は、より大きな心血管疾患の危険性があります。我々が肉のために動物を食べるとき、我々は地球の食物連鎖のトップの近くで生きていることを理解できます。 他の動物を食べる動物は、この食物連鎖に沿って受け渡される多くの環境毒素を蓄えて、自分に集中します。つまりそれが主に植物を食べることを勧める1つの理由です。植物は食物連鎖の底にいて、通常、より汚染されません。そのうえ、動物を育てる現在の方法は、調理される動物の重さと市場価格を上げるために、大量の薬、ホルモン類と有毒な化学製品を利用します。肉食の危険性は、よく研究されている心血管疾患への影響は明らかでないが、異なる理由で不健康につながるかもしれません。肉の中の薬とホルモン類は、ガン、変性疾患などの免疫系への痛手を高めるかもしれません。最終的に、肉は生で料理されると、ガンを引き起こすことが疑われる特定のウイルスをあなたに送るかもしれません。良く火を通せばウイルスの危険を除きますが、毒素と汚染物質を取り除くことは出来ません。また、動物を穀物で育てることは農業資源の能率が悪くて、穀物の無駄な使用であるので、肉に対する我々の文化的な嗜好は全体として人類のためにはなりません。穀物を直接人間が食するならば、カロリーエネルギーは効率よく人間に届くでしょう。そのうえ、耕作して、牧場を経営すると自然の生態学的な状況はひどくなります。家畜は世界中の多くの場所で臭いや景観を損ないました。そして、家畜の廃棄物は地下水汚染の大きな一因ですし、家畜たちから排出するメタンガスは温室効果をもたらすので、私の患者たちの多くはもう赤肉を食べないか、それをめったに食べないと私に話してくれます。

 

