142
2008/4/6 |
■ ブリューノ・クレール「 ジュヴレシャンベルタン1erCru・クロフォントニィ」2002 |
今日はジュヴレ・シャンベルタンです。長期熟成で真価を発揮しそうな2002年ものですが、開けてみました。このフォントニィはマジシャンベルタン、リショットシャンベルタンの道を挟んでの北側の1級畑で、しかもブリューノ・クレールの単独所有であるモノポール畑。相当な期待をして抜栓。落ち着いた香りはなるほどという感じで、口にすると素晴らしい味わい。ふくよかさの中に計算された緻密さが感じられとても満足。なぜか微妙な甘味を感じます。winart43では4ページにわたって掲載され、特にシャンベルタン・クロ・ド・ベーズを取り上げています。実はブリューノ・クレールはサヴィニー・レ・ボーヌにも畑を持っていますが、その「レ・ドミノード」というワインを一度飲んでみたいと思っています。 |
|
 |
 |
|
|
|
141
2008/4/4 |
 |
■ 「シャトー・バアン・オー・ブリオン」2002 |
 |
最近忙しくて、ゆっくりワインも飲めませんでしたが、今日はゆったり。ボルドーものを開けました。ボルドー5大シャトーの1つ、シャトー・オー・ブリオンのセカンドの「シャトー・バアン・オー・ブリオン」2002年ものです。産地の.ペサックレオニャンは他の4大シャトーがあるメドックから外れた南の地域。紫がかった色で熟成を感じさせる香り。樽の香りが程よく黒系の果実味が感じられます。やや硬めの味わいですが繊細な印象があります。18年5月の購入時には4,500円でしたが現在は8,000円になっています。どれもこれも値上がりです。ちなみにオー・ブリオン2002年は25,000円で、ビッグビンテージの2000年だと95,000円程する訳で到底手が届きません(-_-;)。(mapはwinart34より) |
|
|
|
|
140
2008/3/24 |
 |
■ ジャン・フィリップ・マルシャン
「ジュヴレ・シャンベルタン・1er・レ・コンボット」1996 |
 |
このコンボットは北にラトリシエールシャンベルタン、東にマゾワイエールシャンベルタン(どちらもグランクリュ)と接する1erCruの畑で、なかなかの好位置。しかも1996年となれば熟成はピークになっているかもということで期待して抜栓。色は褪せた感じ。コルクは割ってしまった。香りは初めは閉じていたけど、10分で開き甘く優しいかおり。味わいは、とてもゆったりと気持ちが落ち着くまろやかな味。このまま何時間もこのワインと一緒にいたいと思わせる感じ。かなり満足できました。(mapはwinart43p89より) |
|
|
|
|
139
2008/3/17 |
 |
■ ジャン・ジャック・コンフュロン「ニュイ・サン・ジョルジュ・レ・フルリエール」2001 |
村名ワインだけど畑名が明記されているワイン。なお、このJJコンフュロンはロバート・パーカーの5ツ星生産者。現当主はジャン・ジャック氏の娘と結婚したアラン・ムニエ氏。以前飲んだ「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
レ・ヴィニョット2001」がかなりよかったので期待大でした。予想通り雑味なくきれいな味わいで十分満足できましたが、もう少し奥深さが欲しい感じでした。このあと3人で「黒龍垂れ口」1升瓶を飲み干し、さらに「魔王」で締めました。ひどい飲み方です。
 |
|
|
|
|
138
2008/3/13 |
 |
■ ドメーヌ・ルネ・カシュー
「ブルゴーニュ・レ・シャン・ダルジャン・ルージュ」2004 |
 |
ルネ・カシューはヴォーヌ ロマネ村の生産者(ヴォギュエでも働いていた人。ジャック
カシューとはいとこ同士)。このワインはAOCブルゴーニュだけど、明らかにヴォーヌ
ロマネで収穫された葡萄からできたワインだと思えます。2,600円でヴォーヌ ロマネの味わいが楽しめるならOKということで抜栓。確かに香りよくやや酸味が効いた味わい。結構いい感じだが…と、深まりを期待しましたが、以後は尻すぼみになる感じ。持続力がないけどこの値段ならまあまあいける方です。 |
|
|
|
|
137
2008/3/8 |
 |
■ ドメーヌ・ミシェル・マニャン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2005 |
以前飲んだ2002年ものの「ブルゴーニュパストゥグラン」(2007/11/17)は値段の割りにいい出来だったので、今回も期待していました。抜栓直後からいい味わいを楽しめました。30分は持ちますね。さすがに1時間もすると気が抜けた感じになりましたが、十分に満足できました。これなら再度、飲みたいという気になります。ちなみにフレデリック・マニャンはミシェルの息子さん。ドメーヌものはミシェル・マニャンの名で、ネゴシアンものがフレデリック・マニャンの名前で出ています。 |
|
|
|
|
136
2008/3/5 |
 |
■ 「シャトー・ド・ラ・リヴィエール・アリア」2003 |
 |
ボルドーAOCフロンサックのワイン。なにがすごいかって言うと、Winart22でトップページを飾っている4本のうちの1本のすごいガレージワイン。樹齢100年のメルローから樹1本あたり4つの房しか残さない超低収穫のため、年生産量は6000本程度しかない、とても貴重なワイン。すごく美味くてクリアだ。しかし、なぜか奥行きを感じない。もっと時間をおくべきだったか。飲み方が悪かったのかもしれない。同じくトップページを飾った「シャンブルン」はその金属質な感じが印象的で未だに記憶に残っています。写真右はオーナーのジェームス・グレゴワール氏。(写真はwinart22より)シャンブルンデータ(2007/2/22)はここ
