Wine Diary

    2006年6月21日よりワイン日記を書き始めました。おかしなコメントも多いけど、
    勉強中だから許してください。
                                   

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881

2015/6/27
■「シャトー・プピーユ」2011
ボルドー・サンテミリオンの東側のコート・ド・カスティヨンのメルロー100%のワイン。オーナーはフィリップ・カリーユ。価格の割に確かな美味しさが保証されているワイン。程よい紫色ですが透明度は低い。しかし味わいはクリアで、特に酸の美味しさが光る。逆にタンニンは全く影を潜めている状態。ある意味期待通りの味わいですが、渋いボルドー好みの方には満足できないかもしれません。1時間もすると重くなりますが、がっかりではありません。厚揚げに出汁を含ませた小麦粉液を絡ませ、カレーパウダー入りのパン粉をまぶして揚げ焼きました。また、青枯れ病のため収穫した青いトマトを輪切りにして揚げたものも(写真左の左下端)、トマトがとろりとして結構美味しく頂けました。今度作るときはチーズも挟んでさらにとろみを出すといいかなと思えました。
「シャトー・プピーユ」2002  89

880

2015/6/24
■シャトーメルシャン「長野メルロー」2012
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区のメルローに、上田市丸子地区にある椀子(マリコ)・ヴィンヤードのメルローをアサンブラージュ(ブレンド)したもの。濃い色合いでありながらも透明感は高い。香りはまあまあ。味わいは日本のメルローとは思えないほどかなりレベルが高まっていて美味しい。タンニンは溶け込んでいて、個性が弱いものの優しい味わいになっています。トースト香が後まで残るのが印象的です。タコとキュウリとトマトと玉ねぎのマリネ。酸っぱさが食をそそります。
<シャトー・メルシャンHPでの説明>
http://www.chateaumercian.com/wines/district/nagano_merlot.html
シャトーメルシャン関係は879

879

2015/6/23
■シャトー・メルシャン「シャルドネ&甲州・無濾過」2009
福島産シャルドネ64%、長野産シャルドネ21%、山梨産甲州種15%。しかも発酵後にする濾過を敢えてしない無濾過のワイン。色はしっかりの小麦色。香りは特徴がなくやや弱いが悪くはない。よく醸されたシャルドネの味わいで楽しめます。やや酸っぱくてフルーティな甘さは甲州種によるものでしょう。展開は余りなく淡々としたまま進みますが、その分、酒質は安定しています。あまり流通していないようですが、それはオリなどの沈殿物があることのほかに特徴的な味わいの印象がないことも影響しているのかもしれません。第7回国産ワインコンクール(2007)の「欧州・国内改良品種等ブレンド・白」のカテゴリーで銅賞及び最優秀カテゴリー賞を受賞しています。おからのカップケーキは結構お腹が膨れます。
<シャトー・メルシャン>
「ももいろメルロー」2011 710 2010 525  「甲州きいろ香」2011 521
「アンサンブル萌黄」2011 513  「アンサンブル藍茜」2009 496 
「穂坂甲州セレクテッド・ヴィンヤーズ」2010 488   「長野シャルドネ」2009 707 461
「ジェイ・フィーヌ・メルロー&マスカット・ベリーA」2005 185 2004 93

878

2015/6/21
■高畠ワイナリー「ルオール・シャルドネ」NV
山形県東置賜郡高畠町の高畠ワイナリーのワインで、葡萄は高畠町産。山形のワインは飲んだことがないのでトライ。薄いレモン色。香りは弱め。予想より甘さはなくドライな印象。最初は苦み成分が感じられましたが、10分ほどで穏やかになり、飲み進めやすくなりました。全体的にしっかりとした硬い印象で、妥協せず作り続けているのだろうなと感じます。調べてみて知ったのですが、山形には11ほどのワイナリーがあるようで、優良なワイン産地となっています。新鮮な刺身をネタにまん丸の寿司作り。シャリがどうしても大きめになってしまい、満腹です。
<高畠ワイナリー>
https://www.takahata-wine.co.jp/index.asp

877

2015/6/18
■カシャ・オキダン「ブルゴーニュ・ルージュ」2013
久しぶりのカシャ・オキダン。ラドワ・セリニーの生産者。美味しいのは分かっていても、見掛けることがなかったので飲んでいませんでしたが、先日、金沢「めいてつエムザ」で見掛けて即購入。色は薄めで紫の色合い。香りは樽香が効いていてスパイシーなよい印象。味も超薄めですが、酸はしっかりでかなり楽しめる状態。展開はほとんどなく淡々とした表情ですが、雑味がなく、総合的にまあまあの印象で終了です。カシャ・オキダンについてWinart36では、「ピノ・ノワール好きの琴線をくすぐるコート・ド・ニュイ的なキメ細かさを備えつつ、カジュアルな動機にぴったりなコート・ド・ボーヌらしい暖かい包容力と親密性がある」と述べています。鶏軟骨唐揚げは、片栗粉をやや厚めにしてふっくらと揚げました。
<カシャ・オキダン>
「ラドワ」2007 246  
「ラ・シャペル・ノートルダム」2007 245 

876

2015/6/14
■シャトー・ド・フュイッセ「プイイ・フュイッセ・ル・クロ・シャトー・フュイッセ」2012
シャトー・ド・フュイッセはマコンの西。シャトーのHPの説明を何とか要約すると、「モノポール畑であるル・クロ"シャトー・フュイッセ(2.7ヘクタール)は、シャトー・フュイッセを囲む神話の土地。粘土と石灰岩地層の連続による地質は、ワインにより大きなフィネスをもたらしています。南東部では樹齢50年以上のブドウが平均して植えてあり、偉大なるブルゴーニュとして、素晴らしい複雑さのあるワインを提供しています。オーク樽で醸造(新樽80%)」となるのかな?しっかりとした黄色の色合い。樽の香りが香ばしく、樽のシャルドネも美味しいなあと感心しました。少しツンとした飲み手に同調しない酸が特徴的ですが、その酸がすぐに美味しく感じられ、印象深い味わいとなっています。美味しいですね。
<シャトー・ド・フュイッセのHP>
http://chateau-fuisse.fr/vins-chateau/le-clos/

875

2015/6/10
■ジャン・クロード・マス「トワベー・エ・オウモン・ブラン」2013
すっきりとしたシャルドネを飲みたいけれど、セラーのボトルを開ける予定はないので、予算低めと決めて酒屋へ。何とか納得して購入したのがこれ。フランスのラングドック・ルーションのリムーのシャルドネ。昨年の6月に飲んでみて評価がやや高かったのでリトライです。はっきり言って、香りも酸もインパクトはない。しかし造りがよいせいか、安定した酒質でふくよかさが幸せ感を醸し出していました。ゆっくり楽しめました。鶏もも肉を醤油ベースで焼きました。フライパンを2個並べて4枚をじっくり焼きました。
<ジャン・クロード・マス>
「トワベー・エ・オウモン・ルージュ」2012 748
「トワベー・エ・オウモン・ブラン」2012 742

