Wine Diary

    2006年6月21日よりワイン日記を書き始めました。おかしなコメントも多いけど、
    勉強中だから許してください。
                                   

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1116

2017/6/28
■オリヴィエ・ルフレーヴ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2013
これも1月に飲んでいますが、こちらはこれまでの経験からかなり評価が高い生産者です。ピノの香りが素晴らしい。熟成された梅風味の味わいも素晴らしい。薄い味わいで、高まりはそこそこですが、薄旨の優等生かもしれません。畑のニラが良く育っています。小麦粉+片栗粉でチヂミを作りました。たれはごま油と塩だけですが美味しいものです。
<オリヴィエ・ルフレーヴ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2013 1071
「ブルゴーニュ・キュベ・マルゴー」2011 894
「ブルゴーニュ・ブラン・レ・セティエ」2012 802 2010 608 
「モンテリー・1er」2010 607

1115

2017/6/27
■ジャン・フィリップ・マルシャン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2014
今年1月に同じものを飲んでいます。ジュヴレ・シャンベルタンの生産者で、「身の丈に合ったワイン造り」をモットーとしているようです。酸が前面に出ている可能性がありなので少し警戒しながら抜栓。薄い色合い。香りは若々しい。やはり味わいは酸っぱさがメイン。少しの苦み成分もあります。まだまだ若い味わいです。身の丈に合ったワインだったのかもしれません。スペアリブはすりおろし生姜とともに湯がくことで臭みがなくなります。焼き肉のたれベースに生姜、ニンニク、酒なども入れ、さらに人参ジュースも入れました。このジュースで旨味が格段に増します。
<ジャン・フィリップ・マルシャン>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2014 1068

1114

2017/6/22
■メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールVV」2012
久し振りのメゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌです。透明度が高い液体。酸は硬め。タンニンもしっかり。ピノの味わいを低価格で楽しめますが、展開はあまりよくない。高まりがないまま沈み込んでいく感じでした。店舗での保存の状態が気になります。畑のじゃがいもの小芋をコロ煮にしましたが、余ったので玉葱スライス、チーズに胡椒も掛けて、洋風にアレンジしました。ロッシュ・ド・ベレーヌの前身のニコラ・ポテルも含めていろいろ飲んできたのでリストアップしてみましたが、UP漏れもあるかもですね。
<メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ>
「ブルゴーニュ・シャルドネ・V V」2012 846
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールVV」2012 832  2008 577
「コトー・ブルギニョン・キュベ・テロワール」2013 839
<ドメーヌ・ベレーヌ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・VV・メゾン・デュー」2009 530
<ニコラ・ポテル>
「サントネイ・ルージュ」2010 534 788
「サヴィニ・レ・ボーヌ」2008  505
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2010 476  451
「シャンボール・ミュジニー・1er・オ・ゼシャンジュ」2005 170
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2005
 130
<ポテル・アヴィロン>
「マコン・ヴィラージュ・VV」2010  554 
「フルーリー」2010 546

1113

2017/6/20
■ロシュバン「ブルゴーニュ・ブラン・VV」2013
前回ロシュバンのピノを飲んだので今回はシャルドネです。マコンの白ですから期待が持てます。色は程よい黄色。香りはフルーティ。シャルドネの味わいがストレートに感じられて好感が持てます。酸味がしっかりある硬い造りが嬉しい。30分で柔らかさが出てきました。畑の玉葱はすでに収穫して軒先に吊るしてあります。必要な分だけ切り取って使います。吊るせない小さな玉葱は、まるごとスープ煮にしています。甘みが十分で美味しいものです。
<ロシュバン>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・VV」2014 1102

1112

2017/6/19
■コノスル「メルロー・レゼルヴァ」2014
コノスルのレゼルヴァシリーズ。色はしっかり濃い目。樽の香りがよい。味わいはメルローらしい優しい味わい。展開に期待して飲み進めることに。しかしさほどの展開はなく終了でした。セパージュはメルロー85%、カべルネ・ソーヴィニヨン8%、マルベック3%、シラー3%、カリニャン1%。鶏もも肉の皮は容赦なくしっかり焼きます。
<コノスル>
「ピノ・ノワール・レゼルヴァ」2015 1044 2014 973
「ピノ・ノワール・20バレル・リミテッド・エディション」2011 656
2008 416  390  2007 320

1111

2017/6/13
■シャトー・トゥール・ド・サライユ「エピキュア」2010
シャトー・アンジェリュスのオーナーのユベール・ド・ブアールとシャトー・パプ・クレマンの元醸造長のベルナール・プジョルによるコラボワイン。醸造はユベール・ド・ブアールが所有するシャトー・トゥール・ド・サライユ。透明度は低目の液体。樽香が十分で芳ばしく、しかも新鮮な樽の印象。酸もすっきりで美味しい。タンニンが主張しすぎないよいバランス。20分で酸の高まりも出てきて美味しく頂けました。手頃な価格で楽しめるボルドーワインです。豚肉の生姜焼きですが玉葱もしっかり炒めることで味わいが増します。

1110

2017/6/9
■コノスル「シングルヴィンヤード・カベルネ・ソーヴィニオン・No18エル・レクソ」2014
コノスルのマイポ・ヴァレーのワイン。シングルヴィンヤードシリーズです。液体の透明度はやや低い。樽の香りが芳ばしく期待させる香り。味わいは抜栓時からとてもよく、果実味とよい酸がかなり楽しめます。タンニンとの調和もとれていて、気持ちよく飲めました。シングルヴィンヤードシリーズは2013年からリリースされていて、安い価格ですが、よいものを作ろうという意気込みが感じられます。ズッキーニを今度は賽の目に切り、トマト煮にしました。ニンニク、炒め玉葱、ベーコンなどで味の深みを出しています。
<コノスル・シングルヴィンヤード・シリーズ>
ピノ・ノワール・No21 1107