|
|
|
|
|
135
2008/2/28 |
 |
■ 「シャトー・ラロゼ」1999
ブシャール・ペール・エ・フィス
「シャンボール・ミュジ二ィ」2005
|
 |
サンテミリオンの「シャトー・ラロゼ」1999年ものを飲んだ後、飲み足りなくて開けたのがブシャール・ペール・エ・フィスの「シャンボール・ミュジ二ィ」2005年もの。どちらかと言うと飲む順序は完全に逆です。ラロゼはメルロー60%、パーカーポイント86点のワイン。メルローをしっかり感じさせてくれる薫り高いワイン。この後だけに2005年の若いシャンボール・ミュジ二ィはかなり劣勢なわけで、洗練されたフレッシュさは十分でも奥深さは感じられず、本来の持ち味が出せなかったところが残念でした。どちらももうストックはないのですが、ブシャールの方はまだ手に入る状況ではあります。2005年ものはもう3年ぐらい寝かさないと真偽は分かりにくいように思えます。ヒラメのカルパッチョ、鶏肉のソテークリームソースがけ、水蛸、牛蒡サラダ、パンでいただきました。→「シャンボール・ミュジ二ィ」2005は半分残しておいて翌日飲みました。しっかりとした味わいでとても満足できました。残しておいて大正解でした。ラロゼはここ→2007/1/17 |
|
|
|
|
134
2008/2/24 |
 |
■ グロ・フレール・エ・スール
「オー・コート・ド・ニュイ・ルージュ」2005 |
 |
このドメーヌはジャン・グロの次男のベルナール・グロが管理運営しています。オー・コート・ド・ニュイはブルゴーニュ・コート・ド・ニュイの村名以外の地域のワインということで、ブルーゴーニュ・ルージュよりは生産範囲は狭いのですが、村名外ということで値段は安めに設定されています。透明感があり香りも豊か。10分もすると素晴らしい味わいを楽しめます。インパクトが強く感動しますが、時間経過とともに若干弱さが出てきます。2,700円。インパクト3,000円、余韻は2,300円というところでしょうか。それでも美味いワインです。winart41
p109では83点です。値段からすればまあいい感じです。 |
|
|
|
|
133
2008/2/16 |
 |
■ ルモワスネ「ブルゴーニュ・ルージュ ルノメ」1995 |
2006年12月6日に飲んで以来です。美味しかった記憶があり、再度飲みたいということでインポートされるのを待っていました。やはり薄めではありますがピノの熟成の味わいがあり、しかもすぐにはへたれずに持続するのがいいですね。2,800円なら十分に満足できる味わいです。ポサンジェと比べるとこちらの方がクリアな味わいのように思えます。ちなみにオーナーのローラン・ルモワスネ氏は後継者がいないために会社を売却。現在は新オーナーの下で副社長の元ルイ・ジャドのベルナール・ルポルト氏が運営しているとのこと。 |
|
|
|
|
132
2008/2/9 |
 |
■ フェヴレ「メルキュレ1erCruクロ・デ・ミグラン」2002 |
 |
1月19日に飲んだ「クロ・デ・ロワ」と同じく、コート・シャロネーズのワイン。ラベルにはモノポールと書いてあるので、単独所有だろうと思います。暫くは寝かせておこうと思いましたが、2002年ということもあって、我慢できず開けました。
酸味よく雑味少なくスッキリです。複雑さはありませんが時間とともに味わい深くなります。まぐろと帆立のタルタル(アボガド、ケッパー、黒コショウを入れたもの。オーロラソース仕立て)、ポテトグラタン、豚肉と舞茸の玉子とじ、ノリパパのパンでいただきました。アルコール度13ですが結構酔うように思えます。とてもゆったりとした気分にさせてくれるよいワインです。「クロ・デ・ロワ」2004
|
|
|
|
|
131
2008/1/30 |
 |
■ 「シャトー・ソシアンド・マレ」2003 |
今日は、ボルドー・オー・メドック ブルジョア級のワイン、「シャトー・ソシアンド・マレ」2003年ものです。オー・メドックは有名なマルゴー村の南です。2006年春に購入。そろそろ飲めるかもということで抜栓(本来は2020年まで熟成が進むワインです)。光を通さない濃い黒紫色。香りも味わいもシンプルですが凝縮感がたっぷり。だからといってタンニンが突出している訳でもなく、さり気なく飲める感じです。格付け申請をしなかったために、現在はブルジョワ級以下で、格付けは全くない状態ですが、生産者のジャン・ゴートローはそういうことには関心がなく、「美味ければそれでよい」という感じのようです。格付けなしなのにパーカーポイント92〜94点ですから、素晴らしすぎます。購入時は4,900円。現在は9,000円程度が相場のようです。カベルネ・ソーヴィニョン54% メルロー45% カベルネ・フランとプティ・ヴェルド1%。二の宮の「ポワール」でパンを買ってきました。 |
|
|
|
|
130
2008/1/23 |
 |
■ ニコラ・ポテル「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2005 |
 |
ネゴシアンとして有名なニコラ・ポテル。ACブルでもそれなりの味わいを出しているだろうということで抜栓。静かな雰囲気で熟成はまだ先という感じ。味わいは、そこそこでよいのだが、飲んだ後に残る粉っぽさがひどく気になり、飲んだ30分後でもまだ気になるという感じだ。もう5年ほど寝かすとそれなりになるかという期待感を込めたいが、セラーにはその余裕はないだろう。winart41での評価は79点。妥当な線かもしれない。ニコラ・ポテルの「シャンボールミュジニー1erオ・ゼシャンジュ」2005年物をキープ中だが、寝かす値打ちはどの程度か??