874

2015/6/6
■エティエンヌ・ソゼ「ブルゴーニュ・シャルドネ」2010
エティエンヌ・ソゼはルフレーヴに並ぶピュリニー・モンラッシェの有名な生産者。エティエンヌ・ソゼ氏は40年ほど前に亡くなっていて、現在はジェラール・ブード氏が頭首。村名ワインでも1万はするのでACブルで我慢ですが、それでも飲めることは嬉しい。薄い黄色に少し緑がかった色合い。フルーティな香りと酸は優しく、押しつけがましさが全くなくすっきりです。敢えて口の中に暫し留まらせて舌の脇に浸み込む美味しさを大切にして頂きました。鶏肉を使った串揚げ。鶏のため弱火でゆっくり時間を掛けて火を通し、最後は一気に高温でカラッと揚げました。さて、ソゼ家は、エティエンヌ・ソゼ氏の娘がジャン・マルク・ボワイヨに嫁いだことから、遺産相続問題が起き、苦難の時代があったようです。葡萄畑の相続問題はワイン生産者の定めですね。

873

2015/6/3
■井筒ワイン「果報・メルロー」2014
塩尻の井筒ワインで購入。白の希望のものが全然なかったので、赤のメルローを購入。日本のメルローはどうしても淡白になりがちですが、日本を応援する気持ちで購入。やはり色は薄く、香りも弱いです。味わいは若い酸が中心で厚みも薄く、展開もさほどないという状態ですが、やはり日本でメルローを造り、安く提供している努力を認めたいと思います。畑で初物のズッキーニを1本収穫。バジルも大きくなったので、鶏肉、ズッキーニ、トマトをメインにラタトゥイユにしました。タコのカルパッチョも楽しめました。
<井筒ワイン>
「NAC・シャルドネ」2012 777 
「NAC・カベルネフラン」2012 755
「NAC・メルロー」2013 732  
「果報・シャルドネ」2012 600  2013 729

872

2015/5/31
■五一ワイン「エステート・シャルドネ」2013
昨日は松本クラフトフェアに行ってきました。素晴らしい作品の数々を見て勉強した後は、なわて通りや中町通りを散策。そして塩尻に行きワインを購入。五一ワインではピノも候補に挙げていましたが、さすがになくてシャルドネなどを購入。そのうちの1本。価格は安めですがかなり期待できる1本です。最初は謎めいた黒糖のようなスモーキーな味わいと香りが迫りますが、すぐにシャルドネらしい味わいに変わりました。深みはないものの嫌味はなく、すっきりとした味わいを最後まで楽しめました。和食に合わせやすいワインとなっています。琵琶マスを頂いたのでムニエルにしました。塩胡椒+バターの加減と皮パリパリの焼き加減が決め手です。
<五一ワイン>
「エステート・ゴイチ・シャルドネ」2012 731 
「エステートゴイチ・ピノ・ノアール」2012 730 2010 598
「エステートゴイチ龍眼」2011 596 
http://www.goichiwine.co.jp/

871

2015/5/29
■ダニエル・エ・マルチヌ・バロー「プイイ・フュイッセ・ラ・ロッシュ」2008
マコンの「ソリュトレの奇岩」の周りには、ピュイィ・フュィッセ、ピュイィ・ロッシュ(Loche)、ピュイィ・ヴァンセル、サン・ヴェランの4つの村があり、このロッシュ(Roche)はそのうちのピュイィ・フュィッセの畑のようです。モンラッシェにも似た石灰質の土壌。価格も良いのでかなり期待して抜栓。しっかりとした落ち着いた色合いと香り。酸も美味しい。ミネラル、蜂蜜やバターの風味もあり、よく醸された味わいで、さすがちょっと違うぞ!という印象。15分で苦み成分が出てくるものの酸も高まりを見せ、美味しく飲めました。マコンも結構いいものです。5月だというのにまるで真夏のような暑さの毎日。あちこちで白の出番が増えていることでしょう。

870

2015/5/27
■リンクイン「カバ・ヒッポ・キュヴェ・ウエノ・M44」
酒屋で不思議なスパークリングワインを発見。格調の高さをアピールするワイン界で、なんとかわいいカバの絵が描いてあるボトル。実質的な生産者は不明ですが、スペイン産であり、セパージュはチャレッロ35%、マカベオ35%、パレリャーダ30%となっています。上野動物園のカバ(河馬)とスパークリングのカヴァ(CAVA)がつながっているようで、しかも販売会社は売り上げの一部を「上野動物園サポーター」として寄付しているとのことです。謂れはともかく先ずは味見。泡は粗め。フルーティでグレープフルーツ風。少し甘い優しい味わいのため女性には受けると思われます。夕食というよりピクニックに持っていきたい位置付けです。そう言えば、よく似たコラボ商品で「シロクマ・ブリュット」というのを見たことがあります。こちらは札幌市円山動物園。同じく売り上げの一部が寄付されているようです。

869

2015/5/26
■ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ「ブルゴーニュ・シャルドネ」2008
きれいなレモン色。酸はしっかりあり。ミネラルの感じもあり、すっきりとした味わいで、雑味がないのが嬉しい。10分もすると甘味成分も顔を出して美味しさが増しました。底物でもやはり美味しい。前回のサン・トーバンの1erと比べれば差は歴然としますが、それでも美味しいと感じるものです。トマトとシメジの卵炒め。ごま油の風味が食をそそります。
<ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ>
「サン・トーバン・1er・レ・シャルモワ・ブラン」2009 866

868

2015/5/22
■モロー・ノーデ「プティ・シャブリ」2013
今日は久しぶりのシャブリ。しかしプティ・シャブリです。プティ・シャブリはシャブリのAOCの4等級の中で最下位で、土がキンメリジャンでない畑のものとなっています。若干期待薄ですが、シャブリの味わいを楽しみたくて抜栓。薄めの小麦色。酸は程よく穏やか。ミネラルもかなりあり楽しめました。グレープフルーツや蜂蜜の印象も残ります。全体的にインパクトは弱いのですが、シャブリ感を気軽に楽しむワインだと思えます。モロー・ノーデはドーヴィサやラヴノーに隣接していて、侮れない優良生産者という位置付けになっています。ケーキの形のちらし寿司で楽しんでみました。結構ワインに合って美味しく頂けました。

867

2015/5/20
■シャトー・モーカイユ「オー・メドック・ド・モーカイユ」2010
フランス・ボルドー・オー・メドックのワイン。カベルネ・ソーヴィンヨン60%、メルロー24%、カベルネ・フラン16%。シャトー・モーカイユは1855年のメドック格付けには参加できなかったため格付けなしとなっていますが、メドック第4級に匹敵すると言われています。格付けなしが幸いして、美味しいワインが安く飲めるという訳です。しっかりとしているものの優しいタンニン。香りも程良い。抜栓時には若干の苦みがあるものの10分もすると、酸がよく出てきて美味しくなりました。展開はほとんどないものの味わいは良好。ちなみにモーカイユの本拠地のムーリはジロンド河左岸の内陸部。土壌は河沿いと同じで、Winart34では「石灰岩と粘土の上に、ギュンツ氷河期の砂利が堆積している」「メドックらしいザックリとした側面と同時に、サンジュリアンにも似た濃厚な構成を持つ、上品な側面を持ちます」と解説しています。(mapはWinart34 p26より引用)

866

2015/5/13
■ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ「サン・トーバン・1er・レ・シャルモワ・ブラン」2009
ベルナール・モレの息子のヴァンサン・エ・ソフィー・モレの白ワイン。レ・シャルモワの畑はサン・トーバンの南端で、シャサーニュ・モンラッシェの1erのショーメの隣になっています。マイナーなサン・トーバンでありながらも好立地のテロワールということでかなり期待できるワイン。しかし夕食に開けるのではなく、寝酒に数日かけてちびちびと飲んでいました。しっかりとした味わいは数日でマイルドな香りと味わいに変わりましたが、ミネラルの香りと味わいは洗練されてさらに美味しくなっていました。数日かけてゆっくり味わうというスタイルもまたよいのかもしれません。。(mapはWinart「ブルゴーニュアペラシオン完全ガイド」より引用しマーキング)

