Wine Diary

    2006年6月21日よりワイン日記を書き始めました。おかしなコメントも多いけど、
    勉強中だから許してください。
                                            

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2007/12/25
■ 「ル・プティ・ムートン」2001 
   ブシャールの「ヴォーヌ・ロマネ」2005 ほか
 
クリスマスイブは自宅で総勢14人のクリスマスパーティー。飲み物は当然ワイン。6本空けてしまいました。モエエシャンドンのシャンパンで乾杯の後、ルモワスネ、ルロワ、オスピスドボーヌと空けていき、プティ・ムートン2001、締めはブシャールのヴォーヌ・ロマネ2005。ポイヤックのル・プティ・ムートン(ボルドー第1級のセカンド)は久々のボルドーで激ウマでした。ヴォーヌ・ロマネは若いのですが締めに相応しく、すっきりフルーティでした。相当な金額になってしまいました。(地図はChateau Mouton Rothschildの場所 winart34より)

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2007/12/24
■ ウィリアム・フェーブル「シャブリ」2006
ウィリアム・フェーブルのものでは最も安いACシャブリの2006年ものです。でも、これがまたまったりとせず、すっきりとしていて、果実味に溢れているんですよね。白はあんまり飲まないのですが、こういうのなら大好きです。一口目は美味いけど、そのあと飲み飽きてしまうものは困り者です。アンリオ氏(シャンパンで有名・ブシャール社も経営している)がオーナーで、醸造責任者にはすでにブシャールの改革を成功させた若いディディエ・セギエ氏を抜擢したわけです。優秀な経営者と優秀な作り手がタッグを組んで邁進しているという感じですね。(写真右はディディエ・セギエ氏 winart19より)

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2007/12/19
■ ルイ・ジャド「ニュイ・サン・ジョルジュ」1999
少しいいものが飲みたくなって開けました。1999年ものは垂涎ものです。ルイジャドならさらに。開けた途端にコルクを嗅いでしまう美味さの予感。確かに美味く満足でした。しかしまだ若い。もう後数年は寝かしてもよかったが、もう手に入らない。winart37でルイジャドの最高醸造責任者のJacques Lardiere氏はこう言っている。「人は産み落とされ、母親から離れて、成長してひとりの人間として独立する。そしてその後は消失に向かって進んでいきます。ワインも同じです。葡萄は樹から切り離されて成長して、ひとつのワインとして完成する。そして徐々に酸化していきます。若いワインは確かに筋骨隆々で体躯もしっかりしていますが、中心にあるエッセンスは見えてきません。人が40歳を過ぎてようやく人としての本質が現れてくるように、ワインも熟成を経て初めてエスプリ(真髄)ともいえる本当の味わいが現れてくるのです。ワインは人の一生を象徴しているように思えます。」 然り。。。。(写真右はラルディエール氏)

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2007/12/9
■ ルロワ「ブルゴーニュ・グラン・オルディネール」2006
今日は「ルロワ」を頂きました。といっても格安のルロワです。ルロワは高くて手が出ませんが、このレベルのルロワなら大丈夫。でも、ボジョレーでおなじみのガメイ種の葡萄とピノとのブレンドという、値段相応のアッセンブラージュ。味わいは確かにガメイ。しかし熟成感はピノです。この不思議な組み合わせですが、お得な感じでさすがルロワです。ただし早飲みタイプでしょう。つぶ貝のガーリックバター炒め、豚糸糸炒め、豚唐揚げの黒酢炒め、水菜サラダ、ポレポレのパンで頂きました。(画像右はつぶ貝料理)

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2007/12/1
■「 レ・フィエフ・ド・ラグランジュ」2000
ボルドー・サン・ジュリアン、シャトー・ラグランジュのセカンドワインです。今年の1月31日に開けたものと同じ。久しぶりのカベルネ・ソーヴィニヨンという訳で、タンニンの強さを改めて実感。加えて樽の香り、小さな赤い果実を連想させる香りなどが漂います。かなりタンニンはこなれてきていると思いますが、残念ながらこの2000年ものもついに在庫切れ。残るは1996年もののみ。なおサン・ジュリアンとしては「レオヴィル・ラスカーズ2002」「ブラネール・デュクリュ2004」をストック中ですが、5年以上は待ちです。画像下はサン・ジュリアンの格付けシャトーです。