1109

2017/6/7
■スピアー・ワインズ「スピアー・カベルネ・ソーヴィニオン」2015
南アフリカ、W.O. ウエスタン・ケープのステレンボッシュ産。サクラ・ワイン・アワード2017で金賞を受賞しているようで、少し期待して抜栓。固い香りと味わい。展開や高まりは望めそうもないのかなと思いながら飲み進めることに。やはりずっと固さが続きましたが、これはこれでしっかりとした造りであることの証であるのかもと思えました。アルコールの味わいが上質で、しっかり酔わせてくれました。南アフリカも結構頑張っています。ズッキーニは今度はピザ風にチーズをのせて焼きました。ズッキーニは淡白で癖がない野菜なので、いろいろな味付けを楽しめます。

1108

2017/6/6
■LGI「レア・ヴィンヤーズ・ブラン・ド・ブラン」2014
度々登場のLGI社のワイン。フランス南西部のガスコーニュ地方。品種はコロンバール100%。樹齢10-25年。価格はとてもとても低いので緩い味わいを予想して、よく冷やしてから開けました。香りは甘さが漂っています。ピリピリとした酸の味わいですが、口の中で急に緩い味わいとなります。それでも柑橘系の味わいはかなりよく、気軽に飲めるワインとなっています。今年はズッキーニがたくさん結実していて、毎日採れています。雄花と雌花の開花の時期がずれている植物で、栄養管理、病気対策もなかなか難しい野菜です。
<LGI>
「デュック・ド・ベルモンド カベルネ・シラー」2014 1094
「レア・ヴィンヤーズ・シャルドネ」2015 1093

1107

2017/6/3
■コノスル「シングルヴィンヤード・ピノ・ノワール・No21」2015
コノスルの単一畑のナンバーを明記したワインで、畑のテロワールを楽しめるようにブロックごとに醸造しています。ピノの他にカベルネのNo18やシャルドのNo5もあります。チリのサンアントニオ・ヴァレー産。抜栓時の液体の透明度はやや低め。しかし味わいは最初から相当美味しい。樽の香りもよく、香りを楽しみながらすすると、キリッとした酸、溶け込んだタンニンが迫ってきます。このシリーズは期待が持てますね。牛ヒレ肉を丁寧に焼き上げました。焼き過ぎは厳禁。しかし焼けていないのも嫌。難しいですが、うまく焼けました。

1106

2017/6/2
■ドメーヌ・ポール・マス「イル・ラ・フォルジュ・ピノ・ノワール」2015
2014年ものを2月に飲んでいます。前回の印象は悪くなかったので、ビンテージ代えでリトライ。熟成を感じさせる香り。透明度はやや低い。酸とタンニンがよく効いていて、しかも調和されている印象。舌の上にタンニンのざらつきが感じられますが、それはそれで程よい渋さを演出しています。20分もすると果実味が増し、濃い味わいに変化していきます。なかなかよいワインでした。琵琶マスを頂いたので、ムニエルにしました。毎度ながらとても美味しい。
<イル・ラ・フォルジュ>
「ピノ・ノワール」2015 1078
「アンウッディド・シャルドネ」2015 1105 1077 

1105

2017/5/31
■ドメーヌ・ポール・マス「イル・ラ・フォルジュ・アンウッディド・シャルドネ」2015
2月に同じものを飲んでいます。ステンレスタンクでシュールリー製法で醸しています。安いワインですがシャルドネの味わいは結構あります。40分ぐらいで緩くなってしまいますが、仕方がないでしょう。よく冷やして早めに飲みきるのもよいかもしれません。畑の空豆はいよいよ終了か?軽く茹でた後、カレー味で炒めました。スパイシーで美味しい。
<イル・ラ・フォルジュ>
「ピノ・ノワール」2015 1078
「アンウッディド・シャルドネ」2015 1077

1104

2017/5/29
■ファルネーゼ「ファンティーニ・シャルドネ」2014
イタリア・アブルッツオのワイン。千円ちょっとで買えるワイン。透明の瓶なので液体の状態はよく見えますが、透明では光などで劣化しやすいのではと思われます。やや黄色味が強く感じたので、心配でしたが試しに抜栓。やはりフレッシュさはなく熟成が進んでいたようです。落ち着いた味わいとしてはOKでしたが、どうも満足できる状態ではありませんでした。釣り好きからいかを頂いたので、煮物にしました。この時期生食はアニサキスに気を付けないといけません。
<ファルネーゼ>
「ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」2013 849
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・カサーレ・ヴェッキオ」2011
537

1103

2017/5/28
■ポール・ジャブレ・エネ「コート・デュ・ローヌ・ルージュ・パラレル45」2013
コート・デュ・ローヌAOCのワイン。品種はグルナッシュが60%、残りはシラー。パラレル45という名称はポール・ジャブレ社から2km南の北緯45度線に由来。色はしっかり濃い目。硬い味わいで骨格がしっかりの印象。酸は馴染みがない酸で、喉の奥の手前で少し苦みを感じます。黒い果実の香りと味わいがメインですが、やや複雑な香りの印象もありなので楽しめますが、これが良いか悪いかは意見が分かれるところかも。畑の空豆は大収穫。今日は茹でた後、ハムと一緒にソテー。出汁、料理酒にカレーパウダーの味付け。豆は茹で過ぎ厳禁。少し固めに茹でて炒めてOKです。かなりいけます!