865

2015/5/11
■サンタ・キテリア「イゲルエラ」2013
久しぶりのイゲルエラ。ブドウ品種はガルナッチャ・ティントレラ100%。安いのにそれなりの味わいを見せてくれるワイン。スペインのワインは侮れません。最初から果実味が十分な味わい。10分で酸も出てきました。酸好きの私でもそこそこ納得できる味わいになっていて、価格からすれば申し分ありません。パスタは生ハム入りです。豚肉の味噌焼きもまあまあ合いました。
<サンタ・キテリア>
「イゲルエラ・ブラン」2011 693
「イゲルエラ・ロブレ」2008 307
「イゲルエラ」2006 150
「イゲルエラ」2004 25

]
864

2015/5/5
■ロピトー・フレール「ピノ・ノワール」2012
全然知りませんでしたが、ロピトー・フレール社は5代に渡る歴史がある生産者とのこと。自社畑も6地区あるようで、ネゴシアン業だけではないようです。某アウトレットショップで購入。価格は1000円ちょっと。さすがにこの価格でのピノはダメかもと思いながら抜栓。あれ?安物なのに甘くない。弱いながらも酸はそこそこあり。「これは飲めますね。」と家人の賛同を得ながら飲み進めました。以後、変化はないものの、逆に悪くもならずかなり優秀。産地はラングドックなのですが、陽気さは敢えて抑えてあるようにも思えます。価格からすればデイリーにはまあいいかも?と思えるワインとなっています。畑のリーフレタスで包んだカルビ焼き肉をメインにしました。

863

2015/5/3
■ルモワスネ「サントネイ」2009
サントネイはブルゴーニュコート・ドールの南端のアペラシオン。ジュラ紀後期、中期の泥灰岩と石灰岩が重なる母岩が露出していると言われ、これはコート・ド・ニュイと同じ母岩のようです。生産は赤が主体で全体の85%が赤となっています。香りが素晴らしく酸も美味しい。2009ビンテージでありながらもよく醸された熟成感が楽しめます。ルモワスネ社も若いビンテージをリリースしたのは、それなりの自信があってのことでしょう。それにしてもブルゴーニュの赤の熟成感はたまりません。機会があればリピ買いしたいワインです。(mapはGooglemapより引用しマーキング)
<ルモワスネ・P&F>
「ブルゴーニュ・ルージュ・レゼルヴ」2009 772
「ブルゴーニュ・ルージュ・キュベ・スペシャル」1998 686
「サヴィニ・レ・ボーヌ」1998 444
「ボーヌ・1er・クロ・デ・ムーシュ」1998 442
「シャサーニュ・モンラッシェ・1erモルジョ」1987 429 
「メルキュレ・クロ・フォルトゥル」1999  167
「ボーヌ1erトゥーサン」1999  147
「ブルゴーニュ・ルージュ・ロイヤル・クラブ」1997 143
「ブルゴーニュ・ルージュ ルノメ」1995  133  39

862

2015/5/2
■サバルテス「カバ・ブリュット・ロザート」NV
ピノ・ノワール100%のスペインのカタルーニャ州のペネデス地区のロゼブリュット。イチゴの風味が漂うやや緩めの香りと味わい。アタックはなく、個性を主張しない物足りなさはありますが、嫌味はなくすんなりと飲める仕上がりになっていて、熟した果実の味わいを求める女性には受けがよいと思えます。久しぶりに鶏の手羽元をソテーしました。にんにくを効かすこと、よく焼くこと、白ワインで風味を出すこと、ハーブの香りをしっかり付けることなどに十分に気を付けて仕上げました。そして塩加減が決め手です。簡単そうで実は最も難しいのが塩加減ですね。サバルテスは所有畑のブドウのみ使用するレコルタン・マニュピュランです。

861

2015/4/29
■「レ・フィエフ・ド・ラグランジュ」2011
久しぶりのボルドー・サンジュリアンのワイン。格付け第3級シャトー、シャトー・ラグランジュのセカンドです。見かけても触手はほとんど伸びないワインの一つですが、今回は特別にトライ。液体は透明度が高い。予想よりずっと飲みやすい。タンニンはしっかりとありますが、美味しいのは酸。タンニンと酸のバランスがよく、美味しい美味しいと言いながら飲み尽くしてしまいました。2011でももう飲みごろな感じですから、近年は意外と早飲みワインの範疇に入っているのかもしれません。1983年に日本のサントリーが買収し、品質向上に努めています。グリュオー・ラローズに隣接していることもあり、テロワールは秀逸です。ビーフシチューに合わせました。
<「レ・フィエフ・ド・ラグランジュ」>
2000
 121 57 

860

2015/4/28
■岩の原ワイン「善(ぜん)」NV
創業1890年(明治23年)、新潟県上越市の岩の原ワインのノンビンテージの白。ほぼ透明に近い色合い。酸は弱めですっきりな味わいで展開は期待できませんが、ミネラルの味わいと香りがあるのでちょっと嬉しくなります。安い価格設定なので多くは期待できませんが、和食の味わいを損ねない上品なワインの位置付けになるかと思えます。「善」は、創業者の川上善兵衛さんの頭文字から採用したもの。国産の「甲州」と「デラウェア」を使用。ボトルのエチケットには「雪椿」の絵がデザインされています。新潟のワイン生産地への旅もしてみたくなります。鶏肉ミンチと豆腐で作ったつくねが美味しい。
<岩の原葡萄園>http://www.iwanohara.sgn.ne.jp/

859

2015/4/25
■サントリー・ジャパンプレミアム「リースリング・フォルテ」2012
サントリーが、日本固有品種の「甲州三尺」と、欧州系品種の「リースリング」を掛け合わせた「リースリング・フォルテ」のワイン。たぶんすっきりな味わいだろうと予想して抜栓。薄い少し緑がかった黄色。味わいはほんわりとした緩くてやや青っぽい印象。酸のアタックはほとんどなし。時間が経っても変化は余りない状態ですが、これはこの繊細で優しい味わいを楽しむためのワインだったのだと、徐々に理解できました。夏の暑い日に、優しい甘い柑橘系の香りを感じながら、よく冷やして飲むとかなり楽しめそうです。富山の氷見番屋街で購入した「冷凍ふぐの唐揚」を揚げて食しました。結構美味しいものです。
<サントリー>
「ジャパン・プレミアム・甲州」2012 786
「ジャパン・プレミアム・メルロ」2011 784

858

2015/4/20
■ベルトラン・アンブロワーズ「ブルゴーニュ・ルージュ」2009
スクリューキャップのブルゴーニュ。しかしベルトラン・アンブロワーズは敢えて新しい試みに挑戦している訳で、安物ではないことは十分承知の上で抜栓。程よい酸。押しつけがましくない味わい。厚みはないものの十分に楽しめました。テラスでの焼き肉。ガスでの網焼きでしたが、油は程よく落ち、やや強火のよい焼き上がりで家人の評判は上々でした。さて、この見慣れたエチケットとは別に「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・アリエス」ブランドもあり。若木なのにVVを名乗るワインが増えてきたことに対して新しいキュヴェとしてリリースしたもの。「キュヴェ・アリエス」も美味しい仕上がりになっていて楽しめますね。
<ベルトラン・アンブロワーズ>
「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2011 833
「アリエス・ピノ・ノワール」2011 791
「ニュイ・サン・ジョルジュ」2010 718
「ムルソー1er・ポリュゾ」2003 250