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2007/11/30
■ ルイ・ラトゥール「ブルゴーニュ キュベラトゥール」
   2005
やっと金曜日。頑張った自分へのご褒美にはやっぱりブルゴーニュのピノ。リカーワールド○に行って買ってきたのがこれ。。酸味が効いていてフレッシュ。小花の香りが漂い風情はあるが、時間が経つと味の薄さが目立ってくる感じ。2,289円。3,000円まで出せば10年以上熟成の旨いAOCピノもある訳で、微妙な価格のラインとなっています。なお、ルイ・ラトゥールはコルトン・シャルルマーニュで有名。基本的に白の作り手ですが、winart41ではRomanee-Saint-Vivantの特集をしています。(写真下:winarat41での「ロマネ・サン・ヴィヴァン・レ・カトル・ジュルノー2005」2001年もので23,000円程度、2005年ものはずっと高いはず…)

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2007/11/25
■ オスピス・ド・ボーヌ・ボーヌ1erCru「キュヴェ・クロ・デ・ザヴォー」1999
期待感大の1999年もの。香りは控えめですがやはり熟成の域に入っており、タンニンはこなれていい味わいです。その前にベルナール・セルヴォーのAOCピノ2005年ものを開けましたが、その後だけに、旨さは倍増でした。断っておきますがベルナール・セルヴォーのAOCピノも十分フレッシュで美味しかった訳で、文句を言う筋合いのものではありません。水火鉢での焼き物料理に刺身、寿司、せいこがに、生春巻き、里芋ころ煮などでいただきました。2007年1月20日に飲んだブシャール・ペール・エ・フィスのAVAUX(アヴォー)の畑のちょうど北隣の畑で、美味さはブシャールのアヴォー1998の方が絶対上だと思う。アヴォーについてはここ(mapはwinart36にマーキング)

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2007/11/17
■ ミッシェル・マニヤン「ブルゴーニュパストゥグラン」2002
ガメイ種の葡萄をわずか2ヶ月漬け込んで出荷して3,500円相当の値段を付ける新酒のボジョレー、しかもガメイは熟成には向かず、出荷されるやいなや劣化が始まるボジョレーならば1,000円以下で十分。2007年の葡萄の出来を試すために飲むというならば本当はピノノワールを飲まないと分からないだろう…ということからもうボジョレーには見向きもせずに、「やま○」でガメイとピノのブレンドによる超安めのパストゥグランを買ってきました。値段は1280円。安い。難有りだろうと疑って飲み始めましたが、意外にというか相当いける。これなら2,800円でもいい。酸味が強いのはガメイのせいだろうがうまく熟成されています。ミッシェル・マニヤンの拠点はモレ・サン・ドニ。デロワールもよく、さらに2002年は出来がいいようです。ペンネとのマリアージュもよかった。(mapはwinart41より)

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2007/11/7
■ ドメーヌ・パトリック・ミオレーヌ
   「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2001
このパトリック・ミオレーヌはブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ、サントーバン村にあり、ピュリニィ・モンラッシェやシャサーニュ・モンラッシェにも畑を持っているようです。若干水っぽいが、香りも味わいもなかなかよい感じ。 酸味も程よいが奥深さはない感じです。6年熟成で2,500円ならまあまあかなというところですが、あと1000円出して1ランク上の旨いものを狙った方がいいかもしれません。2,500円4本買うなら3,500円3本という具合ですかね?