1102

2017/5/26
■ロシュバン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・VV」2014
最近、何本も飲みましたが余裕がなくて記録が残っていません。久し振りのダイアリーの書き込みです。ロシュバンはマコンの生産者。シャルドネと赤のガメイがメインですが、ピノ・ノワールも生産しています。値段はとても安いのですが、樹齢50年以上のVV(ヴィエイユ・ヴィーニュ:古樹)となっていて、半信半疑で抜栓。薄い色合いで香りも弱め。残念な気持ちになりかけましたが、口にすればかなりしっかりの酸。しかも喉の奥で余韻が残る酸です。高まりはなく低調なままの推移でしたが、ピノの味わいを前面に出しているところが良い印象として残りました。琵琶湖で釣ってきたという琵琶鱒を頂いたので、ムニエルにしました。表面はカリッと、中はしっとりに焼き上げました。う〜ん、美味しい。

1101

2017/5/10
■アンリ・ボワイヨ「ブルゴーニュ・シャルドネ」2014
ACブルですが、ムルソーの葡萄を50%使用。こだわりが強く完璧主義者のアンリ・ボワイヨが造るワインということで期待も大です。少し黄緑色の色合い。優しい酸。柑橘系のフルーティな味わいと、やや甘みのあるリンゴの風味が混じった味わい。かなり完成された味わいのため平凡に感じそうですが、実は計算された味わいです。かなり楽しめました。鶏手羽元を塩胡椒、カレーパウダー、ニンニクで味付けし、さらに小麦粉をまぶして焼きました。小麦粉がカリカリになりクリスピーなチキンに仕上がり、家人には好評でした。
<ルシアン・ボワイヨ>
「ジュヴレ・シャンベルタン」2010 649 

1100

2017/5/8
■ジャン・ルイ・ライヤール「ブルゴーニュ・ルージュ・レ・パキエ」2015
ジャン・ルイ・ライヤールは、ロマネ・コンティで働いていた両親の子供で、ロマネ・コンティの栽培や醸造を幼いころから見てきた生産者。DRCの瓶詰めに立ち会い試飲する権利も持っているとのこと。そしてこのレ・パキエは、ACブルでありながらも畑名が明記されているジャン・ルイ・ライヤールのこだわりのワインです。抜栓直後から酸の印象が強い。この酸の味わいはアンヌ・グロを連想させるような。10分で液体の透明度が増し、酸はより深い味わいになりました。価格は良心的ですが、価格以上の味わいが楽しめました。レ・パキエは74号線の東側にあり、500m西にはロマネ・サン・ヴィヴァンがあります。ひき肉と豆腐と唐揚粉の揚げ団子、鶏胸肉の棒々鶏などに合わせました。

1099

2017/5/5
■シャトー・ルミエール「スパークリング甲州」2014
勝沼のシャトー・ルミエール周辺の南野呂地区で栽培された甲州種の葡萄で造ったスパークリング。瓶内発酵。やはり甘さがある味わいですが、柑橘系のフルーティな味わいがしっかりです。新鮮なフルーティをイメージさせるすっきりとした酸は好感度が大です。炭酸の強さの程度も良好で、美味しく頂けました。昨年は勝沼に行っていませんがまた行きたくなってきました。型のよい白ギスを頂いたので刺身にしました。コシアブラやタラの芽の天ぷらも添えました。

1098

2017/5/2
■ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエ「シャンボール・ミュジニー」2009
ジャック・フレデリック・ミュニエは久し振り。ドメーヌは1863年にフレデリック・ミュニエにより設立。2004年には貸出していたニュイ・サン・ジョルジュの1級畑「クロ・ド・ラ・マレシャル」も手元に戻り、素晴らしい1級畑が揃っています。きれいな色合い。味わいは、きれいでごまかしがない香りと同様に雑味なし。酸の余韻が広がり、ゆっくり静かに楽しめます。30分でさらに高まりました。時々はよいワインを飲んで飲む楽しみを持続させたいものです。福井市高木の「Kuma Deli キッチン」でフランス惣菜のデリを購入。価格は高めですが、その分満足度も高いです。
<ジャック・フレデリック・ミュニエ>
「シャンボール・ミュジニィ・1er・レ・フュエ」2008 981
「ニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・デ・フーシェ」2007 667
Kuma Deli キッチン 

1097

2017/4/29

■デ・ボルトリ「セミヨン・シャルドネ」2014
デ・ボルトリ社は1928年創業のオーストラリア最大級のワイナリー。産地はニューサウスウェールズ。少し黄緑がかった色合い。香りはフルーティ。味わいはやや甘めながらも、ピリッとした酸があります。口の中に酸の余韻が長く残ります。徐々に高まりが出てきて、美味しさが増しました。ボルトリのセミヨンで造った貴腐ワインが安くて美味しいようなので見付けたら飲んでみたいですね。鶏胸肉は玉葱すりおろしに30分以上漬けてから、片栗粉をまぶして揚げて、豆板醤のたれを絡ませて油淋鶏にしました。ソフトな食感に豆板醤の辛みが効いて食欲が増します。

1096

2017/4/28

■カバロ・ネグロ・グランレゼルバ・カベルネ・ソーヴィニオン「2012」
チリ、マウレ・ヴァレーのワイン。かなり濃い色。樽香もありますがそれよりも静かな調和感がある香り。やや緩めの酸と少しの苦み成分。高まりはなく途中から重くなり、飲み進みにくくなりました。濃厚ですが重いという印象。やはり価格相応の味わいでした。飲んでも感動がないとがっかりですが、それもまた勉強でしょう。自家製ではなくお店で購入のローストビーフも添えました。練り辛子を添えることスパイシーになりかなり美味しくなりました。

1095

2017/4/25

■「リクス・デ・ラリヴォー」2010
ボルドー・オーメドックのワイン。シャトー・ラリヴォーのセカンドワイン。石川の某酒店でラスト1本になっていて、何故か安い価格になっていたので迷わず購入。品種はメルロー、カベルネ・ソーヴィニオン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド。液体の透明度は高い。樽香が素晴らしくよい。酸も十分。安く売ってはいけないワインかも。すぐにへたれるのかもしれないので、少しペースアップして飲みましたが、安定した酒質でした。もう売っていないかもしれないのが残念。豚肉厚切りに味噌を絡めて焼きました。