857

2015/4/17
■アレット・ジラルダン「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」2008
メオ・カミュゼに続けて飲んだのがこれ。同じビンテージを2012年10月に飲んでいます。さすがにメオ・カミュゼの後だけに、物足りなさを感じてしまうのは仕方がないかもしれません。深みは余りなく酸が前面に出ていますが、クリアさを楽しむにはよいかもしれません。まだまだ十分に硬い感じで、ACブルであっても寝かして変化を楽しんでもよいかもしれません。
<アレット・ジラルダン>
「ボーヌ・1er・クロ・デ・ムーシュ」2008 695
「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」2008 517

856

2015/4/17
■メオ・カミュゼ フレール・エ・スール「ブルゴーニュ・ルージュ」2011
透明度が高くきれいな色合い。チャーミングなかわいい花の香りが十分。酸は穏やか。「酸です」と言わんばかりのとげとげしさは全くなく、広がりがありとても美味しい。ネゴシアンもののACブルであってもさすがメオ・カミュゼだなと思わせてくれました。ネゴシアンとしては北はマルサネから、南はニュイ・サン・ジョルジュに至るまでいろいろな畑との契約を行っています。右は鶏手羽元のタンドリーチキン風です。
<メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール>
「マルサネ・ルージュ」2010 619
「ブルゴーニュ・ルージュ」2010 612 2009 397 2006 2222008 752

855

2015/4/10
■ドゥニ・バシュレ「ブルゴーニュ・ルージュ」2006
バシュレは本当に久しぶりです。バシュレはジュヴレ・シャンベルタンの生産者であり、このACブルでさえ、ほぼジュヴレの畑の葡萄を使っているようです。色合いは深みがあって見るからに美味しそう。香りも味わいもよく、特に酸が美味しい。20分もすると色はさらに深まりを見せ、キレのある美味しさが増しました。しかもタンニンがしっかりと顔を出してきて舌に残るようになり、ブルピノではなかなか味わえないとても貴重な造りになっていました。全体としてやや硬めの味わいですがよく醸されているという印象で、満足できました。
<ドゥニ・バシュレ>
「ジュヴレ・シャンベルタン・1er・レ・コルボー・VV」2010 634
「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2010 617 2007 610

854

2015/4/8
■ジョセフ・フェヴレ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・ラ・ポーレ」2007
薄めの色合い。抜栓時は完全に閉じていましたが、5分も待たずに開き始めました。クリアな酸。樽の香りも程よく結構楽しめました。果実味や厚み、奥深さはやはり弱いですが、酸を楽しみたいピノ好きには低価格で楽しめるワインかもしれません。家人が自宅のホームベーカリーでパンを焼きました。生地はフランスパン用のもの。外側はカリカリで中はしっとりでふっくら。小麦の香りがたまりません。オーブンのパンもよいですが、ホームベーカリーの簡便でありながら美味いしく焼けるよさには感心しますね。
<フェヴレ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2009 759
「ブルゴーニュ・シャルドネ」2008 714 
「ニュイ・サン・ジョルジュ」2006 551 
「メルキュレ1erCruクロ・デ・ミグラン」2002 132 
「メルキュレ1erCru・クロ・デ・ロワ」2004  129 
「ジュヴレ・シャンベルタン・1erCru・ラ・コンブ・オ・モワンヌ」2001 87

853

2015/4/5
■ドメーヌ・アルベール・モロ「ボーヌ・1er・トゥーサン」2009
ボトルに入っている状態で見れば暗い印象の色合いですが、グラスに注げば透明感が高いきれいな液体。10分で酸が効いてきて美味しいと思える状態に。以後、ピークは低めなものの美味しさは持続していて、安心して飲めました。2008ほどの果実味はなくシンプルに酸を楽しむワインになっていました。若狭牛を頂いたので、いつもより慎重かつ大胆に焼き上げました。やはり美味しい。mapは694
<アルベール・モロ>
「ボーヌ・1er・トゥーサン」2008 694  712
「ボーヌ・1er・レ・ソン・ヴィーニュ」2008  688
「ボーヌ・1er・ブレッサンド」1992 651 
「サヴィニー・レ・ボーヌ・1er・ラ・バタイエール・オー・ヴェルジュレス」1992 650 2001 523

852

2015/4/3
■ミシェル・リンチ「ボルドー・ルージュ」2012
超カジュアルなワインにトライ。「ミシェル・リンチ」については興味がなかったため、情報はほとんど持っていませんが、名前はシャトー・ランシュ・バージュを所有し、ポイヤック村の村長もしていたシュヴァリエ・ミッシェル・リンチに由来しているとのこと。セパージュはメルロー85%、カベルネソーヴィニヨン15%。抜栓時は完全時に無表情。10分で酸が出てくるが弱い。20分で落ち着いてしまい平板化する。価格からして期待するのは難しいので残念さはありませんが、一瞬でもいいのでもう少しのアタックは欲しいと思えました。なおランシュとリンチ(Lynch)は同じ綴りです。
<シャトー・ランシュ・バージュ>
2002 231  62 

851

2015/3/31
■ロベール・シュヴィヨン「ブルゴーニュ・ルージュ」2012
大好きなニュイ・サン・ジョルジュのロベール・シュヴィヨンに久しぶりにトライ。ラベルが以前とは変わっています。昔のラベルの方が好きですが、昔のは少し暗いイメージがあったのかもしれません。薄い色合い。酸は最初はとても穏やか。5分もすると酸は高まりを見せ始め、クリアな味わいに。30分もすると液体の透明度はさらに高まりました。ACブルであってもよい生産者のワインはやはりちょっと違う。しかし最近は高価格になってきているので、もう少し安くなってほしいと願うばかりです。カサゴが安く売っていたので、即6匹購入。じっくりゆっくり唐揚げにして食しました。釣りでは外道かもしれませんが、美味しい魚です。魚の処理ができず買わない人が多いのかもしれません。
<ロベール・シュヴィヨン>
「ニュイ・サン・ジョルジュVV」2008 440  2010 655
「ニュイ・サン・ジョルジュ・1er・レ・ブスロ」2006 299
「ブルゴーニュ・ルージュ」2007 297  

850

2015/3/27
■ドメーヌ・シャンドン「エクストラ・ドライ・リシュ」
和物の食材もあるので、今日は泡物です。、「すっきりでどんな料理にも合う」という印象があったこのエクストラ・ドライ・リシュを選択。予想通り旨味は十分にあるもののしつこくなく、かなり楽しめました。瓶内二次発酵方式でもあり、デイリーを超えるデイリーワインの優等生ですね。デパ地下でよく買う焼き鳥の串。時間が遅くなると半額になるので助かります。半額でも味わいが半分になることはないかと思えます。
<ドメーヌ・シャンドン>
「ブリュット・ロゼNV」804
「エクストラ・ドライ・リシュ」801
「シャンドン・ブリュットNV」790
<モエ・エ・シャンドン>
ブリュット・アンペリアル 679 