のことは我々の社会で食習慣における大きな変更を意味します。私は予防医学の信奉者として、それを歓迎します。
 次は「白身の肉」について、子牛肉とポークに言及します。赤肉をあきらめたと私に話す人々の何人かは子牛肉とポークを食べ続けます。それはより健康的な食餌療法に向かう大きいステップであると思います。子牛肉は牛肉より少ない脂肪を持っています、しかし、それはすべての肉で最も非人道的な方法で出来上がったものです。 子牛肉のために子牛は貧血にされて、彼らの筋肉を発育不十分にしておくために動けないようにします。ブタは牧場の牛より少ない損害を我々の環境に与えました。しかし、ポーク産業が我々に信じさせているように、私はポークを牛肉より健康的であると思いません。ポークを食べることは、我々のダイエットに過剰のもを与えます。それはタンパク質と飽和脂肪とコレステロールです。要するに、白身の肉は赤とそれ程異なりません。鳥肉(特に鶏と七面鳥)は、大きいプラスを提供するとても人気があって融通がきく動物性食物です。その脂肪は大部分は筋肉の外にあり、主に皮を取ることによって除去することができます。添加脂肪なしで焼かれるか、焼かれる皮をはがれた鶏は、心血管危険に関する牛肉、子牛肉、ラムまたはポークより健康的な動物性タンパク質です。もちろん、あなたがあなたの鶏をその皮付きで料理するならば、あなたはこの利点を失うし、揚げられてそれを食べたり、バターまたはマヨネーズを添加すればその利点は失われます。数種類の国内の家禽(カモとガチョウ)脂肪については、鶏または七面鳥より非常に多く含まれます。すべてのこれらの鳥の脂肪は、非常に飽和して、更にコレステロールを含みます。あなたは、それを食べることを避けなければなりません。大半の家禽に関するもう一つの問題は、化学汚染です。我々は家禽を牛とブタよりさらに悪い環境で育てます。そして、不自然な状況で家禽を閉じ込めて、薬を使います。あなたが薬とホルモン類を含まないことが保証される放し飼いの鶏と七面鳥なら、あなたは牛肉豚肉に代わるものとして食べることができます。さもなければ、しばしば鳥肉を食べることについて慎重にしてください。卵は多くの朝食の一部になります。そして、多種多様な調理済みの食品(例えばパン、ケーキ、クッキー、アイスクリームとパスタ)の原料です。卵の白身はタンパク質源です、そして、それは上質のタンパク質です。困ったことに、大部分の人々は全部の卵(白身だけでなく)を食べます。卵黄は食品コレステロールの豊かな源です。 我々が時折卵を食べるならば、それは害ではないでしょう、しかし、多くの好まれる料理は全卵をバター、クリーム、ミルクとチーズ(我々の心臓と動脈に非常に危険である混合物)と一緒に食べます。通常、全く卵を使わないか、白身だけを利用することによってレシピを修正することは可能です。あなたはすべてにおいて卵なしででも、優れたマフィン、クッキー、ケーキとパンケーキを製造することができます。あなたは小麦粉と水だけから作られるパスタを買うことができます。そして、あなたは卵黄または全卵が使われているかどうか、調理済みの食品のラベルをチェックすることで確認できます。卵の細菌の(特にサルモネラ菌)汚染の発生率が最近、増加しているため、完全に卵を加熱することは賢いです。魚はかつては高品質のタンパク質の優れた源でした。肉と比較して脂肪は低いのです。それが我々が川、湖と海に投棄した毒素によって汚染されているので、今では、それは食物源として望ましくありません。一般に、海洋魚は淡水魚より安全です。しかし、海と淡水の中で、魚はしばしば食物連鎖の最上位にいます。そこで、魚はより小さな有機体の体にたまるすべての毒素を自分の中に集めます。したがって、もっとも危険な魚は、大きな、肉食の近海ものです。その魚では汚染物質が最も多いのです。私は、強くメカジキ、マカジキや他の大きい魚を食べることに反対します。主に小さい海洋プランクトンを餌にしているサンマやニシンのような、沖合で生きる小さな魚は、非常に安全です。さらにその魚は心臓発作から保護するオメガ-3脂肪酸を供給します。