1094

2017/4/22

■LGI「デュック・ド・ベルモンド カベルネ・シラー」2014
フランス・ラングドックのIGP Pays D'ocのワイン。セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン50%、シラー50%。これも実は前回と同様のLGI社のワインです。LGIはラングドックとガスコーニュのワインを総合的に販売しています。やや甘めの味わい。果実味は十分。展開に期待して少しずつ口にするものの果実味は高まるものの酸味は低調。果実味大好きな方には合うワインですね。帰りが遅くなったので、野菜やウインナーなどをホットプレートに並べながらのカレーフォンデュにしました。カレーはレトルトカレーの辛めのものを使用。超シンプルですがワインには合いますね。

1093

2017/4/20
■LGI「レア・ヴィンヤーズ・シャルドネ」2015
フランス、ラングドック・ルーションのシャルドネ。生産者のLGI社は1999年にアラン・グリニョンによってラングドックのカルカッソンヌに設立された企業とのこと。現在は醸造に関わってきたグザビエ・ロジェがLGI社の運営を行っているようです。ボトルには日本の女性による審査のサクラアワード・ゴールドメダル2016のシールがあります。薄い色合い。スッキリな味わい。強めに冷やしておきましたが正解でした。夏にガンガン冷やして飲めるワインです。シャルドネとしての味わいもかなり十分なのが嬉しい。家人もかなり美味しいとの評価だったので見掛けたら数本購入しておきたいと思います。

1092

2017/4/19
■レ・カーヴ・アメデ「リュベロン・フォントゥス」2013
リュベロンは、フランス、コート・デュ・ローヌ南部のA.O.C。セパージュはシラー60%、グルナッシュ40%。ラベルには三つの水の流れが描いてあり、それはローヌ川、デュランス川とリュベロンの地下水という意味のようです。感想を書いた紙を失くしたのでうまく表現できませんが、妙な苦さが付きまといいただけない印象がありました。確かに安いワインですが、やはり飲んだ後には満足感が欲しいものです。こごみのバター炒め。どちらかと言えば和の食材ですが、たくさんあるので洋風にもアレンジ。ですが、やっぱり天ぷらや胡麻和えが美味しい食材です。

1091

2017/4/14
■ミシェル・グロ「ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・シャリオ」2011
久し振りのミシェル・グロ。ミシェル・グロは底物のACブルでもしっかりな味わいですが、ニュイ・サン・ジョルジュのレ・ポレ・サン・ジョルジュの東隣の畑ということで期待して抜栓。透明度が高いながらもしっかりとした色を持つ液体。香りは梅風味に近い熟成の香り。味わいは予想通り良い。酸はよく醸されているすっきりの酸。途中で崩れることもなく安心して料理のお供ができるワインで満足できました。レタスの肉包み巻きやミネストローネに合わせました。(mapはWinart「アペラシオン完全ガイド」105pより引用しマーキング)
<ミッシェル・グロ>
「ブルゴーニュ・ルージュ」2006  754 
「オート・コート・ド・ニュイ」2012 819  2011 735 2009 465  2006 276 2005 274 2004 210
「モレサンドニ・アン・ラ・リュード・ヴェルジ」2007 339
「ヴォーヌ・ロマネ・1er・クロ・デ・レア」2007 313
「ヴォーヌ・ロマネ」2006  194
「オート・コー ト・ド・ニュイ・ブラン」2002 

1090

2017/4/8
■セラファン「ブルゴーニュ・ルージュ」2007
2011年の新春に1999年ものを飲んでます。随分月日が経ちました。前回の印象はよかったので期待して抜栓。液体の透明度はやや低め。抜栓時は酸が緩い。展開に期待して待つものの酸と液体との分離感がずっとあり、感心しない味わい。結局冷ややかな状態で終了となり、これは2007年ものの特徴でしょうか?見かけることが少ないワインなので検証はなかなか難しい状態です。厚めの牛肉ステーキのわさび添え。わさびは刻みましたが、辛くないので、すりおろしてやっと辛みが出ました。難しい食材です。葉わさびの扱いもかなり難しいです。
<セラファン>
「ブルゴーニュ・ルージュ」1999 363 

1089

2017/4/7
■ドメーヌ・アムラン「シャブリ」2014
タイのカオマンガイという鶏肉料理とミネストローネに合わせたのがアムランのシャブリの村名もの。アムランの村名ものは安目ですがそこそこ美味しいという印象がありチョイス。ミネラル感がかなりあり、酸も厚みがあって押してくるのが嬉しい。僅かにお金を追加すればプルミエも買えますが、村名ものでも十分です。カオマンガイは実はシンプルな料理ですが、ワインのあてには十分です。ご飯にもたれを染み込ませると美味い。
<ドメーヌ・アムラン>
「シャブリ・1erCru・ボーロワ」2013 1035
「シャブリ」2014 1004 954 929

1088

2017/4/4
■クネ「リオハ・モノポール」2014
クネのこのワインは低価格ながらかなり美味しいという評価です。マカベオ100%。マカベオ種の評価あまり高くない印象ですがこれを飲めば、長期熟成にも耐えうるワインができると感じられます。やや甘めながらもキリリとした酸が美味しい。やっぱりお店で見掛けたら1本カゴに入れてしまうワインです。豚バラ肉をゆっくりたれで煮ました。豚は脂身が美味いのですが、臭くなく煮るのが決め手です。
<クネ>
「リオハ・アラーノ・テンプラリーリョ」2013 1037
「リオハ・ルエダ」2014 1030
「リオハ・モノポール」」2014 1066  2013 1026