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2007/11/3
■ モンジャール・ミュニュレ
   「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2005
ミュニュレ家はエシェゾー、グラン・エシェゾー、クロ・ド・ブージョ、リシュブールに4つの特級畑を持っているヴォーヌ・ロマネ村の名門です。AOCピノでもそれなりの味わいがあるだろうということで2005年もので若いのですが開けてみました。確かに若くしかも味わい薄く深みもない感じ。しかし、透明感があって飲みやすい仕上がりにはなっています。青椒肉絲、ホタテのカルパッチョ、牛肉ときゅうりの中華あえ、サツマイモとブロッコリーの辛子マヨサラダ、パン、お寿司で頂きました。なお「グラン・エシェゾー1999」は今年の3月にキープ完了しています(^^♪ 写真下は社長のヴァンサン・モンジャール(Winart41より)

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2007/10/24
■ J・J・コンフュロン
  「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ヴィニョット」2001
なかなか手に入りにくいブルゴーニュの5つ星生産者のコンフュロンを飲めるのがうれしい。期待大で抜栓すると、以外に静かな雰囲気。すっきりきれいで超クリアーなワイン。こんなにクリアーなものはなかなかない感じ。しかし1時間後にはしっかりとした味わいを表に出してきました。複雑さはないものの美味しいピノの味わいで相当納得できました。スティック春巻き3種(ザーサイ葱、納豆チーズ、山芋梅かつお)、回鍋肉、ホタテのソテー、パリパリポテトのシーザーサラダでいただきました。なお、コンフュロンのシャンボール・ミュジニー2000年ものはしっかりキープできました。

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2007/10/14
■ ルモワスネの「ブルゴーニュ・ルージュ・ポサンジェ」1995
ルモワスネはネゴシアンだけど熟成の良さは最高の部類かな?100万本を越すワインをストックし、熟成した良いものだけを出荷するというルモワスネ。抜栓時の香りは良し。色は枯れた感じで薄め。味もやや薄めだけどピノの熟成感が十分に伝わってきてかなり嬉しい味わい。価格は安い割に、1995年ものでこの熟成を味わえるなら申し分ありません。油琳鶏、ペンネ・アラビアータ、生ハムカルパッチョ、バターコーン、パンで頂きました。2006年12月6日の「ブルゴーニュルージュ」のコメント
ps:「ポサンジェ」はルモワスネが所有するお城の名前らしい。

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2007/10/14
■ ブシャール・ペール・エ・フィスの「ジュヴレ・シャンベルタン」2005
お客さんへのおもてなしにいろいろ開けたうちの1本。2005年だから、開けるのは相当早いということですが、早くても2005年ものの雰囲気は分かるだろうということで抜栓。確かに若いが、ジュブレらしい堅さもほどよく伝わり、酸味と旨味も十分。でもやはり5年以上は寝かしたい感じはします。その他、オスピスのサヴィニ・レ・ボーヌ1erフォルヌレ2002やルイ・ラトゥールのブルゴーニュ・ブラン・キュヴェ・ラトゥール2002などは相当良好でした。しかしサンテミリオンのシャトー・ガイヤール1979年ものは、ブショネでした。残念ながら全て、排水口行きとなりました。まあこういうこともあります。

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2007/10/10
■ 「マイバッハ・ベルンカステラー・クルフュルストライ・カビネット」2005
今日は、昔々、そう大体20年以上も昔よく飲んでいたドイツの白ワインを買ってきて飲みました。当時は「美味しいね〜」と言ってよく飲んでいましたが、今飲んでみるとかなり甘い。どちらかと言うと食事には合わないかも…というところ。ドイツではこれでも甘さ控えめだそうだが、どうも馴染みにくい。逆に甘口系が好みの女性には受けるのではないかな?一応、ドイツでの生産地限定格付上級ワインの格付けにはなっている。産地はモーゼル・ザール・ルーヴァー地方で、ドイツの最も西の地方。

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2007/10/1
「オスピス・ド・ボーヌ サヴィニ・レ・ボーヌ・1erCru・キュヴェ・フォルヌレ」2002
J.J.モルチェのエルバージュによるものです。以前飲んだオスピス物がとてもよかったので、再度挑戦という訳です。抜栓時の香りはフォクランよりやや弱く、味わいも同様にやや弱いが、ピノの熟成感は十分にあって、やっぱりオスピスはいいなあと改めて感じさせてくれます。チョコや生姜やいろいろなスパイスの風味がやわらかく混じりあった果実味ある味わいですが、ややライトな感じはあり。しかし、とても味わい深く十分満足できます。実はフォクランを注文したのですが間違って届いてしまったもの。でも、満足できたのでまあよしとしましょう。