|
|
|
|
|
129
2008/1/19 |
 |
■ ドメーヌ・フェヴレ「メルキュレ1erCru・クロ・デ・ロワ」
2004 |
 |
今日はコート・シャロネーズのワイン。コート・ド・ボーヌよりさらに南下するとRullyやGivry、そしてMercureyなどがあるコート・シャロネーズとなる。さらに南下するとマコネになる。メルキュレは値段の割りにお得という印象があるので期待して抜栓。きれいな色合いで風味もよく、切れのある味わいであるけど、何かインパクトがない。固く引き締まった印象を持ってしまった。2004年ものということで、深みがまだ出ないのかもしれないが、物足りなさを感じてしまった。なおメルキュレ1erCru・クロ・デ・ミグラン2002をキープ中。こちらはもう少し寝かせる予定です。ふきのとうの天ぷら、烏賊スパイシーフライ、バターコーン、ボンゴレパスタ、サラダ、ポレポレのパンで頂きました。(mapはGooglemapより)
フェヴレのジュヴレ・シャンベルタン1erCruラ・コンブ・オ・モワンヌ2001 |
|
|
|
|
128
2008/1/12 |
 |
■ ヴァンサン・ジラルダン「エモシオン・ド・テロワール」2005 |
ヴァンサン・ジラルダンといえば、有名なネゴシアン。昨年飲んだシャンボール・ミュジニーの「レザムルーズ1erCru」2000年ものなどは、本当に美味しいものでした。
今回は白。シャルドネ100%。値段は2,700円とデイリーの範疇に近づいていますが、味わいは結構いけました。蜂蜜や桃の風味がほのかに溶け込んでいて、妙に味が濃くなくていい。ACブルゴーニュなんだけど、葡萄はムルソーやピュリニー・モンラッシェのもの。優良畑の選果落ちのものだろうけど、この値段なら有難いものです。100%樽熟成(新樽30%)というのも素晴らしい! |
|
|
|
|
127
2008/1/9 |
 |
■「シャトー・キノーランクロ」2004 |
|
パーカーポイント91−93点のサンテミリオンのグランクリュです。飲み頃は2010年以降だと予想されますが開けてしまいました。メルロー77%、カベルネフラン17%、カベルネソーヴィニヨン6%。色は青紫色で神秘的。香りも味も硬い鉱物をイメージさせますが、そこはかとない花の香りの余韻が残ります。やはりメルローは美味しい。平均樹齢は50年。4,300円。洗練された美味いワインです。慌てて飲んでしまい、写真は食事の最後となりました。シャトー所有者はアラン・レイノー氏。ボルドーの右岸地区で作る生産者組織「サークル・リヴ・ドロワット」の会長をしています(写真右 winart37)。ちなみにグランクリュの上がグランクリュクラッセとなり、最上がプルミエグランクリュクラッセとなります。 |
 |
|
|
|
|
126
2008/1/2 |
 |
■ 「オスピス・ド・ボーヌ・モンテリー・1erCru・キュヴェ
・ルブラン」 2004 |
 |
新年の1本目のワインは大好きなオスピスもの。モンテリーはコートドボーヌのヴォルネイとムルソーに接している村。地域的に見ても果実実溢れる美味さを期待して抜栓。抜栓直後からいい香りで、2004年ものなのに熟成感が十分。味わいも十分に満足。オスピスものは市場に出ている段階で十分な熟成感を味わえるので結構好きです。エルヴァージュはレーヌ・ペドックでアロース
コルトンの生産者だ。4,300円。今年も美味そうなワインを探して日記をつけていきます。(mapはgooglemapより。右下は74号線) |
|