1087

2017/3/29
■ラローズ・ド・ドルーアン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2010
ラローズ・ド・ドルーアンは、ドルーアン・ラローズのフィリップ・ドルーアンの娘のカロリーヌ・ドルーアンが立ち上げたネゴシアン。ドルーアン・ラローズはジュヴレ・シャンベルタンの名門なので、親の七光りの元で親の思いが表されているかどうかと興味津々。さらにACブルながらも、ジュヴレ・シャンベルタンとモレサンドニの葡萄で出来ているとのことで期待は高まりました。しっかりとした濃い色。香りは芳ばしい。タンニンがすぐに迫り展開に期待が持てましたが、酸は低調。ピークは訪れず終了。個性がなく期待は外れましたが、親しみやすい味わいという点では許せる範囲です。鶏手羽元のハーブ焼き。レモン汁+刻みレモンでさっぱりとした味わいにしました。
<ドルーアン・ラローズ>
「モレ・サン・ドニ」2002 243 
「ジュヴレ・シャンベルタン」2002  60 

1086

2017/3/26
■フェヴレ「リュリー・ レ・ヴィルランジュ・ルージュ」2010
またまたフェヴレのワイン。ブルゴーニュの南、コートシャロネーズにはブーズロン、リュリー、メルキュレ、ジブリ、モンタニーといった村があります。赤はメルキュレのクロ・デ・ミグランが有名ですが、このリュリーも比較的低価格ながらも美味しい味わいのワインの産地として狙い目になっています。薄い色ですが香りはとてもよく、酸もクリア。好きなタイプの味わいで期待通りでした。ハンバーグのたれは、残った肉汁ににんにく、ケチャップ、お好み焼きのたれ、ウスターソースなどを混ぜて作りました。簡易なたれですが結構いけました。

1085

2017/3/23
■フェヴレ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2014
お店で立てての保管だったのか、コルクが乾燥していて割れました。酸化が進んでいるかと心配しながら注ぐと、薄い色合いながらも香りも酸もしっかり。辛み成分があるかと思えるほどのドライでスパイシーな味わい。徐々にタンニンが効き、味わいの変化も楽しめました。フェヴレとしては底物ですが、ブルピノとしての基本的な要素は押さえてあり楽しめました。
<フェヴレ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラ・ポーレ」2007 854
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2009 759
「ブルゴーニュ・シャルドネ」2008 714 
「ニュイ・サン・ジョルジュ」2006 551 
「メルキュレ1erCruクロ・デ・ミグラン」2002 132 
「メルキュレ1erCru・クロ・デ・ロワ」2004  129 
「ジュヴレ・シャンベルタン・1erCru・ラ・コンブ・オ・モワンヌ」2001 87

1084

2017/3/18
■「シャトー・ド・ガシ」2012
ブルピノだけでは満足せず続けて開けたのがこれ。2010年ものを昨年の4月に飲んでいます。ボルドー・シューペリュールでありながらも、前回の印象がかなりよかったのでリトライです。メルロー95%のメルロー主体の味わいに期待して抜栓。濃い色合いですが液体の透明度は高め。香りは意外に奥深くて楽しめます。味わいは中途半端で、酸の印象が前に出ているものの、待っていても押してこない酸。タンニンもありますが、酸とのバランスは今一つという印象。前回の2010の方が印象深かったですね。
「シャトー・ド・ガシ」 983 

1083

2017/3/18
■ベルトラン・アンブロワーズ「 ブルゴーニュ ピノ・ノワール・アリエス」2008
またまたアンブロワーズのアリエスです。2008は昨年の12月に飲んでいますが、飲み飽きないアリエスです。今回も抜栓時から迫ってくる酸に期待しましたが、あれ?結構美味しいけど全体的に酸が薄く感じられ、何だか期待外れの味わい。ボトルの個体差があるのだろうと思いますが、困ったものです。鶏胸肉を炒め煮しました。玉葱やキャベツなどの野菜も一緒に味噌味で煮て、よりいっそう美味しくなりました。最後にはうどんも入れて、焼きうどんも楽しみました。
<ベルトラン・アンブロワーズ>
「ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェVV」2008 930
「ブルゴーニュ・ルージュ」2012 1080 2008 1021 2009 858
「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2011 833
「アリエス・ピノ・ノワール」2008 1052 978 2011 791
「ニュイ・サン・ジョルジュ」2010 718
「ムルソー1er・ポリュゾ」2003 250

1082

2017/3/14
■クネ「リオハ・クリアンサ」2011
スペイン・リオハのクネのワイン。品種はテンプラニーリョ80%、ガルナッチャ10%、マスエロ10%。アメリカンオーク樽で12か月、瓶で12か月熟成。スペインで最も飲まれているワインらしい。果実味が豊富。香りは沈みがち。淡々とした味わいが持続するタイプで特別な印象がないものの、逆に変化が少ないためじっくりと食事とともに味わえるワインとなっています。鶏胸肉の油淋鶏(ユーリンチー)。玉葱すりおろしだれに浸け、片栗粉をまぶして揚げましたが、玉葱のたれはきれいに落としておかないと焦げ目が目立ちますね。味はベストですが見た目がいまいちとなってしまいました。
<クネ>
「リオハ・アラーノ・テンプラリーリョ」2013 1037
「リオハ・ルエダ」2014 1030
「リオハ・モノポール」2014 1066 2013 1026