他の油がとれる魚は、サケ、サバ、青魚と、少ない量では、ビンナガマグロマグロです。青魚はしばしば水銀の中毒が集中して、用心して食べられなければなりません。マグロが大きな魚であるので、最も食べられます。サバはオメガ-3脂肪酸の良い源であるが、季節的に食されるだけです。きれいな北海からのサーモンは、通常高品質のです。アラスカのサケは天然です。ノルウェーのサケは、養殖です。養殖では起こる病気をおさえるために、薬が、しばしば使われます。更にこれらの病気は、野生のサケの大部分に存在する可能性があります。飼育されたサーモンはこれらの薬の残留物を含有するかもしれず、また野生のサケより少ないオメガ-3脂肪酸を含んでいます。
 味覚と栄養価のためには、魚は早く悪くなるので、できるだけ新鮮なうちに食べられなければなりません。多くの国の地域では、本当に新鮮な魚をつかまえることは難しくて、高価です。生の魚(伝統的な日本料理)は、西側諸国で最近非常に人気があるようになりました。日本人は、寿司のために最も新鮮な魚だけを使うと言ってゆずらないです。北アメリカの大部分の寿司バーは、その品質を提供することができません。生の海洋魚を食べることで寄生虫を得るわずかであるが、危険があります。私には、魚がきちんと軽く料理されるときが最高です。他のタンパク質食品の様に、魚は料理をしたほうがより簡単に消化されます。
 甲殻類は、2つのタイプ、軟体動物(ハマグリ、カキ、ホタテガイ、カタツムリ、カラスガイ)と甲殻類(エビ、ロブスター、カニ)です。これらの生きものの食習慣と近海に住んでいるので、大部分は同じ大きさの魚より危険です。すなわち、彼らは毒素と汚染物質を拾いそうです。肝炎を含むいろいろな病気をうつすことがある生の軟体動物を食べることに注意してください。エビとロブスターはコレステロールをかなりの量で含みます、しかし、彼らが飽和脂肪も非常に少ないので、揚げ物か、バターとクリームソースで和えない限り、肉より非常に健康的なタンパク質食品です。「背腸(せわた)」とは消化チューブであり、肉より高濃度の有害物質を持つかもしれないので、エビは食べる前に必ず「背腸取り」をしなければなりません。
 ミルクと乳製品(チーズ、ヨーグルト)は人気のタンパク質源です。そして、多くの人々によって大量に食べられます。酪農産業はミルクの我々の必要な量より決して大きくならない、そして、ミルクが自然の最も完全な食物であると思わせようとしています。それを鵜呑みにするには問題があります。実際、ミルクの栄養は全て、問題を引き起こすことがありえます。多くの人々は、乳糖またはラクトースを消化することができません。あなたが北のヨーロッパの出身でないならば、そして、あなたが幼少の後、ミルクを飲むのを止めたならば、あなたはおそらく、ラクターゼを作る能力を失っています。そして、酵素が作られるためにはラクトースを必要とします。酵素なしで、消化器系の中のラクトースが入ると、腹部膨満感、鼓腸をきたし苦悩に終わります。ラクトースが無い人はヨーグルト、バターミルクとチーズのような洗練された乳製品を食べることができます。それらのラクトースは細菌によって分解されたか、商業的な酵素処置を加えています。脂肪に関するセクションにみられるように、ミルクの中の脂肪 (乳脂 )すべての動物性脂肪のなかで、我々の心臓と動脈の健康にとって最も危険なものです。それは我々に飽和脂肪酸とコレステロールの途方もない量を与えて、アテローム性動脈硬化症をおこす罪人です。ミルクがチーズになるとき、タンパク質は凝集されてます。それは乳脂です。多くのチーズはカロリー換算で50から70パーセントの脂肪があります。そして、タンパク質よりも脂肪の源となります。高脂肪のチーズのいくつかは、特に著明です。たとえば、クリームチーズ、ブリーとカマンベールです。他(スイスチーズとチェダーチーズ)は、それほどひどくはありません。大部分の酪農製品のタンパク質食品としての大きな欠点は、不健康な脂肪の量です。私は、低脂肪チーズと低脂肪か脱脂ヨーグルトだけを食することを勧めます。