849

2015/3/26
■ファルネーゼ「ファンティーニ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」2013
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・カサーレ・ヴェッキオ」の2/3程度の価格で買えるイタリア、ファルネーゼのワイン。有名な賞も得ているようなので少し期待して抜栓。香りは弱いですが酸がなかなかよい。ジャムのような果実味もあり、ひょっとして美味いかもという気にさせてくれます。以後変化はなく、徐々に甘さが出るものの結構楽しめました。3月25日放送の「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」で紹介されていたスペイン料理の牛肉のアヒージョを見て、美味しそうだったので自宅でトライ。にんにくをガッツリ効かせ、ちょびっと唐辛子も効かせました。肉の味をそのまま味わえるのがよい感じです。青葉は畑のキャベツの新芽です。残ったにんにくが効いたオリーブオイルはまたパスタなどに使う予定です。
<ファルネーゼ>
「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・カサーレ・ヴェッキオ」2011
537

848

2015/3/24
■ドミニク・ローラン「ショレイ・レ・ボーヌ・VV」2011
超久しぶりのドミニク・ローラン。ドミニク・ローランのワインはしっかりとした味わいで、樽も効かしてある印象があります。このショレイ・レ・ボーヌの村名も価格は高くないのですがヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)ということもあり期待が持てました。しっかり醸されている酸の味わいが抜栓時より展開。5分で酸の旨味が更にUP。60分で平板化を見せますが、それでも十分に美味しい状態で楽しめました。ショレイ・レ・ボーヌはボーヌの北東で74号線の東側であり、平坦で粘土質のため評価はいまいちですが、安く飲めるという点では有難いものです。(mapはGooglemapより引用しマーキング)
<ショレイ・レ・ボーヌ関係>
マシャール・ド・グラモン「ショレイ・レ・ボーヌ・レ・ボーモン」2010 646 
レシュノー「ショレイ・レ・ボーヌ」2008 637 616 
ドメーヌ・デ・テールジュレス「ショレイ・レ・ボーヌ・ルージュ」2002 518 

847

2015/3/21
■メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ「コトー・ブルギニョン・キュベ・テロワール」2013
出費が多いこの時期。ワインも少しランクを落とさないとやりくりができなくなりますが、かといって美味しくないものは嫌。妥協できるラインでやはりこのワインに落ち着きました。2月にも同じものを飲んでいて、薄い味わいの印象が強かったのですが、今回も同様でした。しかし、さすがニコラ・ポテルだけのことはあり、雑味なくクリアな味わいは楽しめました。他の生産者もコトー・ブルギニョンのワインを出していますが、トライするには微妙に勇気が要ります。冷凍保存しておいた焼き豚。十分に美味しい。
<メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ> 846を参照

846

2015/3/19
■メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ「ブルゴーニュ・シャルドネ・V V」2012
古木を重視しているニコラ・ポテル。この底物のシャルドネでも50年以上のVVの古樹です。近くの某店でブルゴーニュワインの陳列の棚でない場所の一番下に並べてあるのを発見。価格がネットよりも安いので即購入。何かしら問題ありかなと思いながら抜栓するも問題は感じられない。少し緩い状態からのスタートでしたが、すぐに酸が出てきてそこそこ楽しめました。今日は和食に合わせたのですが、個性が強くない分料理とは合い楽しめました。ただもう少しアタックが欲しいわけで、チリのアコンカグアには負けるのではと思えました。豆腐の田楽に山椒を掛けての春の料理です。
<メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールVV」2012 832  2008 577
「コトー・ブルギニョン・キュベ・テロワール」2013 839
<ドメーヌ・ベレーヌ><ニコラ・ポテル><ポテル・アヴィロン>については835 832

845

2015/3/17
■ドメーヌ・モンマルテル「コート・デュ・ローヌ ルージュ」2011
またまたローヌのワイン。セパージュはグルナッシュ、シラー、カリニャン。ドメーヌ・モンマルテルの拠点はローヌのオランジュから北東のヴィサンとチュレットであり、創始は1919年にまで遡るとのこと。ビオロジック栽培を実践。樹齢は30〜40年程度。抜栓時は、苦み成分が表に出ている状態。刺激的な味わいは以後もずっと続きますが、甘味成分や黒果実の味わいが感じられるようになりそこそこ楽しめました。40分で重くなって終了。煮込みハンバーグだったので結構合っていましたが、シンプルな味わいの料理には合いにくそうです。(mapはGooglemapより引用しマーキング)

844

2015/3/14
■ドメーヌ・マズール「コート・デュ・ローヌ・レ・プラド」2004
ブルピノを飲みたいけれど、値が張るので最近はあちこちに触手を伸ばしています。今回もローヌのワイン。セパージュはグルナッシュ75%、カリニャン20%、シラー5%。ピノのようなキレのある酸味は期待できないものの、調和のとれた味わいに期待。抜栓直後は香りは良いもののとても緩い味わいのため心配しましたが、1分後には酸が顔を出しその不安は消えました。5分後には液体の透明度が一気に増し、酸も味わいも予想以上に出てきました。1時間で重くなりましたがそれでも美味しく飲めました。奥深さ、程よいタンニン、展開の面白さなどは期待できないものの、美味しく飲めるワインとなっています。16世紀から醸造という伝統あるドメーヌのドメーヌ・マズールは、自社にて長期間タンクや樽で寝かせて熟成させているとのことで、丁寧な造りが感じられます。

843

2015/3/10
■ヴェレノージ「ロッソ・ピチェーノ」2013
今日はイタリア、マルケ州の安いワイン。ウサギをデザインしたラベルは軽い味わいをイメージさせますが、セパージュに期待して購入。セパージュはモンテプルチアーノ70%、サンジョヴェーゼ30%で、ビンテージに関わらず固定されているようです。酸に期待をして抜栓。期待通りに酸の印象が表に出ていて結構楽しめました。30分経っても酸は持続されていて嬉しい。ざらつき感が少しあるものの、あまり気にならない状態。 豚肉の厚切りをステーキに。まずはフライパンに蓋をして焼き、中央に火が通る少し前から蓋を取り、かっちりと焼き上げるのが決め手。美味しく焼き上げることができ評判も上々でした。

842

2015/3/7
■ディ・ヴァン「グリニャン・レ・ザデマール・レ・グラン・ボワ」2011
「グリニャン・レ・ザデマール」は、フランス、ローヌの産地。このワインのセパージュはグルナッシュとシラー。以前飲んだディ・ヴァンがまあまあだったので、別のラインナップにトライです。最初から黒果実の味わいが強く、そのため甘さの印象も強い。徐々に乾燥無花果の味わいが増し、こうなってくるとワインというより果実酒のイメージに近い状態に。飲んでいる最中はさほどもないですが、飲み終えても甘さが後々まで口中に残る状態。しっかりとした果実味があり、甘い系のワインが好きな方にはよいかもしれません。(mapはGooglemapより引用しマーキング)
<ディ・ヴァン>
「コート・デュ・ローヌ・ラ・ルヴィエール」2009 826 