1081

2017/3/4
■ドメーヌ・ドゥニ・バシュレ「ブルゴーニュ・ルージュ」2010 
2015年12月以来のバシュレ。バシュレはジュヴレ・シャンベルタンの生産者。このACブルはプレソニエとグラン・シャンの畑のもの。ほぼ村名と言ってよい畑で期待は高まります。色は薄め。香りも酸も杏子の印象でとても美味しい。雑味が全くないクリアな味わいで、期待通りの美味しさでした。ただ価格は上昇中のため、デイリーの範疇を大きく超えているのが残念です。金沢の名鉄エムザの地下で買ってきた根菜サラダ。酢が効いていて、とろみによって食材に味がよく絡み、食感も抜群です。これは九隆庵でも是非作ってみたい味わいです。
<ドゥニ・バシュレ>
「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2009 946
「ブルゴーニュ・ルージュ」2006 855
「ジュヴレ・シャンベルタン・1er・レ・コルボー・VV」2010 634
「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2010 617 2007 610

1080

2017/3/1
■ベルトラン・アンブロワーズ「 ブルゴーニュ・ルージュ」2012
アリエスではない普通のブルピノですが、アンブロワーズには信頼感があって、このブルピノにも期待してしまいます。色は濃いですが透明感がある液体。タンニンはしっかりで舌にまとわりつきますが、程よい感じで心地よい。酸は優しく熟成の風味で美味しい。酸が主張しすぎるワインが多い中で、調和がとれた味わいを醸し出しているのが嬉しいです。鶏手羽元はナイフなどで肉に細かな切込みを入れ、醤油ベースのおろし玉葱で20分漬けた後、焼くことで味わいが深まります。醤油が焦げるので焼くのはゆっくりが基本です。
<ベルトラン・アンブロワーズ>
「ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェVV」2008 930
「ブルゴーニュ・ルージュ」2008 1021 2009 858
「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2011 833
「アリエス・ピノ・ノワール」2008 1052 978 2011 791
「ニュイ・サン・ジョルジュ」2010 718
「ムルソー1er・ポリュゾ」2003 250

1079

2017/2/25
■エイリアス「カリフォルニア・ピノ・ノワール」2014
エイリアスの2013年からの新作のようです。落ち着いた色。透明度が高い液体。樽香が心地よく、味わいも樽熟成由来のものと思われる奥深さがあります。果実味が豊富で陽気な印象ですが次第に酸の美味しさが増し、酸の複雑性もあり、かなり楽しめました。カリフォルニアのピノ・ノワールも美味しいですね。これはリピ買いありかと思えますが、なにせ生産者の実態が分からないというのが何とも腑に落ちませんね。豚ロース薄切りのカツは家人のリクエストメニュー。パン粉は手で握りつぶして細かくして付けます。これ、ソースかつ丼にも使う方法です。
<エイリアス>
「カリフォルニア・シークレット・エージェント・レッド」2014 1076

1078

2017/2/22
ドメーヌ・ポール・マス「イル・ラ・フォルジュ・ピノ・ノワール」2014
シャルドネに続いてピノも試しました。低価格ながら、オーク樽で6ヶ月間も熟成しているというから凄い。しっかりとした濃い色。香りは弱めながらも、じっくりと寝かせられてきた感じのよい香りに期待大。抜栓直後は、やはり南フランスならではの果実味のインパクトがありますが、2分もすれば酸の味わいが深まってきてかなり美味しい。ブルゴーニュではないのでピノ・ノワール95%にシラー5%のブレンドになっているようです。厚切り豚肉をカツにしました。厚いカツは肉の味わいがしっかりあります。揚げ過ぎず固くしないことが肝要です。
<イル・ラ・フォルジュ>
「アンウッディド・シャルドネ」2015 1077
「カベルネ・ソーヴィニヨン」2015 1040 
「ピノ・ノワール」2014 1038

1077

2017/2/17
■ドメーヌ・ポール・マス「イル・ラ・フォルジュ・アンウッディド・シャルドネ」2015
またまたフランス・ラングドック・ルーションのワイン。ポール・マスのワインは安くて美味しい。アンウッディドは樽を使っていないという意味。ステンレスタンクにてシュールリー製法で3ヶ月熟成。樽なしでの葡萄本来の持つきりりとした酸の味わいを期待して抜栓。価格がとても安い割にミネラルの感じがよく、酸も十分に美味しい。これはデイリーに飲める美味しいワインですね。野菜をたっぷり入れた豆腐ベースのグラタン。熱々を食べるのが美味しい。ヘルシーでたくさん食べられます。
<イル・ラ・フォルジュ>
「カベルネ・ソーヴィニヨン」2015 1040 
「ピノ・ノワール」2014 1038

1076

2017/2/15
■エイリアス「カリフォルニア・シークレット・エージェント・レッド」2014
カリフォルニアのワイン。エイリアスのサイトでは「有名ワイナリーに所属するワイン職人8人が、自らの名を伏せて匿名で集い、『本当に良い価格で本当に良いワインを造る』を掲げ、理想のデイリーワインを誕生させました」と記されています。誰が造ったかの名を伏せています。品種はメルローとカベルネ・ソーヴィ二ヨンに、ジンファンデル、プティ・シラーもブレンドされているようです。色は濃いですが液体の透明度は高い。2014年ながらも、最初から熟成イチジクの味わいで、熟成果実味好きにはぴったりです。手羽元は醤油ベース+ハーブ風味で焼き上げました。
ALIASWINE http://aliaswines.jp/index.html

1075

2017/2/8
■フォン・カリュ「ペイ・ドック・シャルドネ・キュヴェ・ド・ブリュ」2014
またまたペイ・ドックですがシャルドネです。同じものを昨年の2月に飲んでいます。2014の印象がかなり良かったのでリトライ。しっかりとした黄色。香りはフルーティで爽やか。酸もしっかりで、熟成感がある美味しい酸です。十分に楽しめました。ヘルシーな豆腐ハンバーグに合わせました。どうしても水気が多く崩れやすいので、蓋をして弱火でじっくり水気を出した後、焼き上げていきます。薄味になりやすいのでソースはしっかりの味付けとなります。
<フォン・カリュ>
「ペイ・ドック・シャルドネ・キュヴェ・ド・ブリュ」2014 957
 2012 884 747