 

キムミルクから作られたモッツァレラチーズはどこのスーパーでも手に入ります。そこで、低脂肪で香りの良いそのチーズを買ってみてください。チーズを買う前にラベルを良く読んで、脂肪をカロリーに換算してください。牛乳のタンパク質やカゼインは、害を起こすことがあります。その害とは、粘液を増やして、喘息、気管支炎と副鼻腔炎のような疾患を悪化させます。さらに、それは免疫疾患(アレルギーと自己免疫病気)の多くで免疫系の刺激をします。たとえ皮膚試験がミルクにアレルギーを示さないとしても、しばしば牛乳を取り除くことは喘息と湿疹のようなアレルギー疾患や慢性関節リウマチと狼瘡のような自己免疫疾患の改善に至ります。脱脂乳製品も牛乳と同じ量のタンパク質を持つので、脱脂乳製品を食べることは意味がありません。つまり、これらの歓迎されない影響を引き起こすのはタンパク質なのです。大豆とアーモンドから作られる牛乳を含まないチーズの代用品がより本物の舌触りを与えるためにカゼインを含むかもしれないことに注意してください。あなたが牛乳タンパク質を避けようとしているならば、慎重にこれらの製品のラベルを読んでください。大部分の商業的な牛乳は、現代の酪農でたくさん使われる薬やホルモン剤と化学薬品の残留があります。加熱処理されない生の牛乳は普通の牛乳よりよい味がするかもしれません、しかし、それが評判がよく、公式に証明された乳業会社から来ない限り、それは重い伝染病をうつすかもしれません。低温殺菌された牛乳でさえ、いくつかの人間のガンに関係しているかもしれない乳頭腫ウイルスを伝播させることができます。ヤギのミルクは、牛乳より、若干、消化するのが簡単かもしれません。牛乳が作られる方法によって、おいしくなったり、まずくなったりします。ヨーロッパの人々の酪農製品に対する好みは、世界では少数派です。大部分の人間は成人期にミルクを飲むことを異様であると考えます。牛乳は、人間のためのでなく、赤ちゃん牛のための自然で最も完全な食物であるでしょう。我々の社会の多くの人々は、牛乳とそれから作られるすべての製品の消費と減らすことによって、健康を増進することができるかもしれません。豆類(豆、エンドウ、レンズ豆、ピーナッツ、大豆製品)は、菜食主義者(特に牛乳や卵も食べない人々)のための重要なタンパク質源です。多くの伝統文化の標準的な食事は、豆類と穀物です(例えば多くインディアンのトルティーヤと豆)。この組合せが、すべての必須アミノ酸と少ない脂肪を提供するというわけではありません。大豆とピーナッツを除いて、豆類は脂肪が非常に少なくて、タンパク質と同様に複合糖質分が高いです。タンパク質が希釈されるので、あなたは身体に必要以上のタンパク摂取をすることなくより多くのこれらの食品を食べることができます。豆の中の炭水化物のいくつかは、人間が消化するにはあまりに複雑です。我々の腸で生きるバクテリアはこれらの炭水化物を分解することができます、しかし、その際に、副産物として多くのメタンガスを生産します。このことは、豆を食べると、よく経験する鼓腸を説明します。この問題を減らすために行う普通のやりかた(つけ置きの水を捨てて、料理の前に水を加えることのような)は、効果的でありません。一番良い解決法右方は、たくさんの消化できない要素を持つ豆(ピンク豆*、大豆)より、消化しやすい豆(ササゲ、アナサジ文化豆)を選ぶことです。きなこと荒挽きの小麦から製造される製品と同様に未処理の大豆は、多くの人に受け入れがたいくらい腹がふくれます。多くの豆類は毒素を含みますが、それは料理によって破壊されます。特に煮ることで消失します。ピーナッツとエンドウを含む生の豆類を食べることは良くありません。それらには料理で消える不快な生の豆味覚があります。生のヒヨコマメは免疫系を痛める毒素を含みます。狼瘡に似ている病気(ラチリズム、下肢の痙攀麻痺)をもたらします。インドでは、一般に小麦粉を乾燥状態で焼かれたヒヨコマメから作られたので病気が広がり、州はそれらの販売を禁止しました。ヒヨコマメが煮られると毒素は消えます。芽キャベツは、これらの同じ毒素を含有して、生で決して食べられてはいけません。アルファルファもやしの場合も同じ毒素を持っています。海外では料理でドロドロに煮てしまうので、種子を食べることは無いでしょうが、日本では注意が必要です。アルファルファもやしは、canavanine(免疫系を害する有名な毒素)を含みます。他の一般の豆類もやしは、レンズ豆、ヤエナリとヒヨコマメです。豆料理に関する一般の問題は、不十分な料理です。豆が液体に溶け始めるまで長く、そして、ゆっくり料理されるとき、最もおいしくて最も消化できるようになります。何世紀もの間、アジアの民族は大豆を消化できておいしい驚くべき種類の食品に変えました。そして、豆乳、豆腐(豆乳から作られる「チーズ」)と外観、味覚と舌触りが肉のようである製品(おから?)を作り出しました。この大豆の魔法料理は、仏教寺院の精進料理でその最も高い極みに達しました。今世紀の西欧の生産者は大豆タンパク質から偽のホットドッグ、カツレツとベーコンを作ろうとしました、しかし、最近までは、彼らの努力は中国と日本の寺院食品よりはるかに劣っていました。今日、アジアの大豆製品のいくつかは西欧で知られています、そして、新しい製品はここで発展しています。たとえば、テンペー(主要なインドネシアの食物)は多くの自然食店で凍った状態で売られています。発酵する大豆製品、それはそれを特にハンバーガーまたはケバブになるとき、西洋人の口に良く合うようである。通常、牛ひき肉と同じような良い味覚と触感です。それに、お腹にガスが貯まりません。実際、私はテンペーから作られるハンバーガーのファーストフードレストランチェーンをまだ誰もつくらなかったことに驚きます。もし、あなたが豆腐に嫌気を起こしなら、テンペーをためしてください。穀物は豆類ほどタンパク質が豊富でなくて、多くの菜食主義者の澱粉とタンパク質の重要な源です。コーンを除いて、穀物は脂肪が少ないです。パンとパスタのではなくて、スープやとメインディッシュとして、しばしば穀類を食べてください。 雑穀、ソバ、マコモ(ワイルドライス)、キヌアなど、あまりおなじみでないものをいくつかを試してください。ナッツと種はタンパク質が豊富です。そして、大抵、脂肪分も非常に高いです。ダイエットとして、それらを信頼しないでください。要約すると、我々が動物性食品を減らすことによって、タンパク質の量を減らします。すなわち、炒め物とパスタ料理のようにタンパク質に富む食品を澱粉と野菜で薄めること、肉や家禽や魚の料理に対する文化的な好みを無くすことによって、私たちは利益を得ることができます。おそらく、あなたはタンパク質、脂肪と炭水化物に関する情報を得て、バランスの取れた食事をとることが重要だと理解できたはずです。バランス食は複合糖質分が高くて、タンパク質が低くて、脂肪が少ないのです。それは飽和と不飽和脂肪を最小にして、標準的なダイエットよりはるかに少しの動物タンパク質しか摂取しません。