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2007/9/27
■ 「レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル」2000            (winart34より)
ボルドーポイヤック2級 ピション・ロングヴィル・バロンのセカンドの「レ・トゥーレル・ド・ロングヴィル」2000年ものです。畑はCH.ラトゥールのそば。2006年7月に同じものを開けています。十分な完熟した果実の香り。さらに前回感じたアルコール度の高さは消えて丸みが出たように思えます。貴重な2000年ものは、残り1本となりました。メルロ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン40% カベルネ・フラン10%とメルロ主体の構成です。いかとホタテとパプリカのバジルソース、ゴーヤと玉子のオイスターソース炒め、サラダ、パンでいただきました。もう見つけるのは難しそうだ。

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2007/9/23
■ ドメーヌ・アニェス・エ・セバスチャン・パケ
   「オーセイ・デュレス・ルージュ」2005
生産者のパケは今年32歳の女性。32歳でワインが作れるなんて…と感心してしまう。とにかく透明感が凄い。見た目の透明感がそのまま味わいに表れている感じだ。このワインを一言で表現するなら「ピュア」の一言だろうと思う。winart36で紹介されている2004年もののコメントは次の通り。「軽快でなめらかな果実実を主体としつつ、墨絵のような繊細なディテールと奥行きを感じさせる、シリアスな表情。単純な果実香に集約されないミネラリーな香りと、絶妙なオーク。グリップ、余韻ともによい。85点」となっている。評価は高いが、思うに熟成向きではなく、フレッシュな味わいを楽しむ早飲みワインであることも事実であるかと思う。ちなみにオーセイ・デュレスはコート・ド・ボーヌの中央で、ムルソーの西側にあたる。食卓のパンは鯖江の「ルパン」まで買いに行きました。

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2007/9/19
■ 「シャトー・コルバン」2002
サンテミリオン・グランクリュクラッセの「シャトー・コルバン」の2002年ものです。ポムロールとの境界線近く、シュヴァル・ブランと同じ土壌の地続きの丘の麓に位置しているはず。丘の上に行けば行くほど土壌は石灰質で趣が出るが、丘の麓でもシュヴァル・ブランが近いとなると少し期待はできました。抜栓後、清清しい樽香とともに口に含むと、若干の苦味が広がり、すぐに消えたかと思うと喉の奥でまた少しの苦味が。2002年ものはまだ硬い感じだ。メルロー70%、カベルネフラン24%、マルベック4%だがメルローの熟成感はまだ出ていない。凝縮感はあるので寝かして楽しむのもいいかもしれない。ゴーヤ豚肉炒め、マーボ茄子、カレー炒飯、もちもちパンで頂きました。

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2007/9/16
■ ドメーヌ・カシャ・オキダン・エ・フィス
   「ブルゴーニュ・ルージュ・ラ・シャペル・ノートルダム」
   1997
AOCブルなのに「ラ・シャペル・ド・ノートルダム」と言われる畑の名前が入っています。産地はラドワ・セリニー。西にはコルトンの丘が広がっているわけで、AOCと言いながらも相当いいテロワールのワイン。10年熟成を感じさせる香りと味わい。強烈な印象はないけれど熟成のピノノワールの美味さをしっかり味わわせてもらいました。この出来+10年もので2,300円は有難すぎます。74号線の東側がLadoix-Serrigny、西がAloxe-Cortonという感じかな。(google mapより)なお、winart36ではカシャ・オキダンが2pにわたって紹介されています。

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2007/9/12
「セニョール・デギュイユ」2005
シャトーデギュイユのセカンドワイン。産はコート・ド・カスティヨンでサンテミリオンの東隣。天才醸造家のステファン・デュルノンクールの手によるもの。「ラ・モンドット」などを生み出したナイペルグ伯爵がオーナーです。抜栓後、香りも味もインパクトなし。時間経過後もあまり変わらず?という感じだが、逆にクリアーな味わいは飲みやすさ抜群。 メルロー80%、カベルネフラン20%。実は先日、夜中の3時ごろこのワインで酒盛りしてましたが、流石に記憶なしだったので、再トライという次第です。ちなみにシャトーデギュイユはホテルオークラ神戸にて行われた藤原紀香&陣内智則の結婚披露宴で供されたワインです。写真右はナイペルグ伯爵(winart37より)。