1074

2017/2/7
■パトリック・クレルジェ「ピノ・ノワール」2015
パトリック・クレルジェのピノだからブルゴーニュかなと思いきや、産地は何とフランス・ラングドック・ルーションのペイ・ドックです。暖かい気候のためカベルネなどのたっぷりな果実味のワインが美味しい地域ですが、果たしてピノはどうかという訳で試してみました。透明度も色も良好。抜栓時は静かな香りですが樽香が感じられ期待させてくれます。味わいは薄いながらもタンニンは十分にあり芳ばしい印象。高まりは弱いですが値段からすれば素晴らしいデイリーワインかもしれません。よく太った鶏の手羽先を小麦粉と片栗粉ミックスでまぶして揚げ、たれに絡ませました。
<パトリック・クレルジェ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2014 1065
「サン・トーバン・1er・レ・フリオンヌ・ブラン」1989 827
<モーリス・クレルジェ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2012 940

1073

2017/1/28
■「レ・オート・ロカイユ・メルロー&カベルネ」2014
カベルネ・ソーヴィニヨン50%、メルロー50%ですが、フランスのボルドーではなく南のラングドックのワイン。抜栓時は明るい紫色ですが、10分で濃い色に変化。甘めの果実味。徐々に酸が顔を出し味わい深くなりますが、それでも厚みはない。同時に苦み成分も顔を出し、やや飲み飽きてくる。1000円以下のワインなのであまり文句は言えない。厚めの豚ロース肉をスパイシーに硬くならないように焼き上げました。まあまあの味でしたが、やはり豚臭さが残ります。今度は生姜とにんにくを入れて、生姜焼きステーキみたいにしてみます。絶対この方が美味いと思う。

1072

2017/1/27
■ドメイヌ・ソガ「シャルドネ・ノンボワゼ・アンサンク」2015
小布施ワイナリーで購入したものの3本目。これで購入分は終了。「ノンボワゼ」とは、タンク発酵メインで樽の香りがないという意味。「アンサンク」はドメイヌ・ソガに隣接しているドメーヌアキオの畑で、ドメイヌ・ソガが醸造しています。杏子のような酸がしっかり濃く、記憶に残る味わい。インパクトは大で、酸のピリピリ感もありますが飲みやすく美味しい。20分経っても表情は変わらず、しっかりとした醸造です。すでに完売となっていることでしょう。また買いに行きたいと思います。ひよこ豆のマヨネーズサラダ。ひよこ豆は食感がよく、体にもよさそうです。
小布施ワイナリー http://www.obusewinery.com/
「メルロー・ムラサキ第4西農場」2014 1069
「オーディネール」2013 1007

1071

2017/1/25
■オリヴィエ・ルフレーヴ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2013
美味しいブルピノを飲みたいが高い。という訳で選択したのはピュリニーの白の生産者が造る赤。ルフレーヴは白で有名な生産者ですが、僅かに赤も生産していて、こういうのが安くて美味しいものの狙い目です。薄めの色。液体の透明度は高い。よい香りに僅かに樽香も潜み嬉しい。味わいは酸が中心のシンプルな味わいですが、実は結構奥深い印象。物足りなさがあるかもしれませんが、いわゆる薄旨の極致かもしれません。おからに肉と多種の野菜を混ぜて作ったコロッケ。ヘルシーながらお腹は満腹になります。
<オリヴィエ・ルフレーヴ>
「ブルゴーニュ・キュベ・マルゴー」2011 894
「ブルゴーニュ・ブラン・レ・セティエ」2012 802 2010 608 
「モンテリー・1er」2010 607 

1070

2017/1/21
■ラ・シャブリジェンヌ「シャブリ・ラ・ピエレレ」2014
シャブリが飲みたくなり購入。2012年ものを2015年に飲んでいます。かなりよい印象だったので、期待は十分です。淡い黄色。抜栓時、ミネラルと酸の香りが立ち上がり美味しさへの期待は高まります。味わいは予想通りミネラルが十分。リンゴやグレープフルーツなどの果実味もしっかりあり楽しめました。デイリーを少し超える価格ですが、やはりシャブリは美味しいから飲みたくなります。鶏もも肉の唐揚げ。醤油ベースの下味付けに牛乳、粉チーズも加えました。ふんわりと揚がり美味しい。これはよい選択でした。ただからっとは揚がらないです。低めの温度でじっくり中まで火を通した後、一気に加熱して揚げ切らないとだめです。
<ラ・シャブリジェンヌ>
「シャブリ・ラ・ピエレレ」2012 828 

1069

2017/1/20
■ドメイヌ・ソガ「メルロー・ムラサキ第4西農場」2014
昨年、小布施ワイナリーで購入したものの1本。日本のメルロー種のワインは、いまいちの感が拭えませんがこのドメーヌのものは自社農場葡萄100%使用であり期待十分です。「サンシミ(畑で化学的な農薬や肥料を一切使わない)」農法で、その理念と行動力は並外れています。また畑は細分化されていて、このワインも第4農場の西と東で別醸造し、アッセンブラージュしていません。抜栓時は閉じていますが、10分で酸とタンニンがゆっくりと効いてきました。その後味わいはゆっくりと高まる様相を見せました。特徴的なのは何と言っても雑味が全くない透明感がある味わいです。そして穏やかな果実香と味わいがゆっくりとした食事のシーンを作ってくれます。日本のワインとは思えない出来のワインでした。ドメイヌ・ソガのワインはワイナリーに直接買いに行かないと手に入らず、すぐに完売するので入手困難なワインです。コルクは背の高いものを使用して酸化を防いでいます。
小布施ワイナリー http://www.obusewinery.com/
「オーディネール」2013 1007