841

2015/3/4
■スマロッカ「カバ・ブジョニス・ブリュット」NV
ちょっと泡物が飲みたくなって仕事帰りに購入したのがこれ。スペイン、カタルーニャ州ペネデスのカバ。パレリャーダ48%、チャレッロ29%、マカベオ23%。価格は低いので期待を持ちにくいですが、喉の渇きが癒されればOKという低いテンションで抜栓。スタートはちょっと甘めの口当たり。泡は粗めでミネラルの感じも緩い。しかし嫌味がなく、淡いリンゴの風味を感じながら気軽に飲めるスタイルになっています。丁寧な造りを売りにしているワイナリーのようで、その思いは伝わってきます。チキン・カチャトーラで合わせました。
<スマロッカHP> http://www.sumarroca.es/ スペイン語は分かりにくいけど映像で雰囲気は分かります。

840

2015/2/28
■タバリ「レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン」2013
夕食時ではなくテレビを見ながらゆっくりと楽しんだのは安いチリワイン。マイポヴァレーのカベルネ。ラベルには古代の岩石線画(右)がデザインされています。ダメもとで抜栓。濃い色合い。口にするとカベルネなのに酸が前面に出ていてびっくり。20分で酸は落ち着きますが、同時に何だか平凡な感じに変化。残念だなと思いつつ飲み進めると、その後、完熟した黒果実の味わいや香りが出てきて、少し見直しました。ビーニャ・タバリは2003年8月に設立されたワイナリー。太平洋から近い距離にあるようです。
<マイポのワイン>
ヴィーニャ・カルメン「グラン・レゼルバ・カベルネ・ソーヴィニオン・マイポ・アルト」2011 813

839

2015/2/25
■メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ「コトー・ブルギニョン・キュベ・テロワール」2013
コトー・ブルギニョンは、フランスのINAOが新しく認定したアペラシオン。2011年ヴィンテージから適用されています。北はシャブリから南はボジョレーまでの広い範囲を含み、しかも単一品種が売りのブルゴーニュとは違い複数品種のブレンドもOKで、その比率も自由ということでとても曖昧な設定になっています。売り手には有利かもしれませんが、飲み手にはテロワールも品種の理解も難しくなります。さてこのワイン、色合いはよし。軽い酸が前面に出ています。薄い味わいですがクリアな味わいです。20分ほどで少し深みが出ますがやはり軽い。最近のブルゴーニュの高騰からすれば、低価格で飲めるのはうれしいやら、悲しいやらという複雑な感じです。
<メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールVV」2012 832  2008 577
<ドメーヌ・ベレーヌ><ニコラ・ポテル><ポテル・アヴィロン>については835 832

838

2015/2/24
■ショーヴネ・ショパン「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2012
昨年秋は2011にトライ。好ましくない状態でしたが、懲りずに2012に期待を込めてトライ。これで残念な結果だったら諦めが着くかなという瀬戸際のトライです。液体は透明度が高くきれいな色合い。最初から酸が効いています。香りは弱めですが酸味のある小さな花の香り。20分が経っても表情を変えない頑なさがあり。以後、ピークは迎えませんでしたが、1時間で少し高まりが見られました。やはりフレッシュさを楽しむ早飲みワインのようですね。何とか今後に期待を残す結果となりました。
<ショーヴネ・ショパン>
「ブルゴーニュ ピノ・ノワール」2011 793  2010 514  2007 273
「ブルゴーニュ・シャルドネ」2008 713 
「シャンボール・ミュジニー」2005 151

837

2015/2/23
■ラ・ジブリオット 「ブルゴーニュ・ルージュ」2012
ラ・ジブリオットは、クロード・デュガデュガの息子ベルトランと娘のレティシアが運営しているネゴシアン。以前飲んだものはどれも美味しい印象だったので、2012年のACブルにトライ。抜栓時から樽の香りが香ばしく漂い、飲みたい気持ちをそそります。酸は切れがありすっきり感が十分。しかし20分もすると酸は刺激的になり、焦げた樽香が強く出てきました。何だかジョルジュ・リニエ風?という感じで終了。少々荒い造りの気配が感じられました。スパイスたっぷりで焼き上げた牛肉。ワインよりもビールに合うかも?です。
<ラ・ジブリオット>
「ジュヴレ・シャンベルタン」2010 672 
<クロード・デュガ>
「ブルゴーニュ・ルージュ」2008 414 381

836

2015/2/14
■キーウィ・ウォーク「マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン」2011
ニュージーランドのワイン。全く情報なしで某店で購入。牡蠣に合えば御の字で開けてみました。口当たりはピリッとしますが、すぐに緩やかになり口中に消えていきます。ピリピリ感がずっと残り、展開など一切なし。ちょっと甘めな印象が残りますが、安定した酒質。微妙にフルーティで、香りもシトラス系。価格は安いので全く文句はありません。むしろこれが居酒屋で出されても文句は言えないでしょう。牡蠣のバターソテーの他、鶏手羽元のソテーでは、いつになくニンニクを効かしましたが結構いけました。ニンニクさん有り難う!
<上志比にんにく>永平寺町観光ガイド

835

2015/2/13
■ニコラ・ポテル「ブルゴーニュ・ピノノワール」2010
安く売りに出ていたのでデイリー用に3本購入。期待は薄めですが、がっかりということもないはず。明るい色合い。抜栓時は濁り感があるものの10分もすると透明感が高まり、酸も出てきました。若い酸でインパクトは弱いですが、チャーミングという点で楽しめました。ニコラ・ポテル名のニコラ・ポテル作ではないワイン。コタン・フレール社に渡った後、アンリ・メール社に買収されたとのこと。尚ニコラ・ポテルは2009年からはメゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌとして生産しています。指導的生産者の有無、会社の買収などが影響しているのか、生産者の姿と熱意が感じられにくいワインになってしまいました。
<ニコラ・ポテル>
「サントネイ・ルージュ」2010 534 788
「サヴィニ・レ・ボーヌ」2008  505
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2010 476  451
「シャンボール・ミュジニー・1er・オ・ゼシャンジュ」2005 170
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2005
 130
<メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ><ドメーヌ・ベレーヌ><ポテル・アヴィロン>
については832のリンクからどうぞ。
買収の話題はここで→世界の最新ワインニュースと試飲レポート

834

2015/2/10
■ジェイコブス・クリーク 「リザーブ・ ピノ・ ノワール・アデレードヒルズ」2013
南オーストラリア州アデレードヒルズのワイン。冷涼な気候が予想されます。酸は弱くやや水っぽい印象からのスタート。価格は安いので味わいは諦めていましたが、諦めず少し期待を持って飲み進めました。渋さはよく感じられますが厚みはなかなか現れず。液体の温度が上がってきても冷たい印象が続き、そっぽを向かれているような感じになりました。1時間でスパイスも感じられるようになり終了となりました。あまり期待せずに気軽にピノを楽しむならまあまあでしょうか。(mapはGooglemapより引用しマーキング)

833

2015/2/8
■ベルトラン・アンブロワーズ「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」2011
透明感があるきれいな色合い。スタートは香りが弱い状態。味わいの濃さが出てくるのはゆっくりのペース。サクランボを思わせる果実味があり美味しい酸。15分程で味わいが高まり、厚みも程よく感じられ、調和がとれてきて美味しい。しかし最終的にはやや冷たい印象で終了。もう少し頑張ってもらえると嬉しいという感じでした。鶏手羽元のソテーでは、珍しく市販のスパイスソースを試してみました。塩加減が全然分からなかったのですが、何とか美味しく焼けました。市販のスパイスを使うときは気が張ります。
<ベルトラン・アンブロワーズ>
「ニュイ・サン・ジョルジュ」2010 718
「ムルソー1er・ポリュゾ」2003 250