*ピンク豆 別名チリビーンズ、甘みが強く食感は肉に近い。通常、乾燥された状態か水煮の缶詰で売られている。アメリカの食料品店では一般的である。

 

康的な食餌療法をお教えします。できるだけ野菜を食べてください。野菜は食事療法に味付けの変化を与えます。更にカリウムと他のミネラル、ビタミンと繊維の優れた供給源です。ほとんどの野菜は脂肪とカロリーが非常に低く、そして、ジャガイモ、サツマイモと冬カボチャのように、澱粉質が豊富です。我々の社会で、多くの人々は野菜をおいしくない食物として避けるか、野菜を料理するのは労力がかかると考えます。私は女性は男性より野菜が好きであると知っています。多くの男性は高脂肪のドレッシングがまぶされたサラダ以外は、肉とジャガイモを食べます。私の女性の患者(最近、夫を亡くした)は、夫は生存中、肉とジャガイモのばかり食べ、大腸がんで死んだと話しました。「私がこれまでに彼が食べるのを見たという唯一の野菜は...」、彼女は私に言いました、「オリーブです。彼の作ったマティーニに入っていました。」、なぜ多くの人は野菜が嫌いなのでしょう?すべての赤ちゃん(男性であれ女性であれ)がベビーフードとしてピューレになった野菜が好きなので、野菜がまずい味がするということはありえません。おそらくなじみの薄い形と食感を知ったとき、野菜に対する嫌悪は後で出来上がります。子供たちは野菜を食べることが仕事であり、あなたがご褒美として野菜をデザートとして与えるのは好ましいことです。まずく料理された野菜は現実はこれです。歯ごたえがないブロッコリー、灰色の芽キャベツ、缶詰のエンドウと何十年も経ったような台所から出てきた砂糖づけのサトウニンジンなどです。本当によい味がするためには野菜は新鮮で、きちんと準備しなくてはいけません。それには若干の知識と思ったよりたくさんの時間と努力を要します。私はこれまでに好きでなかった野菜はありませんでした。しかし、子供の時に苦い経験をしたことで、野菜好きになるために長い時間が必要でした。一部の人々はバターまたはクリームソースの中に野菜を浸したり、または揚げることによって野菜好きになろうとしますが、これらは健康には不適です。ヨガの開業医は、毎日、緑黄色野菜の料理を少なくとも一人前を食べなければならないと言います。緑黄色野菜とはホウレンソウ、ビートグリーン、フダンソウ、ケール、コラードまたはマスタードグリーンです。私はこれがレシピであるとわかります。菜食主義者には、料理された緑黄色野菜は鉄の重要な源です。その野菜たちは最小の調理と最小限の脂肪で非常においしく食べることが出来ます。生で料理された野菜は菜食主義には必要です。野菜を生で食べて良いかどうかわかっていなければなりません。私が以前に言ったように、常に、生の豆類を避けてください。そして、もやしの生食やアルファルファ芽キャベツの生食を止めてください。反対に、料理されるとき、タマネギとニンニクは良い所を失います。タマネギとニンニクは調理してもいいですが、あなたがタマネギの能力を利用して、コレステロールを下げたり、ニンニクは身体を殺菌します。異なる種類のレタス、ラディッシュ、ニンジン、キュウリ、タマネギとトマトのサラダは生野菜を食べる良い取り合わせです。次の章では、私はあなたが好みそうで、簡単で、健康的な、新鮮な野菜の料理のサンプルレシピを紹介します。是非、レシピにトライをして、ご自分のオリジナルレシピを作ってください。