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2007/9/5
■ 「アンドリュー・ハリス・パーソナル・セレクション・シラーズ」2003
オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州のワイン。あまり飲まないオーストラリア物。シラー種100%の味見をしたくて買いました。しっかりとした濃い色。すがすがしい杉系の香り。口に含むと香りそのまま口中に広がる感じです。色の割にタンニンはきつくなく、比較的すいすいといけましたが、それは序盤だけ。10分もすれば濃さが増して逆に飲み辛くなりました。果実味溢れていて、しっかりとした造りはとてもよいと言えますが、個人的には、どうもこのストレートさはちょっと…という訳で、半分だけ飲んで後日の変化待ちという形になりました。

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2007/8/30
■ トロワ・ド・ヴァランドロー [2001]
サン・ミリオンのシンデレラワイン、「シャトー・ド・ヴァランドロー」のサードラベル。2006年10月に1本開けてます。詳しくはそのコメントを見てください。2006/10/25
はっか、ヒノキの香りが自然に溶け込んでいて、いいですね。小さな花の香りもしていい具合に熟成してきているように思えます。とてもゆったりと安心して飲めました。オーナーのジャン=リュク・テュヌヴァンは、「シャトー・ド・ヴァランドロー」をサンテミリオンのグランクリュに格上げするための努力をしています。2006年の格付けでは願いは叶いませんでしたが努力を続けています。次回格付けは10年後、どうなるか…です。テュヌヴァン曰く、「あれこれ難しい問題点を挙げていても仕方ない。そこにあるのは問題点ではなく、解決策のみだ。(Winart37より)」…なるほど、流石だ。右はテュヌヴァン氏。

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2007/8/25
■ 「シャトー・クロノー」2005
久々の記入です。飲んでいなかった訳ではなく、頂き物がいろいろあってコメントしにくかったという事情もありました。今日は、立ち寄った「リカーワールド○」で買った「シャトー・クロノー」2005年ものです。以前飲んだ「レキュイエ・ド・クロノー」2001年ものがまあまあだったので、今度はこちらで試してみました。メルロー95%、オーク樽にて12ヵ月熟成。エコセール公式認定のビオワインというふれ込み。いろいろな賞もとっています。が、しかし、香りはあまりなく、口当たりはかなり渋く青臭い。メルローにしてはかなりきつい感じでした。やはり2005年ものは開けるにはまだ早かったか…というところです。半分だけ飲んで明日以降の変化を楽しみます。なお、シャトー・クロノーはボルドー地区の本当に東のはずれ。2004年ものはwinart34号で81点。2004年でも飲み頃は2009年〜2013年となっています。

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2007/8/12
ドメーヌ・トルトショの「ジュヴレ・シャンベルタンVV(ヴィエイユ・ヴィーニュ)」2004
2006年12月にこれと同じものを飲んでいますが、その時の印象がよかったので再度トライという訳です。澄んでいていい色。やや雑味があるように思えますが、30分経過すると実力を発揮して、熟成の香りやコクの深さも味わえました。鶏肉と卵の煮物、ゴーヤチャンプル、モッツアレラチーズ&トマト、ボイルドコーン、きゅうりの辛味味噌、ベルナールのパンで頂きました。

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2007/8/8
■ 「オスピス・ド・ニュイ・ニュイ・サン・ジョルジュ・キュヴェ・スール・オスピタリエール」2002
オスピス・ド・ボーヌのことは前に触れましたが、こちらはニュイ・サン・ジョルジュのオスピスもの。エルヴァージュはアントワーヌ・シャトレ社なので1級畑のワインなのに結構安くなってます。色は褪せ気味。抜栓時に薫る酸味は熟成を感じさせる。味わいはとてもいいのですが、きっと今日が熟成のピークだろうと思わせる雰囲気。早く開けて良かったというところ。美味しいけど2002年物は今日限りか…という感じでした。ナス入りペンネのアラビアータ、タラモソースポテト、ゴーヤチャンプル、豆腐と豚肉と大葉とミョウガのサラダで頂きました。