832

2015/2/7
■メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワールVV」2012
ニコラ・ポテルの「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」のネゴシアン部門となる「メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ」のワイン。ニコラ・ポテルがこのドメーヌを立ち上げる前から関わってきた栽培農家からの葡萄の提供ということで歴史があり、このワインも古樹であり50年以上のものとなっています。香りは弱め。酸は効いていて、酒質も安定感あり。苦味成分があるのが少し気になるので、この点で好みは分かれるかもしれません。鶏肉を照り焼きに。合わせだれを絡めて焼き、水気もとばしてこってりとした味付けにします。
<メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ>
「ブルゴーニュ ピノ・ノワール VV」2008 577 
<ドメーヌ・ベレーヌ>
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール・VV・メゾン・デュー」2009 530
<ニコラ・ポテル>
「サントネイ・ルージュ」2010 534 788
「サヴィニ・レ・ボーヌ」2008  505
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2010 476  451
「シャンボール・ミュジニー・1er・オ・ゼシャンジュ」2005 170
「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2005
 130
<ポテル・アヴィロン>
「マコン・ヴィラージュ・VV」2010  554 
「フルーリー」2010 546

831

2015/2/2
■ドニ・モルテ「ブルゴーニュ・ルージュ キュヴェ・ド・ノーブル・スーシュ」2012
2006年にドニ・モルテが亡くなり、ドメーヌを引き継いだアルノーのそろそろ円熟の作品と思われるACブル。本拠地はジュヴレ・シャンベルタンですが、これはディジョンの近くの畑のもののようです。標高が高く葡萄の旨味が凝縮すると想像され、美味しいことを当然予想して抜栓。深みのある色合い。口中に広がる酸はすっきりで雑味がなくクリアですが、冷たい印象ではなく優しいふんわりとした印象で心が安らぎます。価格相応の美味しさがあります。デザートに苺の形のムースを。結構美味しい。街のお菓子やさんも競争が激しいため、いろいろ工夫しています。ドニ・モルテは「ジュヴレ・シャンベルタン・メ・サンク・テロワール2005」が休眠中。

830

2015/1/30
■ドニ・ベルトー「ブルゴーニュ・ルージュ レ・プリエール」2011
これまで幾度も見掛けてきたものの、なかなか手が出せなかったヴァンサン・エ・ドニ・ベルトーのワイン。ドニ・ベルトーはフィサンを本拠地とするドメーヌ。ブルゴーニュの北端ということもあり、ACブルでありながらもジュヴレのような骨格のしっかりした味わいを期待して抜栓。美しい色調。香りがよい。酸は好きなタイプの落ち着きのある酸で赤い果実のイメージ。鼻に抜けるときの香りのよさが際立っています。展開はほとんどなく単調ですが、しっかりとした造りで安心して楽しめるのはなかなか優れものだと思えます。鶏肉、エリンギなどのほか、冷蔵庫の残り物をまとめて、トマト風味のメニューに仕立てました。

829

2015/1/28
■フォション「カベルネ・ソーヴィニヨン」
シャブリを飲んでもまだ物足りない。そこで追加で開けたのがこれ。チェーン店の酒屋で仕入れたペイドックのワインでノンビンテージ。生産者はフォション。キャップはスクリューキャップ。飲めればいいかという気軽な気持ちに沿うかのように、軽く回すだけで開けてしまえました。カベルネ・ソーヴィニヨンですがクリアな味わいです。重い印象が全くなく、気軽に飲めるのがよい感じです。詳しいことは全く分かりませんが、フランスでは日常的に飲まれているようですね。大切なチーズも出番となり、もうなくなってしまいました。また購入しないといけません。楽しみ方次第でワインの選択の範囲も広がります。

828

2015/1/28
■ラ・シャブリジェンヌ「シャブリ・ラ・ピエレレ」2012
前回は古酒で失敗したので、今回は手堅くシャブリにしました。ラ・シャブリジェンヌは初めてですが、ちょっと期待。シャブリらしいミネラル感があり、前回との比較のことも併せて評価は微妙に高くなってしまいます。香りもよく楽しめました。ラ・シャブリジェンヌはシャブリ全体の1/4という最大生産量を誇っているようで、質を落としてはシャブリ全体の名誉にも関わることになるでしょう。厚切り豚肉を味噌漬けにしたものを焼きました。できるだけ柔らかく焼き上げるのが決め手です。

827

2015/1/26
■パトリック・クレルジェ「サン・トーバン・1er・レ・フリオンヌ・ブラン」1989
ドメーヌ・クレルジェは現在は廃業しており、残ったワインはパトリック・クレルジェによって保管、リリースされているようです。相当な古酒ですが価格は普通なので、かなり心配.。結果はやはりだめでした。色はまるでビール色の濃い色合い。香りは余りなく、口にすると酸のみが感じられる。やばすぎる!と思いながらも少し様子を見ることに。20分もすると、状況は悪化。干草というより雨に濡れた干草の匂いに変わり、汗臭さが増しました。酸は刺激的で、もう困った液体状態に。残念ながら楽しめませんでした。残りは栓をして数日様子を見ますがブショネでしょう。古酒は当たり外れが大きいですね。冷凍しておいた「ガリビエ」のウインナーをボイル。ワインはだめでしたがこれは美味しい。

826

2015/1/24
■ディ・ヴァン「コート・デュ・ローヌ・ラ・ルヴィエール」2009
ブルゴーニュが飲みたい、だけど最近益々価格は上昇中。ACブルでも美味しそうなものは4千円は超え、中には6千円を超えるものも。こうなると触手は他の地域へ。今日もローヌにトライです。ローヌの生産者のことはあまり分からないまま抜栓。何と先ずは樽の香りのよさに驚かされました。少し甘めの味わいで、緩い展開かと思われましたが、その心配はすぐに失せ、酸がかなり効いてきました。同時にクリアさも十分あり、スパイシーさも持続というよい展開でした。またまた琵琶マスを頂いたのでムニエルに。身はソフトに、皮目はパリパリに焼きます。

825

2015/1/20
■シャトー・モーカイユ「ボルドー・ド・モーカイユ」2010
ボルドー・シュペリュールAOC。シャトー・モーカイユはメドック・ムーリ村のシャトーですが、このワインはガロンヌ河沿いの畑のもののようです。期待はそこそこというレベルでの抜栓。色はきれいで透明感あり。意外に酸がよく効いていてびっくり。タンニンも洗練されていて美味しい。しつこくない洗練された果実味、酸とタンニンのバランスのよさなどは、ボルドー・シュペリュールクラスとしては秀逸だろうと思わせてくれました。セパージュはカべルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー43%、カベルネ・フラン12%。ナスが食べたくて買ったものの冷蔵庫で眠っていたため、今日はトマトソースベースで、肉も入れてチーズを乗せて焼きました。冬に味わうナスがとても嬉しい。

824

2015/1/18
■シャプティエ「ラストー・コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ」2009
今日はシャプティエのワイン。ボトルには点字が打ってあります。エルミタージュの畑の所有者モーリス・モニエ・ド・ラ・シズランヌが点字の短縮版を発明したことから、シャプティエ社は敬意を表してボトルのエチケット(ラベル)に点字を導入したそうです。確かに視覚障害者にとってボトルのエチケットは分からないものでしょうが、逆にワインの味わいへの思いは深いものでしょう。抜栓直後は甘い印象が漂いましたが、すぐにスパイシーな香りと味わいに変身しました。舌をくすぐるスパイシー感が結構ポイントをゲット。酸も悪くない。赤い果実の風味と味わいがあります。ローヌのグルナッシュのワインも選択肢にそろそろ入りそうです。