1068

2017/1/15
■メゾン・ジャン・フィリップ・マルシャン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2014
ジュヴレ・シャンベルタンの生産者です。他にモレ・サン・ドニやシャンボル・ミュジニーなどにも畑があるようです。小規模でもアペラシオンを重んじた造りをしているとのことで、ACブルでも手を抜いていないことを期待して抜栓。抜栓直後から香りは十分。味わいも木苺のような酸が十分です。厚みはないのですが、雑味がなく酸で飲ませてくれるワインで、酸好きにはぴったりです。30分でタンニンも効いてきて深みが出ました。牛肉を玉葱やニラと一緒に炒め煮し、リーフレタスで巻き、カイワレ、セロリと人参の細切りを添えて食しました。少しだけ濃い目の味付けで美味しさが増します。豚ロース薄切りカツは大皿にてんこ盛りでしたがほぼなくなりました。

1067

2017/1/13
■ドメーヌ・シタデル「ブルゴーニュ・シャルドネ」2013
ドメーヌ・ド・ラ・シタデルは知らなくても、ルー・ペール・エ・フィスは知っている人が多いはず。ルー・ペール・エ・フィスのクリスティアン・ルーのプライベートブランドです。黄色味がしっかりの色合いでよく醸されている印象。ミネラルを予感させる香り。味わいは酸が中心で、すっきりとした味わいながらも広がりがある味わい。特別な印象はありませんが、苦みなどの雑味がなくミネラルの雰囲気も味わえる価格相応のワインとなっています。デパ地下で半額で買ってきたバッテラ。バッテラは大好き。美味しいものは本当に美味しいですがまずいものもあるので、当たり外れもまた楽しみとなっています。今回は平均点を少し下回るレベルで評価は低かったです。美味しいバッテラを買いに行こう!

1066

2017/1/9
■クネ「リオハ・モノポール」2014
探していたワインを見掛けたので即購入。2013はかなりよい印象でした。リピ買いしようにも常に売り切れ状態。う〜ん、分かる人は買っているんですね〜。今回は2014ですが期待度は大。特別なコメントはできない安定した美味しさ。こういうのが美味しい。また見掛けたらたぶん購入するでしょうね。畑で育てたステッキオを天ぷらにしました。パリパリした食感とワインにぴったりの風味。これは美味しい。しかし、この種は結構高く高級な食材扱いですが、また育ててみようと思います。鶏胸肉をスライスして梅肉と大葉で巻いて揚げたものや、牡蠣フライも添えました。
<クネ>
「リオハ・アラーノ・テンプラリーリョ」2013 1037
「リオハ・ルエダ」2014 1030
「リオハ・モノポール」2013 1026

1065

2017/1/7
■パトリック・クレルジェ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2014
パトリック・クレルジェは「シュヴァリエ・デュ・タストヴァン(ブルゴーニュ利き酒騎士団)」の称号を得ています。以前、古酒で失敗しているので、恐る恐る最新ものでトライです。ネゴスなので価格は安い。液体の色も透明度も良好。抜栓時の香りも酸も穏やか。少しずつ開くものの味わいは控えめ。15分ほどまでやや高まりを見せるものの以後は平板化。全体的に薄い味わいですが悪くはなく、調和がとれた穏やかで優しい味わいを楽しめました。鶏胸肉のカレーピカタ。カレーの味を濃くしてとの家族の注文に応えて、しっかりパウダーをまぶしました。確かにカレー風味が濃い方が美味しく感じますね。
<パトリック・クレルジェ>
「サン・トーバン・1er・レ・フリオンヌ・ブラン」1989 827
<モーリス・クレルジェ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2012 940

1064

2017/1/4
■ヤラ・リッジ「アイ・スパイ・シャルドネ」2014
オーストラリアのシャルドネ。白でシャルドネで安いものを探していて、ラベルの目に惹きつけられて買ってしまったもの。しっかりとした黄金色。花の甘さと酸を期待させる香り。味わいはよく熟成されたものとなっていて、パイン風味が印象的。2014ながらもう飲み頃のピークを迎えてしまっているようです。濃さは程々のため飲み飽きない感じで好感が持てます。カジキとアボガドのドレッシングあえ。マグロが定番ですが、安いカジキでも十分に美味しく頂けました。

1063

2017/1/3
■カーサ・ディ・ロッコ「キャンティ・クラシコ」2013
石川の某店で見付けた1000円ちょっとのキャンティ・クラシコ。安い値段ですがラスト1本が気になり購入。サンジョベーゼ90%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%。サンジョベーゼの酸に期待して抜栓。しっかりとした色ながらも透明度は高い。抜栓時は閉じていて香りも味わいもない状態でしたが、5分で酸が出てきて、タンニンも良い感じに。ボトルのガラスの質感もラベルデザインもぱっとしないのですが、これは本当にデイリーを超えるデイリーワインなのかもしれない。牛赤身肉を味付けして焼きました。柔らかく焼けて一応満足。

1062

2017/1/2
■フィリップ・シャルロパン・パリゾ「ブルゴーニュ・ルージュ・キュヴェ・プレスティージュ」2011
新年の最初の1本はパリゾ。忘年会でも開けなかった期待感大の1本。美味しいことは十分承知で抜栓。色の濃さの割に透明度が高い液体。樽の香りが心地よい。甘みがまず感じられ後に酸が広がる味わい。そして酸のあとにまた甘みが広がるという印象。30分経ってもしっかりの味わいでエレガントさが持続しました。パリゾはアンリ・ジャイエを師としていただけあり、ACブルとは思えないほどの味わいでした。肉料理の他に添えたのが鱒や鯛などの笹寿司。これも文句なく美味しい。
フィリップ・シャルロパン・パリゾ>
「ブルゴーニュ・シャルドネ(ネゴス)」2011 775
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール(ネゴス)」2010 773
「ブルゴーニュ・ルージュ」2006 233





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