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2007/8/4
■ ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ
   「ブルゴーニュ・ルージュ」2005
フランソワ・ラマルシュはロマネ・コンティとラ・ターシュに隣り合うグランド・リュの単独所有者。このAOCワインもヴォーヌ・ロマネ村の葡萄が占めているはず?という訳でAOCブルであっても期待感は大でした。抜栓時はそれほど強くはないがいい香り。味は何となくヴォーヌ・ロマネ村の優しい雰囲気。しかしぼやけないしっかりとした味わい。2005年物で若いのですが十分な味わいを楽しめます。ボンゴレスパ、トマトとモッツアレラチーズのフレンチソース、イカリングフライ、アスパラの生ハムリゾット、明太とガーリックパンで頂きました。調理に取り掛かると一気に仕上げないといけないので修羅場でしたが、出来上がれば満足。2時間以上じっくりと楽しみました。地図はヴォーヌロマネ村のラ・ターシュやロマネ・コンティがあるところ(googlemapより)

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2007/8/2
ブシャール・ペール・エ・フィス
  「ブルゴーニュ・レ・コトー・デ・モワンヌ・ルージュ」2005
ブシャール・ペール・エ・フィスの前回飲んだ「ラ・ヴィニエ」よりワンランク上のワインで、ボーヌ地区最高の葡萄をアッセンブラージュしたもの。1999・2002・2003・2005年ヴィンテージのみリリースされてる優良年のみのワイン。薄めのルビーレッド、抜栓時の香りは結構いけます。口にするとタンニンの渋めが最初にアタックしてきますが、その後はすっきりで、喉の奥まで一気に素通りです。熟成に耐えるものではないと思え、デイリーに今が飲み頃だと思えます。

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2007/7/28
■ ブシャール・ペール・エ・フィス
  「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラ・ヴィニェ」2005
一般的によく出回っていて、スーパーのお酒コーナーでも並んでいるワインですが、ブシャール・ペール・エ・フィスということで安価であっても安心して購入できます。香り少な目。渋さが前面に出てまだまだ若いですが、逆にフレッシュなピノの味わいを楽しむことができます。熟成を目指すワインではないと思うので、遠慮せずにデイリーに飲むのがよいかと思います。ワイン王国28号にて★五つのベストバイワイン。ゴーヤと甘エビの唐揚げ、鶏肉とニンニクの芽の甘酢炒め、じゃがいものベーコンピザ、トマトの卵炒め、ボイルドコーンで頂きました。なお、2005年物のブシャールのシャンボール・ミュジ二ー、ジュヴレ・シャンベルタン、ヴォーヌ・ロマネの村名ワインはキープ完了しました(^_^.)。

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2007/7/25
■ 「ラ・ドゥモワゼル・ド・ソシアンド・マレ」2003
ボルドー、オー・メドックのクリュ・ブルジョワのCH.ソシアンド・マレのセカンドワインです。 クリュ・ブルジョワのセカンドって…相当悪いんじゃないのという印象があるかと思いますが、実は結構な実力の持ち主。メドック第2級に相当するシャトーと言われています。光を通さない濃い色。皮や土臭さの中に小花の香りもあり楽しめます。1時間もすると香りは増しますが、若干苦味が出てくるような感じです。18年の4月に購入。手頃な値段ですが最近は手に入らなくなっているような気がします。きたあかりのベーコンピザ、豚肉冷しゃぶサラダ、鳥の唐揚げ、トマト卵炒め、ドンクとポレポレのパンで頂きました。右:コルクもいい香りです。