823

2015/1/17
■カンティーナ・ベリーニ「ドン・アンジェロ・キャンティ」2012
近所の酒屋で見かけたイタリア・トスカーナのワイン。安い価格ですがサンジョヴェーゼを飲みたくなって購入。ほとんど期待しなかったため、夕食ではなく、夜遅くチーズをつまみに一杯やるという設定にしました。液体はしっかり透明。程よい酸とタンニンであり軽いけれど調和が取れていました。特徴はフレッシュな酸に支えられたクリアな味わいと言えるでしょう。展開はなく淡々とした表情ですが、チーズとの相性もよく、結構楽しめました。セパージュはサンジョヴェーゼ85%、メルロー5%、カべルネ・ソーヴィニヨン5%、カナイオーロ5%で、メルローやカべルネとうまくブレンドされています。

822

2015/1/15
■ロブレ・モノ・ペール・エ・フィス「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2010
ヴォルネィ村を本拠地とするビオディナミ実践者のロブレ・モノのACブル。ロブレ・モノはポマール・オーセイデュレスにも畑があるようです。価格が安く、ボトルは軽めの薄い造りのため半信半疑の抜栓となりました。薄めの色合い。微炭酸のピリピリ感がかなり気になるものの、酸はチャーミングで花の蜜の様。40分で落ちていきますがそこそこ楽しめました。厚みや奥行きはないので、チャーミングな酸を楽しむという限定ならよいワインかもしれません。畑のキャベツはもう限界か?割れそうです。ロールキャベツにして一気に消費です。

821

2015/1/12
■ヴィーニャ・エラスリス「アコンカグア・コースタ・シングル・ヴィンヤード・ソーヴィニヨン・ブラン」2012
エラスリスのシャルドネ、ピノと飲んできて、今度はソーヴィニヨン・ブラン。淡いグリーンイエローで口当たりは軽い印象。優しい味わいで酸は液体に溶け込んでいます。青い若草の香りとともに飲み進めるとボトルは空に。このワインはまるでビールのように、ガンガン飲み進めて行くのがよいのかもしれない。ただ、価格はそれ相応なので、できればもう少し安くなって欲しいと思えます。白に合わせて牡蠣の洋風鍋を用意。牡蠣の出汁が良く出てとても美味しい。
<ヴィーニャ・エラスリス>
「アコンカグア・コースタ・ワイルド・ファーメント・ピノ・ノワール」2011 817
「アコンカグア・コースタ・ワイルド・ファーメント・シャルドネ」2011 811

820

2015/1/10
■デルタ・ヴィンヤード「デルタ・ピノ・ノワール」2010
ニュージーランドのマールボロ地域のピノ。余り期待せずスクリューキャップを開けましたが、「あれ?なかなかいいのでは?」という印象からのスタート。酸の味わいはとてもよく美味しい酸。しかし酸は弱くピークも低い。価格からすれば相応以上のようにも思えるので、あまり期待しなければ楽しめます。Winart64(p37)でピノ種の特集あり。ピノ種の栽培面積比較で、ニュージーランドではソーヴィニヨン・ブランに次いで2位という位置なのに、肝心のフランスでは僅か3.6%という事実に驚愕でした。ピノ好きにとっては辛い現実ですね。ポトフの野菜(じゃがいも、キャベツ、人参、蕪)はすべて畑で収穫したもの。ウインナーは例のガリビエ。肉本来の味を生かした自然な味わいが感動ものです。

819

2015/1/7
■ミッシェル・グロ「オート・コート・ド・ニュイ」2012
苦味成分が多いやや渋めの味わいからのスタート。酸も刺激的。20分で落ち着いてきて渋みも溶け込んできました。なるほどそういう展開かと期待しながら飲み続けると徐々に平板化して期待薄。ピークは低く、冷たい印象が付きまとう感じに。この2012は良くない印象で終了しました。ミッシェル・グロにしては珍しいことです。
<ミッシェル・グロ>
「ブルゴーニュ・ルージュ」2006  754 
「オート・コート・ド・ニュイ」 2011 735 2009 465  2006 276 2005 274 2004 210
「モレサンドニ・アン・ラ・リュード・ヴェルジ」2007 339
「ヴォーヌ・ロマネ・1er・クロ・デ・レア」2007 313
「ヴォーヌ・ロマネ」2006  194
「オート・コー ト・ド・ニュイ・ブラン」2002 

818

2015/1/4
■アンリ・グージュ「ブルゴーニュ・ピノ・ノワール」2011
今日は足を伸ばして金沢へ。市内の某ワイン店で見掛けたアンリ・グージュ。最近飲んでなく、久しぶりに飲みたいという思いに駆られて購入。畑がニュイ・サン・ジョルジュのみの生産者ということでACブルの格も上がります。薄めの色合い。香りも酸もとても良い。果実味が口の中で広がり、ゆったりとした気持ちにさせてくれます。30分でクリアさが増し、ピークはそこそこですが調和の取れた味わいが持続。やはり今後も期待してしまう生産者です。大和デパートのドンクへ昆布ナンを買いに行きましたがなく、代わりに胡桃ナンを購入。これはこれで美味しい。
<アンリ・グージュ>
「ニュイ・サン・ジョルジュ・1er・レ・プリュリエ」2007 366
ニュイ・サン・ジョルジュ」2007 323 2009 428
「ブルゴーニュ・ルージュ」2007 289 2009 419 443

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2015/1/3
■ヴィーニャ・エラスリス「アコンカグア・コースタ・ワイルド・ファーメント・ピノ・ノワール」2011
新年2本目はエラスリスのピノ。エラスリスのシャルドネがとても良かったので、今度はピノにトライ。チリのピノってどうなの?という思いで抜栓。透明度が高いきれいな色を見ると期待度はアップ。味わいは酸味が前面に出ていますが、とてもすっきりな酸で美味しい。何といっても雑味がないのが嬉しい。ライトな味わいですが値段の割に結構美味しく楽しめリピ買い対象となりました。シャルキュトリー「ガリビエ」のスモークチキンを添えました。賞味期限ぎりぎりですが相変わらず美味しい。まだまだ取り掛かれそうにありませんが、燻製作りはやってみたいことの一つですね。
<ヴィーニャ・エラスリス>
「アコンカグア・コースタ・ワイルド・ファーメント・シャルドネ」2011 811


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2015/1/1
■ドラピエ「カルト・ドール・ブリュットNV」
新年の祝杯はシャンパンで。年越しの瞬間はやはりNHKに選局。除夜の鐘はいいものです。今年はドラピエのカルト・ドールをチョイス。セパージュはピノ・ノワール90%、シャルドネ7%、 ピノ・ムニエ3%で、ほぼピノ・ノワールのブランド・ノワール。個性的な強い味わいを期待して抜栓。泡は強い。味わいは期待と反して穏やかなバニラ風味で落ち着いた印象。飲んだ直後の印象はフローラルな感じでまとまっていますが、飲み終えて時間が経てばナッツの印象が蘇ってきて、結構しっかりと造られているのだなあと感じます。今年もたくさん良いワインとの出会いがありますように!








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