上述したように、多くの野菜は、天然毒素を含有します。ジャガイモの芽と緑の皮は、有毒で、料理の前に必ず取り除かなければなりません。セロリは真菌病にかかると日光の元ではピンク腐敗を起こします。それは我々の免疫系に損傷を与えるかもしれない天然毒素を含有します。ピンクの腐敗は、セロリの軸を変色させ、褐色がかった皮の原因となります。出来るだけ以上の物を避けてください。野菜に含まれる大部分の天然毒素は、熱で変化しやすいです。つまり、毒素は料理の熱によって、簡単に消失します。すべてのアブラナ科の野菜(キャベツなど)は、毒素を含有します。毒素とはイソチオシアネート類やネギ科のアリル化合物類、カフェイン、テオブロミンなどはかなりの動物に対し猛毒であるが、ヒトでは摂食するに問題ない程度に無毒化できます。少量の生キャベツとカリフラワーならあなたを傷つけません。しかし、軽く料理したほうが(芽キャベツ、ケール、コラード、マスタードグリーンとブロッコリーなどは)良いでしょう。それらは、大腸の化学環境に好ましい影響を及ぼすことによって、大腸がんを予防するかもしれません。生ホウレンソウ、フダンソウとビートグリーンはシュウ酸を含みます。そのために体からカルシウムと鉄を奪います。軽い料理は、この合成物を分解します。生の白いマッシュルームは、3つの天然発癌物質を含有します。2種類の毒は熱によって分解されます、しかし、第3の毒(agaritine)は分解されません、それでこれらのキノコをたくさん食べることについては慎重であるよう勧めます。野菜の天然毒素に加えて、使われる抗真菌薬と殺虫剤の残留の問題があります。私はこのことを議論して、次の章で毒素や農薬から身を守ることについてのまとめをします。

調理されたほうが良い物
ビートとビートグリーン、フダンソウ、ホウレンソウ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ケール、芽キャベツ、コラード、マスタードグリーン、冬カボチャ、緑莢インゲン。ただし、軽く調理してください。

生でも調理しても良い物
ニンジン、セロリ、タマネギ、ニンニク、エゾネギ、春タマネギ、ペポカボチャ、カブ、エンダイブ、アスパラガス、ヒマワリ芽キャベツ、トマト、トウガラシ。

生が良い物
レタス、他のサラダ用野菜(キバナスズシロ、エンダイブ、水アブラナ)、キュウリ、ラディッシュ、ソバ芽キャベツ。

自分で試す食事療法
自分のために最適な健康のために食べなければならないものがわかる唯一の方法は、実験することです。コマーシャルのダイエットを変えてください。新しい食品と食品の新しい組合せをためしてみてください。これらの変更で、あなたの食物への関心と楽しみがどのように変化するか気づいてください。私が一般的なガイドラインとしてここで述べた食事療法を使ってください。しかし、一番はあなた自身の経験です。良い食事療法について耳にしたならば、それに試してください。しかし、もし健康や食事の楽しみを奪うのなら、それを止めることに躊躇しないでください。

(この章終わり)               次へ


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