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2007/7/21
ドメーヌ・フィリップ・ブルノ
  
ブルゴーニュ・シャルドネ・ラヴォー」2005
フィリップ・ブルノはブルゴーニュの南端のサントネーにあるドメーヌ。ラヴォーは0.6ヘクタールのミクロクリマだけど、隣村は白ワインの聖地のピュリニーモンラッシェ、サシャーニュモンラッシェ村となれば相当期待して当然の地域。香り、味わいとも静かで穏やかで調和の取れた感じです。酸味も甘味も突出せず、溶け込んでいる感じです。繊細さが光ります。トマト卵炒め、春雨中華サラダ、バターコーン、豚キムチ、ポレポレのパンで頂きました。

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2007/7/14
■ ベルナール・ドラグランジュ「オーセイ・デュレス」1990
オーセイ・デュレス村はコート・ド・ボーヌのムルソーの西。このベルナール・ドラグランジュはムルソーにドメーヌを構えていて、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針をとっているので、品質の安心感はあります。抜栓後、すぐには開かず2時間ほど経ってやっと味わいは高まってきたので、慌てず飲んだほうがよいかもしれません。17年の熟成を経ても衰えはないようですが、どちらかというと鮮度を楽しむ地域。早飲みの方がよいかもしれません。(mapはgooglemapより)

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2007/7/12
■ 「シャトー・ラランド・ボリー」1999
シャトー・デュクリュ・ボーカイユが造るクリュ・ブルジョワの「シャトー・ラランド・ボリー」1999年ものです。AOCサンジュリアン。デュクリュ・ボーカイユのワインは超渋めで樽香がきつくて10年は寝かせないとダメみたいな感じがあるのですが、このクリュ・ブルジョワはもう飲み頃という感じです。たしかにインパクトはないけれど、カベルネの旨味は出ていると言える。サンジュリアンという土地は優秀な土壌であるがゆえに個性がないかもと…いう気がするが果たしてどうだろうか…。3,200円。まあまあ値段相応に楽しめるワインだろう。ちなみに右はサンジュリアンの格付けシャトー。

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2007/7/9
■ シャトー・メルシャン
 「ジェイ・フィーヌ・メルロー&マスカット・ベリーA」2004
再び日本のワイン。シャトー・メルシャンです。長野県塩尻市のメルローと山梨県産のマスカットベリーA使用。前回のサントリーはノンビンテージだったけど、こちらは2004と明記。抜栓時の香りはとてもよくて期待感大。味わいは予想を遥かに超えて相当よい。マスカット・ベリーAらしき味わいは感じられず、メルロー主体の感じ。1時間後には香りは逃げていってしまいましたが1,400円なら相当満足できます。右はメルシャンのチーフ・ヴィンヤード・マネージャーの齋藤浩氏。(winart19.p65より)

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2007/7/8
■ サントリー「登美の詩」マスカット・べーリーA&メルロー
珍しく日本のワイン。サントリーの「登美の詩」。山梨県産と長野県産のマスカット・べーリーAとメルローのブレンド。必ずしも登美の丘産のものではないということ?抜栓時の香りは冷たい。口に含めば酸味はあるが全体的に水っぽくて広がりがない。アルコールの広がりはある。30分後にはコクが少し出るがうっとりする味わいは出てこなかった。1,500円なら仕方がないが、1,500円出すなら旨味十分のチリやイタリアのワインが買えるので、なんだかな〜という感じ。上級の「登美」はカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランのセパージュなのでこちらを飲んでみないと真髄は見えてこないかな?青椒肉絲、豚しゃぶサラダ、ジェノベーゼパスタとぺペロンチーノパスタで頂きました。

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2007/7/7
■ ジャン・グリヴォー「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2004
久々にワインが飲みたくなって買ってきたのがこれ。2004年もの。ジャン・グリヴォーはヴォーヌロマネのトップ・ドメーヌなので、ACブルであっても、そこそこ美味いはずということで期待して抜栓。香りは控えめだけど味わいは結構いけます。酸味も効いていて、なおかつ飲みやすい。奥深さはないけれど十分にピノの味わいを楽しめる感じです。お店では平気で立てて陳列棚に並べてあったので、コルクが乾燥して抜栓時に、コルクを割ってしまいました。2004年でこれですから、陳列ものは古いビンテージ物は避けるべきですね。唐揚げ、烏賊とじゃがいもの煮物、豆腐ワカメレタスサラダで頂きました。

                                                       

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